駄目飼い主と、我が家の誇るべき12羽のオカメインコの日常を、飼育情報も交えながらご紹介します。

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2007/05/08
雛の成長と手乗り
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たまたま入ってきた質問があり、昨年秋の巣引き日記を少し読み返しました。

 

 

あの頃は日々様々な事があり、新たな発見が毎日のように起こり、色々な事に悩み、沢山の感動を受けました。

読み返してみると、つい最近の事なのに忘れていた事も多々有りました。

 

 

 

オカメインコの雛は通常生後2〜3週間で巣箱から出されます。

手乗りに育てるには生後3週間くらいが限界と言われています。

多くの場合は14日〜18日程度で巣箱から出されます。

 

ソレは「生後3週くらいで店頭に並べる」為です。

 

 

この日数は重要な意味があります。

 

 

生後3週くらいだとまだ筆毛が少し残っており、誰が見ても「雛」と認識出来ます。

一般の人達から見て、一番「可愛い・欲しい」と思わせる時期です。

まだ初飛行しておらず、だから飛んで逃げられる事が無い為懐かせやすい時期です。

1日の挿餌の回数も、人間にとっては重労働過ぎる時期を過ぎ、昼間家にいる人なら楽しみながら行える回数にまで減ってきています。

体重も多くの場合70〜100gまで増え、弱弱しい危険な時期を脱出しつつある時期にさしかかります。

始めての人でも何とか飼育可能な所まで育っています。

 

 

この時期に店頭に並べるため、巣箱から出すのは生後2週〜18日くらいとなります。

 

 

アマチュアブリーダーと呼ばれる一般の方達の場合、直接里親さんに託すため、やはり生後3週間くらいを「お迎え時期」とするケースが多く、その数日前に巣箱から出して挿餌に馴らして引渡しとなる事が多いようです。

また一人餌になってからの引渡しでも、少しでも懐いている状態で引き渡したいと思うのが通常ですから、懐かせやすい時期から挿餌を開始する事になります。

 

 

 

雛は人間の手で挿餌をしなければ荒鳥になってしまいます。

人間を怖がるようになってしまい、そこから手乗りの訓練をするのには大きな努力長い時間を必要としてしまいます。

 

ですが人間が挿餌で育てれば自然と手乗りとして育ちますから、手乗りにするためには「生後3週間くらいまでに巣箱から出す」と言われているのです。

 

 

 

一般的に雛が完全一人餌になるのは生後8〜12週と言われており、ならばもう少し遅くても大丈夫ではないかと思われがちですが、やはりそこにも意味があります。

 

 

生後4週になってしまうと、早い子は飛びます。

この頃になると「餌を食べる」事よりも遊びに夢中になってしまい、それ以前にお迎えしている子でも「なかなか餌を食べてくれなくなった」という事が多々あります。

 

ましてや挿餌に馴れていない子だと、その時期に挿餌を始める事は困難な状況になってしまいます。

ですから「飛ぶ前に少しでも人間に馴れてもらっておく」必要があるのです。

 

 

 

始めて巣箱から出した時、やはり雛は挿餌を上手く食べられません。

スプーンに慣れて貰うのには少し時間が掛かります。

人間が挿餌に慣れていなければ尚更挿餌は難しいです。

 

又生後2週くらいになるとオカメインコの自我が芽生え始め、巣箱を覗いたりすると威嚇するようになります。

ソレは日齢を重ねる毎に強くなっていきます。

そんな事情から「生後2〜3週で出す」と言われています。

 

 

 

では何故それ以前では駄目かと言えば、決して駄目な訳ではありません。

ただ人間にも色々不都合が多い事が理由です。

 

生後2週前の雛はまだ弱弱しくて、人間が育てるのは大変なのです。

 

巣箱の中なら親鳥が保温してくれます。

巣箱の中なら、まだ給仕が1日何度も必要だけれど親鳥が全てやってくれます。

(ちなみに生後2週くらいだと、挿餌は1日5〜6回と言われており、単純計算で4〜5時間おきに与える計算になります)

そして親鳥からの給仕期間が長いほど沢山の免疫を受け取る事が出来るため病気のリスクが軽減出来ます。

 

生後10日くらいだと、まだ雛は綿綿していて、体重も20〜45g程度しかない本当に小さな身体です。

嘴も小さいので挿餌もしにくいですし、そのうも小さいので満腹にさせても2〜5g程度しか食べられません。

パウダーフードも、その時期ではごく薄い物を与える事になりますからすぐに消化してしまい、挿餌の回数は半端ではありません。

雛は深夜でも給仕を求めます。

 

 

 

ある程度慣れた人なら安全だろうと思われるのが生後2週間くらいという事なのです。

この時期の体重なら45〜80g程度まで増えており、足もシッカリしてきます。

そのうも大きくなってきているので一度に沢山の餌を食べさせることが出来るようになり、挿餌の回数が減ってくるのです。

 

人間が何日間も、1〜2時間おきに挿餌を与え続ける・・・しかも昼夜問わず・・・と言うのは、かなり厳しいと思います。

 

 

 

 

これ等の事情から、雛は生後2〜3週で巣箱から出して手乗りにすると言われています。

 

 

 

オカメインコの完全一人餌は生後8〜12週と言われていますが、親鳥が育てた場合にはもう少し早いだろうと思います。

 

親鳥は生後2週を過ぎる頃には、給仕が重労働になります。

それまでは少ない量の給仕で済んでいたのに、その頃になると雛の要求量は半端ではなくなります。

 

成鳥が1日に食べる量は約10g (体重の1割程度) と言われています。

ですが雛は一度にソレくらいの量が入ってしまいます。

そういう雛が複数巣箱にいたら、親鳥は1日中食べては運び・・・を繰り返す事になります。

それでも全員の雛の空腹を満足させる事は出来ないでしょう。

ですから、雛は自分で飛べるようになると自分から餌を食べるようになります。

なので昨年秋に孵った雛達は、とても早くから勝手に自分で食べるようになりました。

 

 

挿餌を貰い・親鳥からも給仕してもらい・親鳥が食べている餌箱に自分も入ってシードをついばみというのは、既に「当たり前の光景」になりました・・・

 

 

 

オカメインコは甘えん坊なので一人餌切り替えが難しいと言われます。

そしてソレは本当です。

雛達は自分が食べられるようになっても親鳥を追いかけて給仕を迫っていました。

 

「もう完全に自分で食べられるでしょう」と言う時期になっても親鳥を追いかけてねだっていました。

当然挿餌もねだっていました。

そして親鳥も給仕をしていました。

 

 

