駄目飼い主と、我が家の誇るべき12羽のオカメインコの日常を、飼育情報も交えながらご紹介します。

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2007/07/01
道路工事
070701トップ.jpg

 

 

 

実は1週間ほどの話しに遡ります。

 

 

梅雨に入ったと言うのに晴れの暑い日が続いたり、ジメジメと風がなく蒸し暑い日が続いたり・・・・・という時期に突入しておりました。

 

 

オカメをお迎えする前までの私は「エアコン人間」でしたから、夏も冬も「エアコンで一定温度を保つ」生活をしていました。

 

5月くらいだと昼はクーラー・夜は暖房という事も決して珍しくなく、クーラーは一晩中つけっぱなしは当たり前で、夏休みや冬休みともなれば、休みの期間中24時間エアコン付けっぱなしの生活でした。

 

 

 

ですがオカメをお迎えして私は変わりました。

 

 

冬の寒さは耐えられないので仕方ないとしても、夏場は32度までクーラーを我慢する生活です。

そんな訳で、以前の私は「窓を開ける事は殆どない」生活を送っていましたが、今は暖かい季節になると窓を開けて暮らしております。

 

 

 

昨日と一昨日は室温33度まで上がり、さすがに夕方クーラーを入れましたが、昼間は多少なりとも風があったので「ひたすら我慢」しておりました。

 

 

その日はまだ「窓を開けていれば快適に生活できる28〜29度くらいの温度」でした。

今日は風が強かったので、温度が28度にも関らず寒くて、1つを残して2つの窓を閉めるような状態でしたが・・・・・

(こういう気温の変化は辛いです)

 

 

そんな風に「窓を開けるのが当たり前の季節」になったというのに・・・・・

 

午後の2時過ぎくらいだと思いますが、物音に気がつきました。

特に「やかましい」と感じなかったので聞き過ごす所でしたが、ソレは道路工事の時に穴を掘るガガガガガガッという音でした。

 

 

すぐに音のする方向の窓から外を見ましたが、工事現場は見当たりません。

他の家の屋根に隠れて見えないのです。

 

 

これは大変ではないですかっ

穴を掘っている間は良いけれど、穴を埋める時にはコールタールを使うじゃないですかっ

 

あの臭いが有害でないはずありません。

 

 

何故道路工事 (水道管やガス管工事) は年末恒例行事じゃなかったの

どうしてこんな暑い時期に突然・・・・・

 

音が聞こえてくるって事は「臭いも流れてくる可能性大」って事じゃないですか

深夜でさえ窓を開けて寝る季節になったと言うのに、またしても「中毒」の危機です。

 

 

そんな訳ですぐさま部屋の窓を全部閉めました。

すると短い時間で穴を掘る音がやみました。

「おそらくアソコだ」と思われる道路に出て見ましたが工事の現場が分かりません。

近所をフラフラしてみましたが、やはり現場が分かりません。

 

 

その日から、またしても窓を開ける前に「音と臭いを確認」する日々が続きました。

ですが何とか「何事もなく今日まで来ている」状態です。

そして結局未だに「現場は不明」の状況です。

 

 

まさか暑さのあまり幻聴でも聞いたのかと、自分でも疑いたくなるほど平穏に日々が過ぎています。

ですが現場が確認出来ていないため、まだまだ安心出来ないのです。

 

 

 

あの音は一体何だったんだろうなぁ、ホントに・・・・・

こういうの、本当に怖くて嫌です。

 

 

 

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2007/06/20
近隣の工事その後・・・
070620工事前.jpg

 

 

 

この写真と共に「近所の家が足場を組んでいる」・・・・・って書いたのは、もう1ヵ月半くらい前の事だったように思います。

 

 

この足場の組み具合から外壁屋根の工事になるんじゃないか・・・・・そうなったら塗料等の有害物質が我が家まで来るんじゃないかと心配しました。

 

 

既に窓を開けて過ごす時期になっていましたから、オカメズとフクモモズが心配で溜まりませんでした。

 

 

実際塗料が原因と思われる死亡事故も発生しているのです。

そんな訳で、私は毎日窓を開ける前に工事の様子を確認していました。

工事が行われている様子がなければ窓を開けて・・・・・という風にしていたのです。

 

 

 

ところが足場に人が出入りしている現場を殆ど見る事がなく日だけが過ぎて行ったのです。

私が油断して気を抜いた頃に突然始まるんじゃないかと不安でした。

 

気を付けているつもりでも、何故だか私はポコッと気が抜ける事があるのです。

なので何事も事前に、そして大袈裟すぎるくらいの対策をしていないと不安で仕方がないのです。

 

 

ですが今回は「他所の家の工事」ですから、私に出来る事は「工事をしている間の防御」しかないのです。

大切なときに限って気を抜く事が無いだろうかという自分に対する不安が一番大きかったです。

 

 

 

さて、実は10日ほど前・・・・・先々週の土曜日・・・・・の事でした。

土曜日と言う事で (一般企業での仕事が長かったので、土曜日=休日という意識が未だ抜けない) やはり私は少し気を抜いていました。

 

 

それでも「窓を開ける前の点検」は怠りませんでしたよ。

するとなんだかトンテンカンテン・ギーコギーコと音がするのです。

一瞬ドキッとしましたが、この時点でまだ窓を開けていません。

窓の中から足場の様子を確認すると、おそらく足場を組んで以降始めて「数人が足場の上で作業している」のが見えたのです。

 

 

外へ出て「何をしているのか」確認したのですが、分かるのは「のこぎりで何かを切っているようだ」と言うのと「金槌で何か打ち付けているようだ」って事だけでした。

 

そして全く臭気は感じられません。

 

 

何の工事をしているのか分からぬまま「工事が始まったんだ」という事だけは理解出来ました。

天候や規模にもよるでしょうが、たぶんコレから1週間程度「危険期間」と見た方が良いだろうと判断しました。

 

とても天気の良い日でしたが、さほど暑くない日だったのは幸いでした。

途中現場の様子を見ながら何度か窓を開けただけで済みましたから・・・

 

 

 

ところがっ・・・・・翌日の日曜日・・・・・

 

休日とは言え工事を休むとは限らないと、私はやはり窓を開ける前に慎重に現場を確認しました。

 

すると足場に人の気配は有りません。

カメラのズームで良く見てみると、何だか物凄い違和感を感じます。

 

 

 

とりあえず人の姿が見られなかったのでベランダに出て見てみると・・・・・

070620工事後.jpg

 

 

あれっ

足場が無くなってる・・・・・

 

え゛っ、え゛っどーゆー事

 

何が何だか分かりませんが、ともかくこの通り足場が消えているのです。

 

 

 

一体あんな大層な足場を組んで何の工事をしたのか分かりませんが、ともかく工事が終わっていたのです。

 

昼間毎日気を使っていたのです。

ああいう仕事の人は、他の現場と持ちまわりの事も有るので「朝工事をしていない」からといって「その日はお休み」とは限りませんから、足場に人が見えたら窓を全部閉めるつもりで警戒していたのです。

 

 

ですが工事は一向に始まる気配がなく不安に思っていたらトンテンカンテン・ギーコギーコという音・・・・・

「いよいよだっと覚悟したら終わっていたという感じです。

 

 

肩透かしではありましたが、本当にラッキーでした。

こうして我が家の場合、今回は何事もなく過ぎ去りました。

 

 

 

気にしている人も居るだろうから報告入れないと・・・・・と思いつつ、日々の事件の日記でなかなか書けなかったのでした。

何事も無く終わってくれたので「手が空いたら報告しよう」って感じになってしまったのですが・・・・・

 

ともあれ、ご心配頂いた皆様ありがとうございました。

 

今回は無事に終了しましたが、まだまだ近隣には建替え・リフォームに入る時期の家屋が多いので (30年ほど前に分譲販売された宅地のため、殆どの家が築30年くらいなので) 今後も十分気を付けて過ごそうと思っています。

 

 

 

 

 

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2007/05/27
殺虫剤の危険
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早いもので、既に「蚊の心配」をする季節になりました。

 

 

我が家のベランダには網が張ってありますが、その網は到底「虫除け」にはなりません。

 