だけど親鳥たちは「加減」が出来るのです。

そして親鳥から貰える餌は、一度にせいぜい1g程度ですから殆ど空腹が満たされません。

雛達は挿餌を満足するまで食べていましたが、挿餌を食べた後でも親鳥を追いかけて給仕をねだっていました。

 

これは「お腹空いた」からねだっているのではなく、単純にただ「親鳥に甘えているだけなのだ」と強く感じました。

 

 

 

そうです、本当にオカメインコは甘えん坊なのです。

そして親鳥は本能でその加減を調整できるのですが、人間にはその調整が難しいのです。

「死んでしまったら困る」という恐怖心も手伝って挿餌を途中で切り上げたり・減らしたり・切ったりする決心がつけにくいのです。

 

でもこれも個体差があり、スパッと自分から切ってしまう子もいるんですけどね。

 

 

そのうが空になってから次の挿餌をしないと「そのう炎」になるって良く言われるでしょう

でも親鳥は継ぎ足しで与えますが平気です。

これにも理由があります。

 

 

人間は「人間の都合」で1日の挿餌回数を減らすため、一度に満腹になるまで与えます。

消化時間が掛かるので、次の挿餌までの時間を引き延ばす事が出来ます。

又、ねだる雛が可愛くて、そして欲しがるだけ与えないと可哀想で「求めるだけ与えてあげたい」と思うのも人情です。

 

そして体重が多ければ多いほど「病気の時の生存率が高められる」という事から、少しでも大きくなるよう「沢山食べさせたい」と思うのも人情です。

 

 

でも親鳥は一度に1g程度しか与えられません。

1gの餌を親鳥が食べるのには10〜15分程も掛かるんですよ。

ペレットでも5分位は掛かります。

ソレに親鳥のそのうは大きくないので、大量に溜め込むのも難しいのです。

頑張って3〜5gの餌を何十分もかけて食べ、ソレを雛達に分け与えるのですから、雛の数が多ければ1g貰えれは良い方と言う事になります。

親鳥一羽で、1日に何十グラム(ヒマワリの種だけでも50粒以上)も食べるのに、親鳥の体重は減って行くほどです。

 

 

一度に貰える量が少ない事と、親鳥からの給仕の餌は「親鳥の消化酵素が含まれている」という理由から、親鳥は継ぎ足し給仕で与えてもそのう炎にはならず、でも人間は一度に沢山の餌を与えてしまうため消化するのに時間が掛かり固まりやすくなってしまうと言う事が理由だと思います。

 

 

 

 

オカメインコをお迎えしたら、飼い主さんは幾つかの苦労をする事になります。

まず最初は「環境変化」「挿餌に慣れていない」事「餌を食べてくれない」という事が多々あるようです。

そして環境変化や食事量の低下から体力を落とし病気が発症する・・・・・或いはお迎えした時に既に病気が発症しているケースがとても多いです。

お迎え後数日で飛び始めると、遊びに夢中でなかなか食べてくれなくなります。

飛ぶために体重を軽くする必要もあるため食べなくなるという理由も有ります。

この為この時期には体重の1割程度 (10〜15g) 体重が落ちると言われており、元々体重の少ない子だと尚更心配でたまらなくなります。

そして最初は飛ぶのが下手なので、アチラコチラに激突・墜落しますから、それらにも注意しなければならなくなります。

 

 

この時期飛ぶのが楽しくて仕方なく、ケージに戻そうと思っても逃げて逃げて逃げまくるという日々も訪れます。

 

 

それらがやっと一段落する頃、今度は「一人餌切り替え」に悩む事になります。

 

 

 

 

でもそれらは全て「過ぎてしまえば良い思い出」となってくれる事でしょう。

 

 

 

 

 

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2007/04/28
オカメインコの足
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先日オカメインコの足について少し書いたんですが、友人がセキセイインコの足の写真を貸してくれました。

 

 

 

コレを見て「本当にセキセイインコとオカメインコは随分違うんだな」と改めて思いました。

 

 

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どうでしょう

 

 

 

セキセイインコは「細い所に止まる」のに、シッカリ握り締めているのが分かりますよね。

でもオカメインコは、勿論握ってはいますが指先は握り締められること無く止まり木から離れていたりして、力を込めて握っているという感じではありません。

 

 

足の大きさと比較して「同じ位の太さ」に感じられますが、セキセイインコが止まっているのは直径3ミリほどの細い棒だそうです。

対してオカメインコが止まっているのは直系6ミリの棒です。

 

 

 

セキセイインコは、自分から好んでココに止まろうとはしないようなんですが、我が家の写真の止まり木は、私の頭上にある物干しで、太い部分と細い部分があるのですが (太い部分は直径23ミリ) わざわざ好んでこの細い所に止まる事も多いんです。

この上で寝ている事も・・・

 

 

やはりオカメインコは「自分のバランス感覚で止まっている」のが正しそうな気がします。

 

 

 

セキセイインコの写真を見て、一番最初は「スゴイ本当に握り締めている。こぶしが出来ている」って驚きました。

ソレと共に「何か違和感」を感じたんです。

 

 

そしてその違和感の理由が分かりました。

 

 

 

オカメインコは「握りこぶしが見えない」んですよね。

 

 

セキセイインコの足の写真では、こぶしがほぼ真上を向いていますが、オカメインコの場合もっと重心が後ろにあるので「握りこぶしは身体の方側を向いている」状態で見えないんです。

 

 

私が感じた違和感は「普段殆ど見る事のない足のこぶし」がしっかり見える状態だったから・・・・・だったんですね。

 

 

 

セキセイインコはオカメインコより重心を前にとっているのでしょう。

 

 

 

オカメインコが「随分重心を後ろにとっているなぁ」と言うのはずっと感じていたんです。

 

だって私の身体に止まっているとき、下手すればお尻を着いているんじゃないかと思う事さえあるからです。

 

それ手の上で座ってんじゃないのって思うことが・・・

 

オカメインコは必ず後ろに滑り落ちるでしょう

 

だって重心を後ろにとっているばかりではなく、ただ乗っているだけだから、ちょっと動いただけでズリッと後ろに滑り落ちることが良く有るんです。

 

 

今迄は「私の存在に安心してくれているから、寝ていてもシッカリ掴まずに乗っているだけなんだ」と思っていましたが、どうやら【そういう習性】のようですね。

 

 

 

 

 

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2007/04/26
オカメインコの地理能力
070426トップ.jpg

 

 

 

今日は"きらり"がベランダデビューしました。

 

 

・・・と言っても、自分で出て来たのです。

ビックリしました。

 

 

 

どうやら私、この子からの信頼が厚そうです。

だって始めてなのに・・・

しかも私が連れて出たのではなく自分から私の元に飛んできたのに・・・始めて見る世界なのに、パニック起こさず私の肩にシッカリ止まっている事が出来たのですから。

 