 

昼間の間ベランダの窓を開け放したまま忘れて夕方過ぎになると、蚊に進入される危険があります。

 

 

 

ところが我が家にはオカメインコ12羽+フクロモモンガ3匹+フクロモモンガのベビー2匹居るのですから、蚊取り線香始めとした殺虫剤は使用する事が出来ません。

 

蚊に侵入されたら、ひたすら人海戦術で「叩いて殺す」しかないのです。

 

 

 

時々「蚊取り線香も駄目なの?」というのを聞きますが、対象が小さな生き物とは言え「生き物を殺すための薬」である事は間違い有りません。

ましてやの出る蚊取り線香は、哺乳類とは呼吸器系構造の違う鳥にとって良い筈がありません。

 

 

ペットショップに行って見ると、そろそろ夏物商品が出始めていますから見かける事があると思いますが「犬・猫用の蚊取り線香」が販売されています。

つまり「通常に市販されているものより毒性が低い蚊取り線香」という事です。

 

鳥よりずっと体の大きい犬・猫用の蚊取り線香が販売されているくらいですから、もっと体の小さいオカメインコにとって「一般的な蚊取り線香」が無害のはずありません。

むしろ本当は「相当有害」と考えた方が良いです。

 

 

 

噴射式の殺虫剤使用に配慮している方は多いと思いますが、コチラはもっと毒性が高いです。

鳥のいない部屋なら大丈夫と思っていませんか

 

でもね、空気中を流れてくるかもしれません。

たまたま殺虫剤を噴射した近くに置いてあったもの・・・

例えば雑誌とか新聞とか筆記用具とか・・・

 

そんなものを持ち込んだら・・・そしてもしオカメインコがソレを舐めたり齧ったりしたら・・・・・・・

イチコロです。

 

 

 

バルサ○のような、部屋全体を駆虫するようなものだともっと毒性が強いです。

勿論その場では鳥は別の場所に退避させるでしょうし、臭いが消えるまで室内に入れないのは当たり前だと思いますが、では壁は床は天井は・・・

その他置いてある家具やその隙間・備品等を全て綺麗に拭きとる事が出来ますか

 

そういう殺虫剤をアピールするセリフを思い出してください。

 

「どんな隙間にいる虫も完全に殺す事が出来る・・・そしてその効果は○日間・・・○ヶ月間持続する」

 

どんな隙間でも虫を殺す薬剤は染み込み、そしてオカメインコが死んでしまう毒性は長期間持続するって事ですよね。

これは本当に危険な事です。

それでもやむを得ず使用せざるを得ないことも有るのかもしれませんが、この事を肝に銘じて・・・

そしてソレを行ったら、部屋の中・置いてあるもの全てを綺麗に水洗いするつもりで望む必要があると思います。

どんな小さな小物さえ・・・

 

オカメインコが齧る可能性の高い紙類で出来たものは全て廃棄したほうが安全です。

本なんか「全てのページの隙間まで毒物で一杯」と考えた方が良いです。

廃棄できないようなものは事前に運び出しておきましょう。

 

つまり毒性が持続するって事はオカメインコにとっても有毒なわけですから、オカメインコを入れる前に毒は完全に消す必要があるって事です。

 

 

何処を・何を舐めても齧っても「絶対平気」と言えるほどに完璧な掃除を出来るでしょうか

 

 

ケージから出さない荒鳥の場合には、ソコまで神経質になる必要はないかもしれませんが、手乗りの子は放鳥時に「何を齧り・何を舐める」が分かったものでは有りません。

 

 

 

我が家のベランダの小松菜は、またしてもアブラムシに全滅させられてしまいました。

でもやはり園芸用殺虫剤は使えません。

 

 

コレからの季節、学校・公園・畑等に農薬散布する事が多くなります。

学校や公園の場合には回覧板で回って来るでしょうが、近隣に畑がある場合には本当に注意が必要です。

風向きによっては農薬が流されてきてしまいます。

 

 

我が家の近所のように、新築やリフォーム工事も増えてくる季節です。

 

外から来る有害物質は、自分が気をつけていてもどうにもならない事も多々有ります。

それでも近隣の様子を観察し、少しでも危険を回避できるようにしたいものです。

 

 

本日の記事は、「蚊取り線香他の殺虫剤の危険性」について周知してもらえる記事を書いて欲しいという希望のメールを頂いたため掲載しました。

決して殺虫剤や農薬のメーカーさんを非難するものでは有りません。

 

 

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2006/10/16
中毒死事件【その4】病院の見解
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本当に長い時間を掛けて、やっと解剖検査結果書面でもらえました。

写真は、亡くなった1号chan2号chanです。

こんな小さな頃から、毎日毎日ママさんは様子を見て、様々な事に一喜一憂しながら大切に育てて来ました。

 

やっと「もう安心出来るかなと思ったところに事件は発生したのです。

 

この事件の詳細に関しましては【コチラ】「オカメインコの中毒関連」をご覧ください。

 

 

 

届いた診断書は、以下の様なものでした。

 

 

病理検査報告書 2006年9月23日

固体番号1 オカメインコ 1号ちゃん

 死体

病理解剖
 主たる部検所見は以下の通りである

鳥種:オカメインコ
性別:メス
体重(剖検時:92g)

外観:両外鼻孔の赤色化±、頚部に筆毛状羽毛±
そのう:種子の貯留++
体腔:黄白色脂肪の沈着+
心臓:肥大±、心尖部領域で暗赤色化+
肺 : 両側全域で鮮紅色化+++。水腫性+++
肝臓:暗赤色化+(右葉の後方辺緑++)
脾臓:腫大+。暗赤色化+
肝臓:暗赤色化+++(地質内に黒色斑あり)、腫大+
脳 :大脳〜脳幹の全域で赤桃色化+

----------------------------------------------------------
組織診断

全身諸臓器について組織検査を実施した。主たる組織所見は以下の通りである。

肺:肺全域で高度の充うっ血がみられ、血管及び気管支周囲は高度に水腫性である。第三次気管支壁の上皮細胞は軽度〜中等度に過形成を示し、気管支腔内には、赤血球を混じるエオジン好性の液体が少量ながら貯留している。これら第三次気管支周囲の呼吸細気管支では、時に小円形構造を示すケラチン様物質が集簇してみられる。幹気管支皮では粘液細胞の過形成が明らかで、粘液の分泌亢進がみられる。背側二次気管支周囲には限局性にリンパ球の集簇がみられる。幹気管支および二次気管支腔内には赤血球が集積している。

気管:気管周囲識は高度に水腫性である。

食道:粘膜下識には高度の充うっ血・水腫がみられる。

肝臓;びまん性高度の充うっ血がみられ、あらゆる血管と類洞が大きく拡張している。細胞質に褐色色素の沈着した肝細胞が散見される。

脾臓:リンパ球の激数が著しい。びまん性軽度の充うっ血がみられる。

胸腺:中等度の充うっ血がみられる。軽度のリンパ球減数がみられ、皮質領域にスターリースカイ像が散見される。

腎臓:びまん性高度の銃うっ血がみられる。尿細管上皮は多くが変性を示し、凝固壊死を示す上皮も散見される。

心臓:特に異常はみられない。

 

 

 

 

 

コレは、3羽の中の1号chanの診断書です。

当然ですが、3羽分の診断書が届いていますし、その内容には多少の違いがあります。

例えば性別であったり、各臓器の検査結果の+に多少の違いがあったり、所見内容も全員丸写しと言う訳ではありません。

 

 

ですがココで3羽分を全て掲載してもあまり意味はないと思います。

だって内容に多少の違いがある物を3羽分見ても、その違いが分かりますか

私には全く分かりませんでした。

結局何なのよ何が言いたいのよって感じでした。

 

症状だけをただ羅列してある物を見ても、素人には「で結局どういう意味としか思えないものです。

 

私は3羽分を見せていただきましたが、正直途中で読むのが嫌になりました。

だって全然意味分からないんですから。

なのでココでは敢えて1羽分だけを掲載させてもらう事にしました。

この子を選んだのは特別何の意味もありません。

ただ見せてもらった順番で一番最初のものだったというだけの事です。

一番被害が大きかったとか言う訳ではありませんし、正直3羽分見比べても「どの子が一番酷い症状だったのかなんて分かりませんでしたから。

 

 

それでも、こんな風に訳の分からない物をわざわざ掲載したのは「こんなに意味不明のものなんですよって事をお見せしたかったんです。

 

でもおそらくママさんは、3羽分の症状の違いなんかを読み取ろうと必死で見比べて、言葉の意味を理解しようとした事と思います。

 

 

 

そして診断書には、仲介に入ってくれた病院の見解も添付されていました。

正直な話、ソレを読んで始めて理解できる状況でした。

 

 

 

◆病院からのコメント

上記の剖検所見及び組織所見から、本症例は呼吸器不全が死亡に深く関連していたと推察されました。また、この呼吸不全に伴って全身性の循環器障害が発現していた事も窺われました。本症例では、肺で見られた急性の充うっ血病変が主たる所見でありますが、病原体感染を示唆する所見が得られなかったことから、死亡原因と考えられる呼吸器不全は、急性の吸入毒性に起因することが強く疑われました。さらに、上部気道である気管に異常は見られず、より深部である肺気管支で病変形成が強く認められていたことから、原因物質はかなり細かい粒子の毒性ガスである可能性がありますが、原因物質を特定するには至りませんでした。尚、前日に2羽の同居鳥が突然死した事に加え、近所での塗装工事が行われており、飼育環境でも臭気があったことから、これ今回の吸入毒性が疑われました集団死に関連していた可能性もあると思われますがあくまでも推測の域を脱しません
 一般に鳥類は、解剖学的および生理学的に特殊な呼吸器構造を有している事から、毒性物質の吸入に対しては哺乳類よりも極めて高い感受性を示します。
例えば、新築家屋におけるホルマリンや粘着基材など粘膜刺激のある揮発性物質の残存、テフロン加工されたフライパンの空焚きや喫煙による煙、都市ガスやプロパンガスのわずかなガス漏れなどにも非常に敏感で、これらによって中毒症状を呈する事も少なくありません。



◆担当医からのコメント
急性の吸入性中毒による呼吸器不全という結果でしたが、中毒性の物質に関しては特定は出来なかったようです。しかし、前日まで元気のあった固体において突然死を引き起こす可能性のある病態とすると、解剖検査で他の異常が認められなかった事、感染症病原体に付いても認められなかった事を考えると中毒性のものが一番疑わしいと思います。尚検査結果の内容に関して何かご不明な点がありましたら、お手数ですが病院の方までお電話をいただければと思います。

 

 

 

いかがでしょうか

空気汚染に拠る中毒死である事は「ほぼ認定」してくれていますが、結局「物質は特定出来ない」とされています。

近隣建築工事の塗料の溶剤に関しては、わざわざ「推測の域を脱しません」と書いてあるんです。

更にその後の「テフロン加工フライパン」等での可能性については、わざわざ親切に教えてくれたと言うよりは、「自分に責任があるかもしれないよ」と言っているようにさえ感じてしまいました。

 

 

 

勿論経口中毒ではありませんから、物質が特定出来ないのは仕方ないと思います。

そしてあくまでも「状況証拠」でしか有り得ないのも事実です。

ですが、やはりコレを見て、正直「ガッカリした」という感想しか持てませんでした。

 

ママさんは尚更でしょう。

 

 

つまりこんな診断書やコメントでは、例え裁判をしたって勝ち目が有る筈無いじゃないですか。

お役所側から言われた「警察に届けるか、裁判起こすか」というコメントは「どうせ相手にされる筈がない」事を分かっていながらの逃げ口上だったとしか思えません。

 

 

全く手詰まり状態に陥っています。

 

ママさんの気力も一気に落ちてしまったようです。

 

こんな風になって、私には何もしてあげる事が出来ません。

ただただ、この現状を少しでも多くの方たちに伝え一羽でも多くの命を救える事が出来たら、少しはママさんも喜んでくれるでしょうか

 

 

協力出来る事があれば何でもしてあげたいのですが、ともかくママさんもどう動いてよいのか分からない状態になってしまいました。

悲しみ憎しみも何処にどうぶつければ良いのでしょう

 

影ながら応援する事しか出来ずに歯がゆい思いです。

 

 

同じような事件に遭遇しても、おそらくママさんほどに頑張って様々な方面に問い合わせをしたり働き掛けたりと言う事が出来る人は殆んどいないと思います。

きっと私もただ泣くしか出来ない事と思います。

 

今後何らかの進展があり、事態が好転する可能性がないとは言えませんが、現状はこんな感じになっています。

また何らかの進展がありましたら、報告させていただきたいと思います。

 

 

 

 

★本日の写真・診断書・諸件の文面はママさんからお借りしたものです。

★無断での転載をなさいませんようお願い致します。

 

 

 

 

 

明日は"りぼん"6個目産卵予定日です。 

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2006/10/02
中毒死事件【その3】経過報告
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塗料の溶剤に拠るオカメインコ3羽の中毒死事件から、まもなく2ヶ月になろうとしています。

その間、今もママさんは頑張っています。

 

ですが、事は思うように運びません。

 

コレまでの間に、ママさんは何度も保健所と連絡を取り、法律を調べ、役所に問い合わせをしています。

警察にも被害届けを出しました。

コレは役所の方から「警察へ」と言われたのだとか。

ですが、状況はとても不利な事ばかりです。

 

 

 

まず病院の診断書

コチラには、「死亡の原因となったと思われる物」の明確な記載が有りません。

一応コチラ側が被害者では有るのですが、大っぴらに事を運ぶと「建築業者や材料のメーカー」に対しての営業妨害とみなされる危険があるんです。

この為病院側は揉め事に巻き込まれるのを恐れます。

なので、診断書に原因物質を記載して貰えないのです。

「○○と思われる」という記載さえ無く、ただ「中毒死」です。

 

 

理屈は分かりますが、どうにも納得出来ません。

 

 

この為、近隣での同様の被害情報を待っているのですが、なかなか情報も集まって来ません。

 

それでも近隣から「大丈夫ですかと言われるだけで「回覧を読んでくれたんだ」「気にしてくれているんだ」と言うのが分かり嬉しいと言います。

そんな程度にしか認識されていないとも言えます。

 

 

何度も保健所に電話して、他に被害情報が入っていないか確認したり、何か良い方法が無いか相談したりしていますが、やはりなかなか難しいようです。

 

 

 

連絡を取っているお役所とは市町村の「環境保全部」という所です。

コチラでは、アスベストに関しては規制があるけれどもそれ以外の明確な規制は無いので、警察に届けるか裁判で決着を・・・と言われたのだそうです。

コレを受けてママさんは法律を調べ、その都度問い合わせをしています。

つまり「大気汚染防止法で規制出来ないのかと言ったような事をです。

 

 

【環境省の大気汚染防止法に関するHP】

【大気汚染防止法の内容のHP】

 

 

自分でこれ等のHPを検索で探し、難しい内容を必死で読んで「何か規制してもらえる方法は無いものかを模索しているのです。

 

私を含め、おそらく上記のHPを開いただけで頭が痛くなり、内容など殆んど理解出来ないんじゃないかって程、わざわざ難解な言葉で書かれているように感じてしまいます。

 

それでも何となく理解出来るところと言えば、建物の解体に関してはアスベスト問題が大きく取り沙汰されたため粉塵などの飛び散りに関しての規制があります。

ですが新築や増改築に関する内容は無さそうって感じ。

更に言うならば、大気汚染の基準となる建物が、どうやら工場として長期的に一定の量の何かを排出する事が前提なのかという印象。

そしてどうやらこの印象は的を得ていたようです。

 

 

役所から届いたメールには以下の様な記載がありました。

 

アスベスト排出作業を除き、大気汚染及び悪臭の防止については建設工事に対する法令上の規制はありません。

 

被害が発生し補償等を求める場合は民事となりますので、当事者同士の話し合いで解決していただくことになります。市町村役場で無料の法律相談を行っていますので、予約の上ご利用ください。