 

 

 

 

ベランダは先住の子達皆大好きです。

自然の風を浴びて、高い所から外を見渡せるのが楽しいのだろうと思います。

 

でも外に近いだけあって、やはり怖がります。

先住の子達も最初にベランダに出た時にはパニックを起こして、私の手の届かない天井付近の網に止まってしまいました。

 

 

暫く興奮状態が続き、怖がって降りてこれず、仕方なく脚立でお迎えに言った事も何度も有ります。

 

 

 

でも少しずつ慣れて来ると、やはりベランダはオカメズにとって心地よい場所のようです。

 

とはいえ、やはり怖いらしく私が居なければベランダにいられません。

ベランダから部屋に戻るのを拒むものの (私の手に乗ろうとしない) 私が部屋に入るそぶりを見せると慌てて飛んできます。

 

 

だからベランダの窓が開けてあっても、私が出て行かなければベランダに出て行きません。

 

 

 

先住の子達は、既にベランダの止まり木の位置関係や「私の座っている場所」を覚えているので、私がベランダに出て行くとついて来て、ベランダに出る前には「目標地点が見えない」状態にも拘らず、確実に目標地点に飛んで来て着地出来ます。

 

 

 

こういう能力すごいなぁと思います。

夜暗い時でも、ある程度部屋の中の位置関係を覚えているので、目が見えなくても「着地の目標地点」に着地する事が出来るんですよね。

そしてソコから動かずに待っている事が出来ます。

 

ですがオカメパニックの時は別です。

 

やみくもに飛び回り・激突し・慌てて飛び立ち・激突し・・・を繰り返してしまいます。

 

 

 

住み慣れているはずのケージの中でさえ・・・そして明るい昼間でさえ、まるでピンボールのボールのようにアチラコチラに激突しながら暴れまわってしまいます。

 

 

 

 

この時、おそらく天地・左右の感覚さえ失ってしまっているように感じます。

 

 

 

迷子が増えてくるこの季節には、よそのHPやブログでも「迷子のお知らせ」が多く書き込まれ、そして時々「オカメインコの帰巣本能」について語られているのを見かけます。

 

その殆どは私の考えと同様に「自分から帰ってくるのは無理だろう」という事が書かれています。

 

 

 

 

全く「帰巣本能」が無いわけではないと思うのです。

 

ですが・・・

 

 

我が家の子達が始めてベランダに出た時、私の腕に乗せて出たにも拘らずパニックを起こして天井に張り付いてしまったように、家から飛び出してしまうことがまず「パニック状態」と言える上に、出てしまったらパニック状態は益々激しくなってしまうことと思われます。

 

 

そんな状態ですから、必死で飛んで逃げている間は「位置関係等を覚える」事は全く不可能だろうと思うのです。

 

 

 

今迄何度も通った事の有る場所ならば、落ち着けば場所を理解して帰る事も出来るでしょうが、パニック状態で遠くまで飛んでしまった子は、もはや「帰る手段は持ち合わせない」と考えた方が正しいと思います。

 

 

鳩等は「磁力」から方向を判断できる能力があるそうなのですが・・・

だから伝書鳩が戻ってくることが出来るそうなのですが・・・

 

 

もし仮にオカメインコにも同じ能力が備わっていたとしても、飼育されて育った子は「そういう能力の使い方」を学ぶチャンスも無く「広い世界のたった1点」しか知らないのです。

 

太陽の位置から時間を判断する事も、どちらの方面に向かえば良いのかも知らずに育っているのです。

 

 

 

人間にも帰巣本能があり、しかも知識や知恵がありますが、まっ暗闇の巨大迷路から脱出するのは困難ですし、地図も方位磁石もなしに森の中で迷子になってしまったら・・・経験者でも遭難する事は周知の事実です。

 

 

 

ですが、オーストラリアではかなり広い地域を飛びまわると言われいるオカメインコは、本来は素晴らしい「地理・場所の認識能力や方向感覚」を持っているものと思われます。

 

そしてその能力は、たぶん「位置関係を覚える能力」が優れているためではないかと思うのです。

そして「距離間隔」も相当素晴らしい能力を持っているように思います。

勿論磁力からの方向感覚も持ち合わせていると思われます。

 

 

 

 

 

良く考えてみれば当然かもしれませんね。

木の上に巣を作るらしいオカメインコは、沢山の木の中から「自分の巣」に帰る事が出来るのですから・・・

 

 

でもね、きっと野性のオカメインコも「始めての場所」に行く時は、とても慎重で臆病なんじゃないかなと思うんです、私。

 

 

 

 

そろそろ迷子が増える季節です。

お互いに気をつけましょうね。

 

 

 

 

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2007/04/05
バランス感覚がいいのね。
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昨日に引き続き「爪」の話しです。

 

 

どうやらオカメインコの爪・足は、小桜インコやセキセイインコとは違うらしいです。

 

オカメインコも勿論慣れれば縦網でも上手に移動しますが、やはり滑るんですよね。

昔はHOEIで、オカメインコ仕様の横網ケージが有ったそうなんですが、何故止めてしまったんでしょうね。

 

 

 

昨日「オカメインコは爪を立てずに乗っているだけ」って書いたので、今日はもっと良く観察してみました。

私の場合は「他の鳥種と比較できない」ので「コレが普通」って思い込んでしまっている部分が大きいんですよね。

 

 

 

以前から「止まり木に爪が当たらないのだから、止まり木で爪を削るには工夫が必要だよなぁ」と思っていた私。

 

細目の止まり木でも、太目の止まり木でも、齧り木コーンでも、止まっているときの爪は「全く当たらない」or「チョコッと触れているだけ」と感じていたんです。

 

 

で、写真撮るのがなかなか難しいんですが「止まっているときの爪」を撮影してみました。

何枚も撮ったのだけど、UPで撮るとボケるし、白い爪の子は周りの色と同化して分かり辛いし・・・

 

 

それでも何とか2枚。

 

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コレは丸い止まり木ではありませんが、やはり乗っているだけで「掴もうとしている」様子はありません。

 

(クリックして拡大して見てね)

 

 

 

070405爪2.jpg

 

コレも止まり木ではないのですが (PCのモニター) 特に"りゆ"の方は完全につま先が浮いています。

 

 

掴まろう・掴もうという意思は全く無いようで「ただ乗っているだけ」に見えます。

 

そうなんですよ・・・普段もこんな風なんです。

 

 

でも全然苦にしている様子はありません。

むしろくつろいでいるんですよね。

 

元々「揺れる木の枝」に止まっているのだから・・・と良く言われます。

そうなのよ、だから我が家の子達は細いロープの上で寝る事もあるんです。

(雛ピーズも出来ますよ)

 

 

 

これって、やはりコザクラやセキセイと比較して「特殊なのではと思った私です。

オカメインコは尾羽が相当長いですから、たぶんバランスを取りやすいのでしょう。

尾羽が短い鳥と比較して、おそらく格段の「バランス感覚を持っている」のではないかと思うんです。

 

 

 

だから止まり木も「掴んで止まる」とか「爪を引っ掛けて掴まる」とか「強く握る」必要がないのだろうと思います。

曲芸士のように、その上でバランス取っているだけなのではという結論に至った私。

しかも殆ど意識せずにそういう事が出来るのでは

 

 

 

 

雛ピーズがまだ飛び始めて少しの頃、私この日記で何度か「必死で爪を立てて止まるので、爪が食い込んで痛い」というような事を書きました。

 

実際肩に止まるときも。指に止まるときも、シッカリ爪を立てて「しがみついている」という感じだったんです。

だから指に爪の痕が付くほどでした。

 

 

でも今はもう普通に止まれます。

あの頃は、日々どんどん増える体重・時間を追って伸びる尾羽の長さで、どんどん変わる自分の体重や体形認識が追いつかずバランスが取り難かったのでしょう。

その上飛ぶのもまだ上手ではなかったので「必死に掴まっていた」のだろうと思います。

 

 

 

でもね、爪を立てる事もあります。

ソレは垂直な面に止まる時・滑り落ちる時・・・

 

 

むか〜し、"かりん"「掃除の時に私の足 (むこうずねの辺りや ふくらはぎの辺り) とか背中に張り付いていて掃除がしにくい」って、やはり日記に書きました。

この日記になる前の日記だったと思います。

 

 

立って歩く私の背中や足に張り付いて離れなかったんです。

肩は先住の子達に占領されているので、仕方なかったのでしょう。

カーテンよじ登る写真も何度も掲載しています。

本当に器用に登って行きます。

垂直に垂れ下がった紐やロープにも、飛んで行って止まる事が出来ます。

 

 

 

オカメインコは、セキセイインコや小桜インコと比較して翼も大きくて長いので、狭い場所への着地が苦手です。

両翼を開くと、ゆうに30センチくらい有りますから、ソレより狭い場所には着地出来ないんです。

 

我が家のケージの前面扉は、幅が25センチ有りますが「飛んで入る」事が出来ません。

だから扉近くの側面とか、開いた扉に着地して、ケージの網を伝って入って行きます。

 

直接肩に着地と言う事も殆どありません。

背中や腕・胸の辺りに着地して這い上がってきます。

 

 

 

オカメインコが「頭に着地」するのは「周りに障害物が無くて止まりやすいから」という理由が強いと思います。

 

 

 

だからたぶん野性のオカメインコも、狭い木の穴 (巣) に直接飛び込む着地は難しいのでしょう。

きっと木の幹や枝に止まって、穴まで歩いて移動するものと思われます。

 

だから垂直面をよじ登るのが得意になったのだろうと思いますし、そういう足の進化をしてきたのだろうと思います。

足だけではなく、先が細く長い嘴も「足と嘴でよじ登るため」進化したのかもしれません。

 

 

 

 

オカメインコの前指をよく観察すると、なかなか複雑な形をしています。

一旦凹むような感じで、そこからアーチを描き、そして爪の根元には肉球のようなものがあります。

 

 

セキセイとコザクラの足・爪と見比べてみたいなぁ。

 

 

 

 

 

 

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2006/07/29
オカメインコの体格差
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体重ってとても気になるものです。

一般的なオカメインコの体重は80〜110g位と言われていて、その差はナントセキセイインコ一羽分くらいの体重差が有ります。

 

一般的に80gを切ると良くないと言われ、70gを切ると危険と言われ、60gを切ったら覚悟して欲しい等と言われます。

 

 

逆に100gを越えたら肥満という説も有ったりします。

 

 

 

ですが、オカメインコの体格はソレゾレ違いますから、一般論に当てはめて「丁度良い・痩せすぎ・太りすぎ」とは言い切れません。

 

適正な体重であるかどうかは、経験を積んだ獣医に聞くか、素人判断では「胸の竜骨突起に触ってみる」という方法が有ります。

 

竜骨突起船底のような具合だと丁度良いと言われ、飛び出ているようだと痩せすぎと言われ、竜骨突起を感じられないようだと太りすぎと言われています。

でもコレって、触ってみても良く分からないんですよね。

太りすぎなら分かると思うんですが、丁度良いのか痩せ気味じゃないのかっていう判断が出来ず、体重が少ないんじゃないかと心配になってしまうのです。

 

 

幸いな事に、我が家では6羽を観察する事が出来るので、以前ほど体重が少ない子の心配をする事も無くなりました。

竜骨突起の部分も、6羽を触って比較出来ます。

 

 

何より、体格差は「見た目」で分かるんです。

 

もし他のオカメインコと比較する機会があったら、二羽以上を並べて後から見てみる・止まり木に止まらせてやや下から見てみると分かりやすいと思います。

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コレだけでも、頭の大きさ・肩幅の広さの違いが分かると思います。

この二羽の体重差は、約20gです。

体格の大きい子は、元々頭の横幅や肩幅が広いようです。

 

 

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この二羽の体重差も15〜20g位です。

やはり頭の大きさ・肩幅が違うのが分かるでしょうか

 

 

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こうして二羽並んでいると、頭から肩に掛けてのラインの違いが分かると思います。

"りゆ"ナデ肩"ぴんきぃ"イカリ肩で、頭の大きさと言うか厚みが違います。

 

 

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こうして正面からだと、太さの違いは殆ど分かりませんが、身長の違いが分かります。

 

この写真では"りゆ"の足の指の方が長く見えますが、実は"りゆ""ひかる"は、他の子達と比較して明らかに指の長さが短く、ソレは爪を切るときにヒシヒシと感じます。

 

 

短いから切りにくいのです。

 

 

体格の大きい子ほど、足の指の長さが長い傾向にあるようです。

 

 

我が家では一番足の指が長いのは"りぼん"です。

この子の平均体重は93〜98g位なのですが、本当はもう少し体重が有っても良いのかもしれません。

 

 

もし他のオカメインコ比較する機会があったら・・・

★頭の大きさ

★肩幅の違い

★身長の違い

★足の指の長さ

これらを比較して見てください。

体格の差が分かるかもしれません。

 

その違いが分かると、ある程度体重の目安になるかもしれません。

 

 

 

★今後の掲載予定★

 