 

 

やっぱり・・・私たちの嫌な予感は当たってしまいました。

そして最終的に「警察に届けるか裁判で解決してください」という結論で終わってしまったのです。

そこでママさんは警察にも届出をする事となりました。

ですが、届出をしたからと言って何がどうなるという訳ではないのです。

 

今後の為に一応届けではしておいた方が良いだろうって判断で行ったまでです。

 

 

もし警察が事件として動く事になれば、役所の環境保全部も動く事が出来るのだそうです。

ですが現状「オカメが3羽死んだ」ってだけでは事件にはならないのです。

ご主人の酷いアレルギー症状についても診断書を貰うつもりでいるものの、やはり「何が原因」と記載される事は無いのです。

 

 

本当に日本の法律は、何故こんなに抜け穴が多いのでしょう

飲酒運転の事故然り、未成年者の殺人然り、ストーカー事件然り、アスベスト事件然り、血液製剤その他薬害事件然り、医療事故然り・・・

被害者側が圧倒的に不利なのは何故でしょう
しかもその事故で「大量の人が死んだ」とか「世間的に大きな影響を与えた」という背景がないと動かない。
全く納得出来ないですよね。

危険性だけでは放置状態も同様なのです。

 

 

とはいえ、やはり最初から「日本の法律の元では、この程度の事件では相手にしてもらえないのだろう」と言うのは、ある程度の想定範囲ではありました。

でもやはり現実に突き付けられるとキツイですね。

 

 

そして最終的にもし裁判などに持ち込むのだとしても、結局は3羽の命をお金で清算という形になってしまうのでしょう。

犬の事件でも時々取り沙汰されますが、売値で清算ですか

そんな物の為に頑張っているのではないのですけどね。

せめて今後の被害を最小限に留めたいというのが願いなんですけどね。

 

 

ただ実際には、裁判でも圧倒的不利なのは言うまでも有りません。

そうなると引き受けてくれる弁護士なんていやしません。

元々「裁判でどうにかしよう」等と思っている訳ではないのです。

亡くなった子達の死を悼み、今後の被害を減らしたいと思っているだけなのに・・・

でもそんな気持ちはどこにどうぶつけたら良いのでしょう

 

 

警察から貰った言葉は↓こんな回答だったそうです。

 

上司と会議をしたけれど、「刑事事件としては扱えない。難しい問題」なのだそうですよ。
詳しく聞いたのです。やはり実証が無いとダメなのだって。
器物破損にあたるかどうか、、、これは故意にやった物ではなく、工事の過程で起こった事になるので違うのだそうです。

 

 

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★今後の掲載予定★

 

◆巣引きの知識【その2】−−−近日予定

◆鳥の感染症PBFD・オウム病等【その3】−−−近日予定

◆鳥の中毒事件【その4】

◆「コンパニオンバードNo.5」の感想−−−近日予定

◆オカメインコの種類その4・・・シナモンパールパイド

◆オカメインコの種類その5・・・ルチノーシナモンパール

◆オカメインコの種類その6・・・WFシナモンパイド

◆オカメインコの種類その7・・・WFルチノーシナモン

◆オカメインコの種類その8・・・珍しい種類

◆「インコをよい子にしつける本」の感想

◆挿餌の与え方〜一人餌になるまで−−−秋雛が出始める頃までに掲載予定

◆使って良かった鳥用品紹介 【その2】−−−近日予定

◆失敗した鳥用品紹介【その1】−−−近日予定

◆身近に有る危険な物【その3】

 

2006/09/23
鳥の感染症PBFD・オウム病等【その2】
 
y060923.jpg

 

 

 

これは友人宅で産まれ、そしてその中の二羽が中毒死してしまった雛の、産まれた時の写真です。

この中の1号chan2号chan、そしてこの子達の父鳥合計三羽が中毒死してしまいました。

この子達を、私の友人はとても大切に育てて来ました。

 

 

中毒死に関しては、以前何度かコチラに掲載しましたが、中毒死と判明するまでの間、友人はどんな風に過ごしていた事でしょう

 

 

まず最初に、1号chan・2号chanの二羽が同時に突然死しました。

その翌日父鳥が突然死しました。

 

 

通常同時期に突然死する事はなかなか有りません。

この事から、本来感染症の可能性は低いのです。

ですが感染症の疑いは捨てきれるものではありません。

もし感染症だった場合には、まだ生きている子達全員が全滅する危険性が有るのです。

 

 

もし私だったら、悲しみのどん底に付き落とされて動くこともままならなかったかもしれません。

 

 

ですが友人は、他の子達を守るために即動きました。

悲しみをこらえて、解剖してもらう決心をしたのです。

ソレをお願い出来る場所を探すだけでも苦労したと言います。

感染症の疑いのある子を受け入れる病院はなかなか見つかりません。

他の患蓄さんに移してしまう危険性があるからです。

そしてやっと辿り着いた鳥専門病院にお願いする事になりました。

 

 

ココで友人が不安に感じていた感染症とは、やはり致死率が高く空気感染するPBFDオウム病鳥インフルエンザなどです。

これ等の病気は、感染した鳥の脂粉や、感染した鳥が出した糞の乾燥した粉塵等吸引する事に寄って感染する空気感染です。

これ等の病気が発見された場合には、直ちにその鳥を完全隔離した上で治療を施す必要があります。

そうでなければ飼育している他の鳥に感染してしまう危険があるからです。

 

 

その鳥と触れ合った場合には、シャワーを浴びて髪を洗い、服を全部着替えて他の鳥に接しなければなりません

 

目に見えない脂粉1粒たりとも持ち出したら危険なのです。

 

 

またオウム病・鳥インフルエンザは人間にも感染する危険がありますが、人間の場合はそれほど高い死亡率では有りません。

毎年発生するインフルエンザと同等程度か、それより低い死亡率です。

ですが、他の人や鳥に感染させる危険性がありますから、行動にはかなり制限を掛けられます。

 

 

 

友人が解剖に出してから結果が出るまでに約1ヶ月掛かると言われていました。

 

その1ヶ月間を、友人はかなり自分の行動にも規制を掛ける必要がありました。

 

 

 

招待されていた鳥友達とのオフ会は当然キャンセル。

他の友人たちの飼い鳥に感染させる危険性があるからです。

鳥のいる施設 (ペットショップ) 等も当然出入り出来ません。

施設の鳥に感染させる危険性があるからです。

鳥の餌を買うのにも、鳥が販売されていない店を訪れるしかありませんでした。

 

 

もし感染症だったら・・・その恐怖に1ヶ月間堪えなければなりませんでした。

 

自宅の子が全員感染していたらどうしようという恐怖は本当に大変な物だったと思います。

治療できる病院は限られています。

 

 

 

そして出て来た結論は「中毒死」でした。

ホッとしたと同時に、今度は中毒の原因を探る事になりました。

何かを食べてしまった中毒なら、体内に異物が残りますが、そういう物は発見されなかったのです。

 

毒を排出する為に動き続けた肝臓は肥大し、肺が一番症状が酷かったといいます。

 

 

 

友人は今も一人で戦っています。

連日保健所や町内会に電話し、状況を確認しています。

この様な悲しい事件は、二度と起きて欲しくないと心から願っています。

 

 

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2006/09/20
別の中毒死事件【後編】

・・・・・・・・・・・・・・前編からの続き

 

 

 

 

 

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【数日後】

 

家のすぐ近所で、2羽セキセイさんを飼っている家があります。
いつも物凄く騒いでいるのに声はすれども姿は見えず、つねづね一体何処に居るのか?と思っていたら、なんと道路に面した玄関の、天井からケージが吊ってあったのでした。
通りすがりに偶然玄関ドアを開けるタイミングでようやく判明したのですが、なるほど、確かにこれでは道路からは姿が見えません。
黄色と白のハルクインが各1羽、小さなケージの個室で飼われておりました。
聞けば、天井から吊っているのは、室内に侵入してくる猫対策だそうで、
「でも、しばらく上に置いていたら、もう手乗りじゃなくなっちゃったの」
まぁ、そうでしょうね、でも仕方がないですね。
この近所、多かれ少なかれ野良猫被害には泣かされていますものね。