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2006/07/28
オカメインコの種類その3【パイド】
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パイドは、一羽ごとに異なる柄が人気の種類です。

お腹の部分もこの様に柄があります。

似通った柄の子は居ますが、ソレゾレの子によって同じ柄の子はいないと言われています。

 

 

パイドの大きな特徴は、顔全体が生まれつき黄色いと言う事です。

風切羽も殆どの子が黄色く色抜けしています。

 

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頭の後ろにも柄が入っている子が居ますが、基本的に黄色いです。

肩の黄色い羽根も、パイドの模様の一つです。

 

 

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我が家の"ぴんきぃ"の様に、顔の中にグレーの色が模様として残っている子が多く、顔にグレー部分がない子は喜ばれ少し (世間的な) 価値が高いです。

 

両翼・背中のグレー部分も少ないほど珍重され、殆どグレー部分がない子はヘビーパイドという呼び名で価格が高いケースが多いです。

更に、完全に色抜けしてグレー部分が全くない子はクリアパイドと呼ばれ、とても珍重されています。

 

 

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"ぴんきぃ"の体全体の柄はこんな感じで、グレー部分がほぼ通常のミディアムパイドに属すると思います。

この時、丁度一番長い黄色の尾羽が抜けていますが、パイドは尾羽も「黄色」「黒」「柄入り」と色々有り、その子によって尾羽の色や柄も違います。

 

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"ぴんきぃ"の尾羽を裏から見るとこんな感じです。

頭・顔の色柄尾羽の色柄産まれた時から固有の柄を持っているため、大人になっても・・・又雌雄の違いでも変化が殆どありません。

殆ど・・・というのは、成長すると少しだけ柄が変わる事が有るんです。

ですがその変化は雌雄関係ないため、パイドは外観からの雌雄判別が出来ない種類でもあります。

頭は雌雄関係なく黄色く、尾羽の柄はオスでも消えません。

 

 

パイドの場合は、行動から雌雄判断をするしかありません。

 

なので、一羽飼いの場合には比較対照がなく判断し辛いかもしれません。

 

 

最近色々な人の話を聞くに付け、どうやらパイド系の子は羽根が多いようです。

あくまでも統計的にそう感じているだけなので、全ての子が当てはまるとは限りませんが・・・

 

 

 

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2006/04/01
チークパッチでの雌雄判別
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オカメインコの飼育書には、大抵「雌雄判別」についても書かれていますが、その多くは「ノーマル」についての記載です。

中には、他の種別も全て「ノーマルに準ず・ノーマルと同様」なんて書かれているケースもあります。

でも、多くの方がご存知の通り、ノーマル以外の種別での「雌雄判別」は難しいケースも多く、外見では判断出来ない種類も有ります。

 

 

雌雄判別の方法として書かれている多くは、

1)成鳥になると、オスの尾羽の縞模様が無くなる

2)オスの方がチークパッチの色が濃い

という内容です。

パイドでは当然(1)は該当しませんし、WF・PF他顔の色がノーマルでない種別は(2)に該当しません。

パイドでない場合は、(1)の項目で判断する事が可能ですが、チークパッチの色はどうなんでしょう

 

 

今日の写真上4枚がオスの顔写真で、下2枚がメスの顔写真です。

かりんはWFですが、一応「数合わせ」の意味も有り掲載しました。

当初私は、このチークパッチでの雌雄判別を結構信じていて、様々な飼育本やHPの他の子の写真と比較して見たりしました。

最初にお迎えした"りゆ"の時には、まさかその後増えるとは思ってもいませんでしたから「お喋りが出来るオスが良いなぁなんて思っていたのです。

 

 

私が見たのは「アニファブックス」「インコという本。

コレに、ルチノーのペアの写真が掲載されていたのです。

見比べて見ると、確かにメスの方がチークが薄いんですが、比較して見て始めて分かる程度の違いで、写真や印刷過程での「色変化」を仕事柄知っている私には「この写真じゃ判断出来ないよ」って感じでした。

 

 

それでも"りゆ"「意外と濃いチークだから、オスじゃないかなって期待を持っていたのでした。

案の定"りゆ"はオスで、その後にお迎えした二羽もオスで・・・

で、現在我が家にはチークパッチが比較出来る子は「たったの5羽」しか居ませんが、こうして比較して見ると・・・

 

 

確かに"ぷらら"のチークは「他の子達と比較して薄い」です。

当初4羽の頃は「やはりメスのチークパッチは薄いんだなぁ」と納得したものでした。

でもその後お迎えした"りぼん"のチークは・・・オス達とほぼ同じような色合いです。

左に有る「プロフィール」にも全員の写真を掲載していますが、やはりチークが薄いのは"ぷらら"だけというのが分かるでしょうか

 

 

"ぷらら"が普通より薄いのか"りぼん"がメスの割には濃いのかそれとも元々チークパッチの色での雌雄判別は当てにならないのか

本当の所は分かりませんが、我が家の子達で見る限りでは「チークの色で雌雄判別するのは厳しい・正確ではない」と感じます。

 

 

私はPF・YF・YCの写真を見た事が有りますが、実物を見た事がなく、また写真を見たけど判断出来ませんでした。

ペットショップに「イエローチェック(パステルフェイス)」と書かれたオカメインコが6万円で売られているのですが、イエローチークなのかパステルフェイスなのかどちらでもないイエローフェイスなのか判断出来ません。

 

 

チークは、雛の頃は薄いオレンジだったので「パステルフェイスじゃないの」と思っていましたが、生後1年以上経って先日見た時には黄色いチークでした。

チークの色って変わるの????

 

 

そのお店、どうやら「問屋」さんで言われた品種をそのまま書いているらしく、「イエローチェック」以外にもWFシナモンパールパイドをWFシナモンパイドって記載していたり・・・と、間違いが多いのです。

オカメインコの品種の認知度って、ペットショップでも「この程度」なのかと悲しくなります。

 

 

 

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2006/03/29
びろ〜〜〜んっ
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よく「メスに多い」と言われる、この「びろ〜〜〜んっ」という動作。

オスの「アジの開き」対して、メスに多く見られる行動と言われていますが、実はオスも行います。

"りぼん"メスですが、"ぴんきぃ"オスです。

 

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この行動について、昨年秋にやっと「意味」が分かりました。

巣引きの最中に巣箱に近づくと(例えば餌や水交換)脱兎のごとく巣箱の入口に飛び出してきて、このポーズで左右に横揺れしながら「威嚇するのです。

オスもメスもどちらも威嚇するのですが、このポーズでの威嚇は「メスの方が多かった」ように感じました。

これって「威嚇の練習なんだぁ」と納得した私。

なのできっと、「メスの方に多く見られる」行動と言われるんじゃないかと思うのですが・・・

 

オスの方はそうですねぇ、どちらかと言えば「直接攻撃」に出る事が多かったように思います。

「威嚇」よりまえに「噛み付き攻撃」って感じでしょうか

「横揺れ」というよりは、前後に飛び出て噛み付こうとするって感じでしょうか

 

 

でも、威嚇ではなく行っているこの「びろ〜〜〜んっ」は、とっても「優雅「美しいでしょう

 

 

 

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2006/03/01
おかめいんこの種類その2・・・ノーマル
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誰でも「一番良く見かけて知っている」のが、このノーマル♂ではないでしょうか?

ノーマルと呼ばれるとおり、オカメインコの原種です。

メスは顔の黄色い部分が少なく、雛の時と同じ顔の色を保ちます。

このノーマルですが、羽根の色の濃さにも個体差が有るようです。

実は私は、ペットショップで「まっ黒」のオカメインコを見た事が有りますが、うちの"ひかる"は「黒」というより「グレー」という感じの色です。

 

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この二枚の写真は、ほぼ実物の見た目に近い色です。

何度も写真を撮るのにトライしたのに撮れなかったのですが、翼を広げると、中はかなり「まっ黒」に近い色です。

私が見た「まっ黒」な子は、本当にツヤツヤした黒い子でした。

"ひかる"は、お腹の部分は「もっと色が薄い」です。

グレーとクリーム色の混じったような色をしています。

 

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私は以前、これもペットショップで見たのですが、黒い胸に白い星の様な点々マークがある子を見かけました。

お友達に教えていただいたのですが、両親のどちらかがパールの遺伝子を持っている場合に、時々「雛の時期だけ、胸に白い点々模様の出る子がいる」そうです。

ですが、この模様は大人になると消えてしまうのだそうです。

又、この模様を持って産まれたからと言って「必ずしもパールスプリットとは限らない」のだそうです。

 

 

"ひかる"はオスなので、尾羽の縞々模様は完全に無くなりました

ですが、尾羽も「黒い」と言うよりは「グレー」といった感じの色です。

 

 

 

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グレーと言うよりは、黒い羽根に「白い粉が噴いているような色」と言った方がいいかもしれません。

私が見た真っ黒な子は、本当にツヤツヤまっ黒という感じの色だったので「キレイだぁ」と思い「"ひかる"ももう少し黒ければ、もっとキレイなのに」なんて思った事も有りました。

("ひかる"chanごめんよぉ)

今は"ひかる"のお腹の色が「キレイだなぁ」と思っています。

 

 

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こうして「お腹」だけ見てみると、ノーマルだと気が付かないかも。

"ひかる"も雛の時には「ピンクの嘴」「ピンクの爪」だったんてすよ。

でも、お顔の色が変わるより早く、嘴・爪は黒くなってしまいました。

最初は「え〜〜っ、黒くなるのと思いましたが、実際黒くなって見ると、ソレはソレで「かっこいい」と思います。

 

 

おかめいんこの飼育書によく記載されている通り、生まれた時は雌雄同じ色・柄で、大人になると「オスは顔が黄色くなり、尾羽の縞々模様が消える」のです。

 

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これは、お迎えして数日の写真です。

ペットショップで「コザクラの雛」に苛められていた"ひかる"は冠羽も齧られていて、挿餌もコザクラと同じ量しか貰えていなかったので小さい子でした。

(偶然挿餌の時間にお店に入ったのです)

コザクラインコの雛に「踏まれ」「蹴飛ばされ」「突付かれ」ていました。

"りゆ"をお迎えして1週間位の事でした。

その場は「可哀想」と思いながらも、相方に「引きずられるようにして」帰ってきましたが、どうしても我慢が出来ず、その2日後にお迎えしてしまいました。

"りゆ""ひかる"は、とっても仲良く過ごしました。

この時、まだ爪の先がピンクで嘴もピンク色でしょ?

お顔も「ホンノ少し」しか黄色くないです

メスは、この顔の色を保ちます。

"ひかる"は、生後4ヶ月位から顔の色が変わり始め生後半年の頃には「スッカリ黄色い顔」になりました。

尾羽の縞々が完全に無くなるのには、それから半年以上掛かりました。

 

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小さい写真で見難いですが、この頃は携帯のカメラとアナログカメラしかなかったのです。

これは携帯で撮ったので、こんな小さなサイズなんです。

少しずつ「顔の黄色」が増え鼻や嘴が黒くなって行くのが分かるでしょうか?

 

 

私が思うのには、色代わり種が増えてきた事により「色代わりの遺伝子を全く持っていないノーマル種」というのは「かなり少ない」と思います。

完全な「ノーマル種の子」を見てみたいです。

やはり"ひかる"より「濃い黒」なのかな?

 

 

 

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2006/02/17
【重要】ルチノーの雌雄判別【訂正文】

昨日掲載した「オカメインコ・ルチノーの雌雄判別」の内容に関しまして、明らかに私の「間違い」が発見・報告されましたのでご連絡いたします。

 

 

 

昨日の日記の中で

--------------------------ココから

ルチノーは、もし両親の柄が分かっているのなら、生まれた時から「メス確定」と判断出来るケースが有ります。

「母鳥がルチノーではない両親から生まれたルチノーはメス」なのです。

ですが「生まれた時からオス確定」と判断出来る子は居ません

--------------------------ココまで

の記載が有りましたが、赤文字の部分に間違いがありました。

 

 

 

これも「遺伝的」な判断方法なのですが、例えば「父鳥がルチノーパール・母鳥がルチノーの場合」(1)又は「父鳥がルチノーシナモン・母鳥がルチノーの場合」(2)又は「父鳥がルチノーシナモンパール・母鳥がルチノー」(3)で産まれてきた雛の場合。

(1)のケースではルチノーパールならメス確定・ルチノーならオス確定

(2)のケースではルチノーシナモンならメス確定・ルチノーならオス確定

(3)のケースではルチノーシナモンパールならメス確定ルチノーならオス確定

 

・・・と言うように、産まれた時点から「ルチノーのオス確定」のケースも有り得ます

他にも様々な柄や色が混じっているケースが想定されますが、あくまでも「性別判断の可能な性染色体遺伝子」のルチノー・シナモン・パールだけを取り上げています。

 

 

 

様々なケースの想定を考えず「間違った内容」を記載してしまい申し訳有りませんでした。

ご指摘いただいた方、本当にありがとうございました。

重ねて御礼致します。

 

 

 

 