で、このところ急にセキセイさんの声がしなくなったので、私はちょっと気になっておりました。
そのセキセイさん達が居るお宅は、先日の塗装工事騒ぎの時に私が鳥を避難させた建屋の2軒となりに当るのです。
あの暑い日、両手にケージを提げて通過した私の耳には、ギャギャギャギャギャ…という彼らの賑やかな声の記憶が残っていますから、つい先日までは確かにいた筈なのに…


実は、セキセイさん達、あの日の夜に死んでしまったようなのです。

日付までは確認できなかったのですが、飼い主さんは「あの頃すごく暑い日が続いたからね〜」と言っていました。

それ、暑さじゃない。
ぞっとしました。
この辺りが最後に昼間暑かったのは、確かにあの塗装工事連発の日。
おそらく2羽は有毒ガスの犠牲になったのです。
そして、家の鳥たちは、昼間そのお宅の2軒隣に避難していたのです。

家の鳥たちが無事だった理由は明白です。
私は夜間に再度ケージを実家のほうに移動させているのです。
避難先と実家は極めて近所ではありますが、工事現場を挟んで180度方向が逆なのです。
南寄りの風が吹く昼間は、現場より南にある避難先(ならびにセキセイさんのお宅)は、風上に当るので被害を受けません。
しかし、日が落ちた夕刻以降は北の風に変わりますので、避難先(ならびにセキセイさんのお宅)は、塗装臭の直撃を食らう風下のロケーションに転じるのです。

その為、あの日の夕刻、私は風を読んでケージの再移動をしているのです。
それが明暗を分けたのだと思います。


そのお宅の玄関は道路に面した北向きでした。
夜間は開け放しの玄関の天窓からは、きっと一晩中有毒ガスが侵入し続けた事でしょう。
そして、玄関の天井部は、ちょうどセキセイさんのケージが吊られた場所でもあり…

知っていたのに、教えてあげられなくてごめんなさい。

エアコンのあるお宅だから大丈夫だろうと勝手に思い込んでいたのです。
夜間は玄関の天窓を開けるだなんて、私は知らなかったのです。

「ちょうど最近すごく塗料凄く臭かったでしょー、だから一晩天窓開けてたのに、なんか暑さで弱ってたみたいで…」

「そうですね、あの日暑はかったですね」とだけ返事をして、心の中でだけ「ごめんなさい」を言って立ち去りました。

いまさら、本当の事など言えませんもの。

 

 

 

ハウスシック被害などで着目されているので、ホルムアルデヒド残留濃度など屋内施工についてはそれなりに(人間基準で)厳しくなっているのでしょうが、屋外施工に関しては臭いさせ放題、溶剤揮発させ放題な気がします。
人的被害に関しては訴訟や補償問題、なんてのも耳にしますが、動植物は「器物」扱いなので、何かあっても補償(弁償)すれば良いという観点止まり。
彼らの健康被害は「被害」とみなして貰えないのですよね。

セキセイさん、あまり大事にされている風ではなかったけれど、彼らの命を奪ったほうに加担したような気がして、なんとなく後味の悪いものを感じます。

 

 

 

気になって、そのままちょっと近所を回ってみたのですが(鳥飼いのお宅があと3軒あるので)さすがに鳥の皆さんは健在のようでした。
鳥がガスに極端に弱い、この事実を知らない方のほうが大勢なのでしょうから、機密性の高い室内で助かった鳥たちも、むしろ偶然生きながらえただけ、というべきなのかも知れません。

 

 

 

危険性を察知して、預けることを思いつくような飼い主さんに逢えた鳥は幸せですが、それは飼い鳥全体のごく一部に過ぎませんね。
飼い主が日中留守で、それも1羽飼いだったりしたら、異変は誰にも気付かれることもなく、原因不明の急死で片付けられてしまっているかも知れませんね。

 

 

 

見えない恐怖、本当に怖いです、機密性の低い旧式の日本家屋では、逃げる以外なす術もありません。
彼らの死は、私の鳥たちが本当に生命の危険に晒されていたことを教えてくれました。
後遺症のハナミズは、その後も数日続きましたので、移動して命は助かったとはいえ、いくらかの健康被害は受けていたものと思われます(もう治ったけど)

 

 

 

実はですね
現場をウロウロしてスケジュールを聞いたり、避難先と実家を何往復も歩いたり、実家に戻って数時間過ごしたもので、私が若干中毒しちゃったみたいなんですね。
2日くらい寝ても起きても治まらない頭痛に悩まされてました〜(笑
まぁ、私はニオイでは死ぬところまでは行きませんので。

丹精込めて育てた鳥たちを、不慮の事故でだけは亡くしたくないものです。

 

修繕工事は必要なものとはいえ、集合住宅で鳥を飼うお宅にとっては最大の恐怖でありますね。

 

 

 

 

【その後】

 

もう大丈夫です。
なんたって、トリのハナミズより先に治りましたもの。
(さすがに体の大きい哺乳類は丈夫なのだった)

私は塗料臭には比較的強いほうなんですが、屋根補修のほうのお宅で使われていた、下地の接着剤のせいかも知れません。
ペンキとはまた違うニオイで、そちらにヤラレタような気がします。
それか、両者の併せ技で、混ざりあって新種の揮発臭になっていたのかも知れません。
一斉工事の場合、こういったリスクもありますよね。
農薬散布の場合なんかでも、他の農地区画の散布と時期がかぶって混ざり合い必要以上に効果が強くなったり、作物に薬害が出たりするケースもあるのですって。
複合汚染の場合には、どうやらかなり予想が立て難いもののようです。

 

 

 

被害実態が殆ど気付かれないだけで、本当は頻発している事故なのかも知れません。
トリは弱い、すぐに死ぬ、と信じている一般家庭の皆さんは、決して原因究明などしないでしょうから、誰も気付いていないだけで同種の事故は本当は多発しているのかも…

本当に「教えてあげれば防げたかな」と思うのだけど、教えても、もし笑い飛ばされてしまったら、私はその方を嫌悪することになっただろうし…
どうなんだろう、この件については、自分でも何が正しいのか、何だか良くわかんないの。
何十年モノの御近所だから難しいんだ。

 

とはいえ、最終的にうちの子達は全員生き残りましたが、近所のセキセイ二羽が被害を受けて死亡してしまい、危機的状況を知りながら見捨ててしまうような結果となってしまった事に深い後悔と悲しみを感じると共に、後ろめたさと申し訳ない気持ちに押し潰されそうなのです。

 

 

 

◆補足情報◆

2.その後の鳥たちの状況について

因果関係が立証できないので日記では書いておりませんが、2日後に1羽のクチバシの先端に血斑が出た事を御報告させて頂きます。
血斑は1日半後に消えたので、通院はさせませんでしたが、この鳥は、お迎え当時は栄養不良による嘴や爪の伸長過多、並びに、多尿や消化不良便なども確認されていた、それなりに内臓の弱そうな鳥です。

また、8月に体調不良で通院していた1羽については、その後の換羽で奇形毛の発生が確認されております。
奇形羽毛は全身で6枚ほど生えて来たのですが、異常はすべて羽毛の先端部分で確認されています。
最も異常がわかり易い羽毛については、画像を御覧下さい。

 

y060920-3.jpg

 

 

 

y060920-2.jpg

 
くびれたように羽毛が細くなっている箇所は、羽毛の成長の過程において、羽軸が一時的な血行不良に陥った痕跡だと思われます。
羽毛異常といえば、私は真っ先に肝機能に頭が行ってしまうのですが、羽毛の成長速度は詳しくわからないので、工事が原因とは断定できない状況です。
ただ、その羽毛が生えはじめる約2週間ほど前に工事が行われておりますし、最近生えて来た新しい鞘毛からは奇形は確認されておりませんので、個人的には何らかの因果関係を疑うものです。

上記の2羽以外につきましては、刺激臭による数日のハナミズ被害以外は、目立った影響は無かったように思います。
今回の件、全員無事で済んだとは言うものの、私は弱った個体には影響が出てしまうような、ギリギリのセーフラインだったのだと考えています。