2006/02/16
オカメインコ・ルチノーの雌雄判別
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先日「オカメインコの種類その1・・・ルチノー」を掲載したのですが、その時に「うっかり」書き忘れてしまった「ルチノーの外見からの雌雄判断方法」

そんな訳で「追記しなければ」と思いつつ、なかなか掲載が伸びていたのは「写真が撮れなかったから」なのです。

ただ、外見から判断が出来るようになるには、生後半年〜1年位は掛かります

 

 

ルチノーは、もし両親の柄が分かっているのなら、生まれた時から「メス確定」と判断出来るケースが有ります。

「母鳥がルチノーではない両親から生まれたルチノーはメス」なのです。

ですが「生まれた時からオス確定」と判断出来る子は居ません。

コレは遺伝の法則が関係している事なので、詳しく知りたいと思う方は、私のHPの「オカメインコ関連リンク集」より「オカメインコの遺伝」を紹介しているHPをご覧ください。

 

 

さて、通常ペットショップからお迎えする場合には、お店に来るまでに問屋さんが仲介に入りますから、両親の柄まで知る事は「殆ど出来ない」と考えて良いでしょう。

ですが、一部のペットショップでは「個人の繁殖家」から直接仕入れているケースも有るので、ごく稀に両親の柄が分かるケース・遺伝的に性別が分かっているケースが有るようです。

有料でDNA鑑定を行っているペットショップ・病院も有ります。

現実的には「まず無理」と考えるべきでしょう。

 

 

遺伝的に雌雄判別の出来た子(ルチノーの場合には、メスの場合のみ分かるケースが有る)をお迎えするとしたら、個人の繁殖家の方が出す「里親募集」に応募するのが一番現実的です。

 

 

遺伝的な知識は「知っていると、メスと判断出来るルチノー(シナモン・パール)をお迎え出来る可能性が有る」って程度で考えましょう。

多くの場合は「オカメインコは成鳥にならないと雌雄判断は出来ませんよ」と言われてペットショップからお迎えするケースが多いですから。

でもやはり「雌雄」はとても気になるところです。

誰もが「どちらの可能性が高いかな?」とワクワクしている事と思います。

私の掲示板でも時々そういう質問が来ますが、下手に「オスっぽい」とか「メスっぽい」と言ってソノ気になっていたら違っていた・・・とか、そのつもりでペアになる子をお迎えしてしまったという事があっては困りますから、私も安易な事は答えられません。

身体的特徴で雌雄判断が出来る場合には、その特徴を・・・

外見からは判断出来ない場合には「特徴的な行動」等を教えてあげて、あくまでも飼い主さんが自分で判断してもらえるよう情報を提供しています。

 

 

ルチノーは「外見からは雌雄判断が難しい」と言われていますが、生後1年以上経てば全く分からない訳では有りません。

本当に外見で判断出来ない(成長しても雌雄で柄に変化が見られない)パイド等と比較すれば「分かりやすい」方に入るかもしれません。

身体的外見の変化は、ノーマルの場合は生後4ヶ月位からオスの変化が見られ始め、生後半年位でスッカリ顔が変わってくるので判断出来ますが、ルチノーは「元々の色が白と黄色」なので、その点で判断がし辛いです。

 

ではどのような変化が有るのか?

◆ルチノーは両翼の内側に「黄色い点点模様」が有るのですが、オスの場合その模様が消える。

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 "りゆ"の雛換羽で抜けた羽根・・・見難いですが、黄色い点点模様が有ります。       

 

 

◆尾羽に黄色と白の縞模様が有りますが、オスの場合この縞模様が消える。

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"りゆ"の雛換羽で抜けた尾羽・・・見難いですが白と黄色の縞模様の羽根が有ります。

 

◆オスの場合、成長するとシナモン色が出る場合がある。

(必ず出るとは限りません)

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とても「判り辛い」ですが、一応写真を添付してみました。

尾羽は、こうして見ると随分黄色い羽根が多かったんだなぁ・・・と気が付きます。

現在の尾羽には「全く模様がない」事も分かるでしょうか?

尾羽の縞々は、裏から見ると何となく模様が有るのが分かります。

元々身体全体が黄色い子は、判断し辛いかもしれません。

 

 

私は以前、オスとメスの両翼の内側の写真を見せてもらった事が有ります。

メスには黄色い点々模様があり、オスには有りません。

なので"りゆ" & "りぼん"の両翼の内側の写真が撮れないかなぁ?とシャッターチャンスを狙ったのですが、やはり私には無理そうです。

そこで、拾って取っておいた"りゆ"の羽根を引きずり出してきて写真撮影しました。

写真をクリックしていただくと拡大表示されますので、もう少し分かりやすいと思います。

 

いずれにしても、この外見の変化は「早くて生後半年位〜生後1年チョット」掛かります

オスの尾羽から完全に縞々模様が消えるのに、うちの場合1年以上掛かったので、生後1年を過ぎても「両翼の内側の点々模様が消えない」「尾羽の縞々模様の羽根が減る様子がない」ようならメスだと判断してよいと思います。

うちの子は生後1年の時にまだ1〜2枚の縞々模様の尾羽が残っていました。

オスだと、よく観察していれば少しずつ変化が有るのが分かると思います。

 

ですが結局我が家では、外見より以前に「アジの開き行動」「お喋りを覚えた」等でオスと判明(判断)し、その後の外見変化により「オスと確定判断した」という状態でした。

 

 

 

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2006/02/09
オカメの種類その1・・・ルチノー
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今日から、コレと言った話題がない日にはオカメインコの種類について書いてみようと思います。

オカメインコは鮮やかさは無いものの、それでも何十種類もの色・柄が有ります。

・・・と言う事で、とりあえずうちにいる子達の紹介も含め、案外知られていない事なんかも掲載して行こうと思っています。

 

 

そこで一番最初に出て来るのが、普通はノーマルですが、一応お迎え順と言う事で、ルチノーの話をしたいと思います。

ルチノーは、ノーマルに次いでよく知られている品種です。

通称「白オカメ」と呼ばれる事も有り、市場に出回っている数も多く、人気の有る種類です。

 

 

◆ルチノーにはハゲが有る。

案外有名ですが、最近はハゲの無い子が増えているようです。

うちの"りゆ"ハゲが殆ど有りません。

オカメインコに限らず犬や猫でも、「新種」「種の固定」の為に「近親交配」が行われています。

コレは、本来行ってはいけない事なのですが(奇形が多くなったり、遺伝的に欠陥や弱い部分が強調される可能性が有るため)どうやらルチノーも、そうして「ルチノー」という種を確立させる事が出来た種の一つのようです。

 

一番最初は「突然変異」だとか「研究の結果」とか、違う説が有るらしい事を読みましたが、ルチノーという種を「種として確立・固定」させるため「より多くのルチノーを生み出す為」に、近親交配を重ねてきたらしいという話を読みました。

勿論、コレが真実かどうか確認する手段を持ち得ていませんので、真実として伝える事は出来ませんが、「ありえそうな話だな」と思います。

そしてルチノーのハゲは、この近親交配を重ねる中で生まれてしまった一種の奇形らしいです。

 

どうやら、ほんの少し前までは「ルチノーはハゲ」が当たり前だったようで、ソレはほんのココ10年位の話のようです。

私も"りゆ"をお迎えする時に、ペットショップの方から「ハゲは元々のものだから気にする事は無い」としつこく言われました。

実はチョット意味が分からなかったのですが、その後上記の様な事を目にしたのでした。

 

そしてその後私は、頭が直系1.5〜2cm位ツルッツルにハゲたルチノーの雛を、ペットショップで見ました。

コレがルチノーのハゲなのかぁ・・・と、チョット感動したと共に「"りゆ"は禿げてなくて良かったぁ」と思ったのでした。

禿げていても、ソレはソレで可愛いと思いますが、どうせなら有った方がいいかな?って・・・

でもやはり他の子と比較すると「薄い」と感じます。

(ハゲの悪口ではないので勘違いしないでね)

 

このハゲですが、勿論個体差が有ります。

最近は繁殖家の方達が「ルチノー同士の掛けあわせをしない」で、ハゲの無いルチノー作りに励んできた結果「ハゲの無いルチノー」が増えてきたそうです。

又、近親交配の血が薄れてきているという理由も有るのでしょう。

現在でも「ルチノー同士で掛け合わせてはいけない」と、硬く信じて守っている方達も居るようです。

 

 

ここでチョット遺伝の話になりますが、ルチノー・シナモン・パールという3つの種は、父鳥がその遺伝子を持って居なければ、雛に出てきません。

母鳥がルチノーだったとしても、父鳥がルチノーorルチノーの隠れ遺伝子(スプリットと言います)を持っていない限り、ルチノーの子は生まれてきません。

なのでルチノー・シナモン・パールは、その柄の雛を出す為には、その柄のオスが必要です。

ですが、父鳥と母鳥の両方からルチノー・シナモン・パールの遺伝子を貰わなければ、オスは誕生しないのです。

この3種は、メスの場合父鳥から遺伝情報を貰えば母鳥の柄は全く関係なく、その柄が表現化します。

ですが、オスは父母の両方からルチノーの遺伝子を貰わないとルチノーにならないのです。

オスの遺伝情報で雛の柄が決まる種・・・と言っても過言ではない種なんです。

 

 

◆ルチノーでも「白い子」「黄色い子」と、ソレゾレ色が違う。

私が今迄に聞いた話を総合すると、メスの方が黄色い子が多いらしいです。

勿論ソレが「雌雄判別」の因果関係を証明出来る物では有りませんので、「統計論」として受け止めてください。

私も最近「黄色いルチノー」の雛を、雛の問屋さんで見ました。

いやぁ、むしろ黄色い雛の方が多いのでビックリしました。

私は今まで、ペットショップに出てくる数少ない子と、HPや飼育書の写真でしか見ていませんでしたから(大きなブリーダーさんの所では、自分の意中の子の事しか頭になく、他の子の事は殆ど記憶に残っていないのです)黄色は写真で撮ると殆ど飛んでしまって白く写るので、こんなに黄色い子が多いとは思いませんでした。

薄いクリーム色から「黄色」と呼べる子まで、本当にソレゾレ微妙に色が違うのですが、そこには確かに「黄色いルチノー」が沢山居ました。

 

ちなみにうちの"りゆ"は、オスだからか?殆どまっ白に近いです。

背中の部分が少しクリームがかっている位で、ほとんど黄色い部分は有りません。

(勿論顔は黄色ですが)

 

 

 

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風切羽の間の辺り(背中の下の方)が少し黄色いんですが分かるでしょうか?

全体的には白です。

 

 

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やはり写真に撮ると、微妙な色が分かりづらいんですね。

特に光の加減で、その時々で違った色になってしまいます。

 

 

 

◆ルチノーのオスは、成鳥になるとシナモン色が出る子がいる。

コレ、まさにうちの"りゆ"に当てはまっているんです。

ルチノーシナモンって言う種を、遺伝上・言葉上・理論上では「有り得る」と知っていましたが、ソレが一体どんな色なのか?どんな柄なのか?見当も付きませんでした。

ですが、実はまだまだ今後紹介する"りぼん"が「ルチノーパール」という事でお迎えしましたが、後に「ルチノーシナモンパール」で有る事が判明しました。

お迎えの紹介をしてくれた方が、両親や兄弟達の色柄も調べてくれて、「シナモンが入っている」事を確認してくれました。

 

そこで始めて、私は"りゆ"の身体をよく観察して見ました。

最初にお迎えした3羽(ルチノー・ノーマル・パイド)は、ペットショップからのお迎えなので、表面化している以外の遺伝情報は全く不明なのです。

そして"りゆ"の風切羽もシナモン色だ・・・と気がついたのです。

それは"りぼん"より薄いシナモン色でしたが、風切羽を広げると、中の方はもっと濃いシナモン色でした。

 

 

この写真でなんとなく風切羽が赤っぽいのが分かるでしょうか?

 

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実は尾羽も、ごく薄い茶色を帯びています。

 

 

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それでスッカリ「"りゆ"もルチノーシナモンだ」と勘違いしてしまった私・・・

ですが、個人で長く繁殖を行っている方から、「ルチノーのオスは、成鳥になるとシナモン色が出る子がいるんですよ」と教えていただいたのでした。

なんだ・・・そうだったのか・・・

でも別に珍しい色の子を集めている訳では有りませんから、その子がどんな色でも「私が選んだ子」に変わりは無いのです。

ただ遺伝情報は、実は気になったりします。

もしかしたら何かスプリットを持っているんじゃないのかな?って思ったりもします。

少し前まで、私はオカメインコの繁殖をしたい・・・って、すごく強く思っていたので・・・

今でも繁殖が嫌になったって訳ではないのですが、まぁ成り行きまかせでいいかぁ・・・無理に繁殖しなくてもいいかぁ・・・って、少し気持ちが変わってきています。

でもシッカリ巣箱は用意して有りますけどね。

 

 

そんな訳で、皆さんただ「白オカメ」と思っているでしょうが、実はソレゾレ微妙な色合いがあるんだよ・・・ってお話でした。

見比べるチャンスが有ったら、ハゲ・黄色の度合い・シナモン色の出現について観察してみてください。