尚、異常羽毛を発生させた鳥につきましては、その鳥の両親ならびに同腹の兄弟鳥を複数羽飼養しておりますので、体質や遺伝による毒物への感受性の高はさは考え難く、おそらく病後の体力低下が毒物の影響を受けた原因ではないかと推測しています。

 

 

 

 

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2006/09/19
別の中毒死事件【前編】

別の友人から、別の中毒死事故に関する掲載許可を頂きましたので、コチラで掲載させていただきます。

 

 

友人の日記と記録を、本人が特定出来ないよう多少編集させていただきましたが、その時の友人の気持ちや行動リアルタイムで見ているかの様な緊迫感を感じられる事と思います。

 

 

数日間に渡る長い日記と記録ですので、前編・後編と分けて掲載させていただく事にいたしました。

 

 

尚、本日の画像は友人からお借りしたものです。

著作権はその友人にありますので、無断転用なさいませんようお願い致します。

 

 

 

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                   黄色い二階建てが友人宅です。

 

 

【初日】

 

危機的状況。

本日は朝から、道路を挟んで斜め向かいの家で、外装の吹付塗装工事中(南東)
道路を挟んで2軒先では屋根の塗装工事実施中(東)
同一リフォーム業者による、一斉工事の模様です。

2軒隣では、2棟まとめて建売住宅建設中で、こちらは手作業によるペンキ塗り中(南側)
こちらは、内装工事のようで、エポキシ系接着剤のニオイが酷い。

そして、本日は強めの南東の風が吹いています。

エアコンが無いのに、窓を閉め切って対応しているので、室温はすでに37
超しています。
ケージの上にはバスタオルで包んだコンビニの氷が2kg
暑さに負けて、母は昼前から外出しています。

窓を締め切っているのにもかかわらず、密閉性の悪い古家ゆえ、室内でも目が痛くなるほどの溶剤臭。
これだけ暑いにもかかわらず、約半数の鳥がハナミズを垂らしているのです。
温度ではなく、刺激臭の所為で。

もうじき、15:00の休憩で吹きつけ塗装がしばらく止みますので、そのタイミングで、鳥達を連れて避難します。
現在は、ケージに暗幕を掛けて、なるべく鳴かさず運動させず、呼吸量を落として、脱出のタイミングを待っている状況です。
(暗くしても、暑くてハァハァしているからあんまり意味ないかも?)


頭痛がするのは、暑さか、溶剤か、それとも怒りで血圧上がった所為か?
何はともあれ逃げるべし!

 

 

                   ------時間経過中------

 

 

め、目張り、目張り・・・。

 

 

                   -------時間経過中------  

 

 

 

とりあえず家の様子を見に戻ってみました。

 

鳥たちは、近所(現場より風上)の家に置いています。
まだニオイはあるのですが、風向きが北西になったので、もうケージを取りに戻ろうと思います。
こんどはそっちの家が現場より風下になってしまうので、こっちで窓閉めていたほうがマシでしょう。

 

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外壁工事のお宅は1日で作業完了だそうです。
問題は屋根のリフォームのほうで、瓦をはがして板をゴムみたいな塗料でコーティングしているのですが、それがとんでもなく揮発性のニオイをさせているのです。
現場のお宅に確認したところ、工事は明日も続くそうですが、明日はリフォーム瓦を乗せる作業だそうですので、今日のようなニオイはしないそうです、本当か?

 

 

 

 

逃げ出したいです。

 

実は、ちょっと説明が難しいのですが、近所にもう1軒家があるのです。
離れというか、別宅というか、父(故人)の趣味の茶室。

ハナミズ、止まった仔も居ますが、放鳥のときまだハナミズしていた仔もおりました。

 

本日はなんとか逃げ切ったように思いますが、しばらくは爪やクチバシのコンディションに注意して過ごさねばなりませんね。
心配です。

 

 

木造家屋の場合、気体は天井や床下や、あらゆるところから侵入してきます、怖いです。

 

まさか、こんなに早く自分も「見えない恐怖」に遭遇するとは思いもしませんでした。

 

おそらく両隣の家くらいには、工事の告知もしたのでしょうが、道路を越した先の家までは知らせてくれませんので「ある日突然」こういった事象に見舞われてしまいました。
しかも、本日は風向が最悪でした。

 

トリは、今のところ異変ありませんが、私は、現場にスケジュール聞きに行ったり何度も歩き回ったので、まだ喉が痛いです。
鳥たちも、何も言わないだけで、本当は喉痛いのかも…
しばらくは要経過観察です。

 

 

 

工事1日では終わりませんが、下地の防腐処理と保護塗装は今日で終わりだそうですから、やれやれなのです。
溶剤の揮発が激しい高温期には、健康被害どころか、有毒ガスで中毒死する可能性もあるので本当に怖いのです。

毎日通って来ていたキジバトやヒヨドリたちも、本日は1度も現れませんでした。
彼らもどこかに避難して無事だと良いのですが。

 

 

本日はなんとか逃げ切りましたが、まだ安心はできません。
特に、病み上がりでようやく調子が戻ったばかりの子、換羽中の子は要経過観察です。
 

 

 

    現状

夜までハナミズが続いたのは、2羽。
別の1羽は、夕方までちょっと声がおかしかった。
本当は病院に連れて行きたいのだけれど、明朝も全員避難させる事や、仕事で短時間だけど出かけねばならない事を思えば、ちょっと難しいかも知れません。

夏は短期決戦で終わる屋根のリフォーム工事がとても多いのです。
今の時期でないと工事に不向きなのです、梅雨、秋の長雨、積雪の時期には外装はともかく屋根はいじれませんから。
外装貼り付け系のリフォームは、安価で早いが売りですが、大量の接着剤を使うので迷惑です。

 

 

 

 

 

【翌日】

 

ニオイだけならまだ耐えるとしても、吸い込んだ揮発系溶剤は、肺から血液に溶け込んで、全身回ってしまうわけで、えぇと、要するにこれはシンナー中毒なわけですよ。
家の場合は、ペンキより、ゴム系接着剤(かな?)の被害のほうが深刻な気がします。
今日もまた東風なんです、本日は早朝に避難させたので大丈夫なのですが、昨日に引き続きハナミズさんが出ております。
しばらく様子見なのですが、溶剤の解毒で肝臓に負荷がかかるので、もし爪やクチバシに異常が見られた鳥が出た場合、即座に病院行きの予定。
まぁ、この場合、病院行っても、レントゲンで内臓の腫れ診て貰って、強肝剤出してもらうことしか出来ないのだけど…

もぉ嫌です。

 

 

 

 

◆補足情報◆

1.屋根のリフォームの工程について。

まず古い瓦を除去し、高圧洗浄洗浄処理後、屋根板に防腐処理を行い、その上にゴムっぽい質感の灰色の塗料でコーティングし(水漏れ防止兼下地だと思われます、これがニオイの原因でした)最後にプラスチックの軽量瓦を乗せるというものでした。

 

 

・・・・・・・・・・・・・後編へ続く

 

 

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2006/09/18
【お願い】中毒情報集めています。
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先日から何度か掲載している中毒死ですが、実は私が知る限り友人の「たった1件の事件」ではありません。

自宅の子ではないものの、そのような事件を見聞きしたという話しは伝わってきています。

 

 

決して「珍しい事故」では無いのです。

 

経口摂取の場合の中毒では、解剖する事で体内から異物が発見されますから直接原因が特定出来ます。

ですが空気汚染の場合には「直接の証拠」を手に入れる事が出来ず、その為「状況証拠」で特定するしか有りません。

 

 

相手から「証拠があるのかと詰め寄られた場合、大変不利な状況です。

診断書も勿論「○○が原因と思われる中毒死」という曖昧な形になってしまいます。

それでも追求する為には、多くの症例を提示する必要性が出てきます。

 

 

勿論そのどれもが「状況証拠からの推測」の訳ですが、拠り多くの事例が集まれば、それだけ信憑性は増してきます。

つまり「空気汚染が原因の中毒死の可能性が高まる」のです。

 

 

私は現在、出来るだけ多くの症例を集めたいと思っています。

友人も独自に症例を集めようとしています。

 

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身近で起きてしまう中毒死を、少しでも減らして行きたいというのが友人の願いです。

是非ご協力をお願い致します。

 

今回コメント欄を開いておきます。

中毒死に直接関係する内容でなくても、何らかの情報を頂ける方は、コチラのコメント欄orHPの掲示板に投稿いただけると助かります。

 

 

 

 

少しでも多くの方々に見ていただけるよう、友人宅で起きた事故を自分のブログやHPで紹介していただける方がおりましたら、ご連絡ください。

 

 

又、少しでも多くの方に「危険を知ってもらう為」ブログランキングに積極的に参加する事にいたしました。

 

 

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◆身近に有る危険な物【その3】

 

2006/09/16
中毒死の詳細
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先日お伝えした「オカメインコの中毒死事件」について・・・

この写真は、死亡する前日に撮影された物です。

すくすく育った雛は、その前日までこんなに元気に可愛い姿で生きていたんです。

 

 

亡くなった三羽のママさんから、この件に関するママさんの文章をお借りして来ました。

是非ご覧になってください。

 

 

 

 

 

長いですが、ぜひ読んで下さい。

危険な物、それは目に見えるものと、見えないものがあります。
その見えないもののお陰で、チビ達が死んでしまいました。
親ルチノー♂もです。合計3羽。。。
悲しいし、寂しいです。ですが、私は怒りを感じていました。

たった一日のうち数分、洗濯をした為に窓を開けてしまった。
最後の日記の日です。
その見えない物は南風に乗り、やってきたのです。
チビ達を含め鳥達は南側の窓付近にいました。

日記を書かなくなった次の日、チビ達は朝元気に「出して〜」とやっていたのを最後に、昼過ぎに娘が見た時には変わり果てた姿。
なんで?どうして??
2羽同時に死んでしまう事、これは病気なのだろうか??
私は、恐くなり掛かり付けの病院に電話したのです。
ですが、断られてしまいました。
解剖となると凄いお金が掛かると言う理由で・・・

その後保健所へ電話。
他に見てくれる病院はないか、あちこち調べたのです。
結局辿り着いたのは、鳥専門病院。そこへ電話してお願いしたのです。

診察の結果は中毒の恐れがある事がわかりました。外傷もなし。
毎日体重も量っていたし、全てお話したの。
ただし、チビ達はまだ健康診断も受けていない状態だった為、病気の可能性も含め外注で解剖する事にしたのです。
そう、まだ私の家には沢山の鳥がいるので、その子達を守らなければ!

病院から帰ってきたのは昼でした。
前日からあまり寝ていなかったので、旦那と娘は布団へ転がったのです。
嵐でそとは大雨、雷も鳴り響きオカメ達はパニック寸前。
「大丈夫だよ。」
と声を掛けたのです。
そのとき、異変に気がつきました。親の♂が死んでいたのです。

パニックになりながら直ぐに病院へ電話をしました。
夕方に予約が取れ、直ぐに動きました。
病院に早く着いてしまったので、時間つぶし。
診察の結果、外傷も無く問題は無い。
でも。もしかしたらこの子も病気を持っていたのかも・・・
と言う事で解剖へ回したのです。そうする事によって、遺伝的に受け継がれる病気があるのかどうか調べる為に。

その時、先に渡していたチビ達のレントゲンを見せてもらいました。
ちゃんとソノウの中には餌が入っている事が分かる。
それと、先生が気になった事。肝臓が腫れてる可能性が高い。
レントゲンで比べました。
チビ達と、♀親と。確かに違うんです。
肝臓が腫れていないと、綺麗な砂時計の形が見えるのです。
素人でもわかる説明でした。


同居していた♀親の診察もお願いしました。
病院へ向かう車中、数回吐いたのです。
レントゲン・ソノウ検査・糞検査。異常なし。ホッとした瞬間です。
ですが、体重が落ちていた事が気がかりで。。。
小さいケージに入れて隔離して体重管理をして下さいと指示されました。
吐いたのは車酔いだろうという診断です。



3日後病院から連絡が入る。
肺出血が確認され、循環器障害もありました。
まだ詳しく臓器を調べていないが、中毒である。と。


それから、約一ヶ月過ぎました。病理検査の結果が出たのです。
病院の先生から電話があり、「ウイルス性の病気ではありません、中毒に間違いないでしょう。」と。
♂親はラックの中でしたが、一番敏感な子だったんだね。。。と。

ホッとして涙が出そうでした。
他の子を病気が蝕んでいない事がわかったから。

♀親は元気になりました。
体重も元に戻り、先生にも報告すると喜んでくれました。
書類がまだ揃っていないけど、結果だけでも・・・と先生のお気遣い。
有り難かったです。

当時、体重は79g。今は97gまで回復したのです。
寂しかったのでしょう、なかなかご飯も食べずにいました。
ケージの中に自分が映るように鏡をセット。これが功を奏したです。
寄り添っています、今でも。
ペアーの片割れが居ないとこういう事もあるのです。



ココからは私の戦いなのです。
原因は近所の新しい建築物です。これ以外に考えられないのです。

毎日、臭い。窓は一切開けられません、エアコンフル回転です。
これ来年の春まで続く工事なのです。
建築屋と電話で死んだ事は伝えてあるのです。
書類が揃ったら、それを叩きつける!そう決めてるの。
結果はどうあれ、建築物により、死んでしまう事があると言う事実。
これを突きつけるのです。
こんな事やっても、死んだ子は帰ってきません。
でも、泣き寝入りしたら申し訳ない気がしてるの。

もう、一切窓は開けません。それでも入ってくる空気。
危険はまだ続くのです。でも、それを最小限にしなくては。


みなさんにお願いです。本当に気をつけて。

シンナーとか、揮発性の物。外装工事も危ないのです。
マニュキュア・マジック等近くでやってませんか?
鳥は哺乳類とは違う肺の構造の為、微量でも死に至るのです。
たばこもそうですね。

カーテンレール。これは鉛中毒になる。
カバーをするか、なにか対策を考えてください。
カーテンに鉛が含まれていることもあります。
誤って口にするとたった数時間で中毒死です。
キーホルダーも危ないですね。
ニュースで子供が死んだと聞いた事がありませんか?

テフロンの鍋類も。空焚きした時の煙は人間にも危ないのです。

目に見えない危険な物。もっと多く存在しています。


私が体験した事。これをもっと他の人にも知ってもらいたい。
悲しむのは私だけで十分です。
皆さんのお宅の鳥さん達、元気に長生きできるようにお祈りします。

最後まで読んで頂いた方、どうもありがとう。
今までチビ達のこと読んで頂いた方、応援ありがとうございました。
やっと泣ける自分が居ます。

 

 

 

これは、三羽のママさんのブログからコピーさせてもらった文章です。

本来なら、ソレまで雛達がどんな風に育ってきたか

ママさんがどれだけ苦労をして育ててきたか

どんなに可愛い姿で日々を過ごしてきたかを掲載しているブログをお教えしたいところなのですが、やはりネット上には悲しみの底にいる人を、更に深い悲しみに突き落とす悪意のある人々が存在しているのです。

 

 

そういう方達に荒させる訳には行きません。

ですからココで紹介する事が出来ません。

 

 

ママさんはそれ以来ずっと戦い続けています。

保健所への連絡・町内会への連絡・注意を促すチラシの作成・少しでも多くの人に呼びかけようと頑張っています。

何も出来ない私ですが、せめて応援したいと思っています。

 

 

              コチラも、亡くなる前日の雛たちです。

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こんなに可愛く元気に過ごしていた子達が、一瞬にして命を奪われてしまったのです。

皆さんも十分気を付けていただきたいと思います。

 

それが、三羽のママさんの願いです。

 

 

 

★今後の掲載予定★

 

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◆身近に有る危険な物【その3】

 

2006/09/14
中毒死/ 身近に有る危険な物【その2】
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今年、友人の所で可愛い雛が4羽生まれました。

雛たちはスクスク育ち、そのうちの一羽は養子に出ました。

 

 

残った三羽も元気に育っていたのですが・・・

ある日、そのうちの二羽が同時に突然死したのです。

 

 

友人の家は、他にもまだ鳥が居ましたから、原因究明のため解剖に出す事を決意しました。

もしウィルス性の病気だった場合、全滅の危険性があったからです。

 

ところがその翌日には、今度は雛たちの父鳥が突然死してしまいました。

その父鳥も解剖に回される事になりました。

 

結果が出るまでには1ヶ月位掛かると言われていました。

 

まだ結果報告書は手元に届いていませんが、電話で連絡を受けたそうです。

 

 

 

その結果は、近所で行っている建物建築での塗装。

その塗料に含まれている溶剤による中毒である可能性が濃厚となりました。

 

 

友人はその工事を大変気にしていて、出来るだけ窓を開けないで、洗濯をするときにもかなり気を使っていたのですが、それでもこの様な事件が起きてしまいました。

 

 

 

そしてまだ生き残っている鳥達がいますから、その後はより注意を払った生活をしています。

ですがその工事は来年の春先まで続くのです。

 

 

とても危険な状態です。

 

 

実はご主人も、最初の二羽が突然死した日からアレルギー性と思われる体調不良を起こしていて通院しています。

 

 

工事期間はまだまだ続く為、友人は保健所に届出を出しました。

すると、建築物の反対側にある地域でも、ハトが数羽死んでいるのが発見されていたのを知りました。

 

現在友人は、町内会を通じて近所の方々に注意を呼びかけています。

小さな鳥の命は勿論、人間もアレルギー体質や喘息持ちの場合には危険なのです。

そして建築会社に交渉を申し込んでいます。

 

 

 

今後どのような話しに展開するかは分かりませんが、亡くなった三羽の命を無駄にしたくないと戦う事を決意しました。

 

 

 

皆さんの回りで建築工事が始まったら、窓を開けないように注意してください。

特に塗装をしている時期は危険が増します。

 

 

建築に関する基準は、2003年7月に引き上げられ、シックハウス症候群の元となるホルムアルデヒド含有量に関してもかなり厳しくなりました。

ですがソレは「人間を基準」にしています。

小さな体の鳥・・・

そして呼吸循環機能が人間とは全く異なる鳥は、空気汚染に非常に弱いのです。

 

 

 

鳥飼さんの多くはご存知のお話と思いますが、昔はトンネル工事や地中に潜る際に「有毒ガス探知機」代わりにカナリヤを連れて入っていたんです。

カナリヤが死んだら即撤退するようになっていました。

 

現在では機材で探知する事が可能なのでしょうが、昔はそのように鳥が使われていたのです。

 

 

他にも身近にはマニキュア・油性マジック等、鳥にとっては良くないものが存在します。

そういう物を使用する際には、鳥に害にならないよう十分気を付けてください。

 

 

 

★今後の掲載予定★

 

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◆身近に有る危険な物【その3】

 

2006/08/23
身近に有る危険な物【その1】
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結構身近に「危険な物」って沢山あります。

不幸な「知らなかった事故」は、出来る限りなくしたいものですね。

 

 

そんな訳で、「身近に有る危険な物」を思いつくたびに少しずつ掲載して行こうと思いました。

 

 

◆鉛

鉛が猛毒で、中毒死を引き起こす事は良く知られていると思います。

でも、「どんな所に鉛が含まれているのかって、実は良く分からないですよね。

 

 

●身近なところでは鉛筆やシャープの芯

カーテンの重石として、小さい粒状の物が仕込んで有るものが有るそうです。

金属性のカーテンレールに鉛が含まれている物があるそうです。

 

 

特にお子さんがいる家庭では、鉛筆やシャープが机の上に出しっぱなしで放鳥する事がないように気を付けましょう。

 

カーテンの重石は、丁度鳥が口にしやすい大きさなのだそうです。

カーテン底部に仕込んであるらしいので、自宅のカーテンを確認してみましょう。

もし仕込んであるカーテンだった場合には、万が一を考えてカーテンを変えてしまった方が良いと思います。

実際、それを口にしてしまった事で亡くなった鳥さんもいます。

 

カーテンレールに関しては、そのカーテンレールに鉛が含まれているかどうか確認するのは困難と思われます。

カーテンレールを齧れないよう、何か工夫をこらした方が良いかもしれません。

我が家では、タマタマ偶然別の目的でカーテンレールの上に木の板を棚の様に作ってしまったのですが、友人は布でカバーを作成していました。

又、カーテンレール用物置と言う物が市販されているようです。

 

 

 

◆亜鉛

亜鉛中毒も有名だと思います。

亜鉛その物よりも、亜鉛メッキの物での中毒が多いようです。

コレは、実は案外身近にゴロゴロ転がっています。

 

例えば鳥のケージの多くも亜鉛メッキです。

この為ステンレスのケージを求める方も多いのですが、メーカー側の説明では、鳥のケージの亜鉛メッキは、メッキの仕方が危険度が無いやり方だということです。

そして、実際に「ケージの亜鉛メッキに拠る事故報告は無い」と言われています。

 

コレを信じるか信じないかは、皆さんに判断を委ねるしかありません。

 

 

しかし実際に亜鉛メッキ中毒死は起こっています。

気を付けなければならないのは、安物のアクセサリー等です。

アクセサリーでは有りませんが、実は鳥が大好きなボールチェーンも、その殆んどは亜鉛メッキで、しかも口に入れると毒性が強い物だったりします。

 

人間用の物で、口に入れる事が前提になっていませんから、メッキの方法が全然違うようです。

 

 

お子様用のアクセサリーでは、もしかしたら「口に含むかもしれない」前提で作られている物もあるかもしれませんが、100円ショップなどで売っている金属性のアクセサリーキーホルダーなどの金属チェーン類には要注意です。

 

 

 

◆プラスチック製品に使用されている「何かの薬品」

実は知ったのはつい最近、友人に教えて貰ったからです。

例えば私も、幼児用の大粒のビーズ「鳥の玩具作成」に使用したりしています。

 

ところが、それらのプラスチック製品の中には、強い揮発性の臭いがする物があるのだそうです。

どうやらこれ等は「洗えば毒性が薄れる」らしいのですが、特に100円ショップなどで販売されているような物は、臭いをかいで「良く洗浄」してから使用する事をお勧めします。

 

 

 

◆ビニール製品

私はかなり様々な事に「農業用ビニールシート」を使用しています。

ケージの保温カバー・オカメが入れないようにするためのカーテン等等です。

そもそも私がホームセンターで農業用ビニールシートを選んだ理由は、紫外線を通す事が条件だったからです。

農業用ビニールシートとは、温室を作っている「あのビニール」なんです。

他にもっと丈夫そうな「テーブルクロス用ビニールシート」等も売っていたのですが、薄さの点でも「加工がしやすいだろう」と選んだのでした。

金額が安かったのも理由の一つです。

 

ですがどうやらコレは正解だったようです。

 

ビニールシートの中には、なかり臭いのきつい物も多いらしく、臭いの正体は分かりませんが、やはりあまり身体に良い物ではない事は想像出来ます。

身体の小さな鳥には尚更ですね。

 

 

冬場の保温用ケージカバーとして、家庭用温室を購入した方も多いと思いますが、何人かの方から「臭いが気になったので、何度も洗った」という話を聞いています。

 

 

ビニールシートで問題なのは「臭い」だけではないようです。

 

折りたたんだビニールが貼りつかないよう、白い粉がまぶしてある物が有るのだそうです。

この「白い粉」の正体は石灰らしく、舐めると危険です。

 

 

どんなビニールシートを購入したとしても、やはり一度水洗いした方が良さそうです。

 

 

 

◆空気中の有毒ガス

コレは目に見えませんから困りますよね。

一番身近なところでは「タバコの煙」だと思います。

鳥の呼吸器官は人間と違うため、有毒ガスを吸い込むと一気に体内に回ってしまうらしいです。

タバコは「オカメのいない所」で吸ってくださいね。

 

 

他には油性マジックのシンナーなども有害です。

この臭いは人間でもすぐに分かりますから、気をつける事も可能だと思います。

オカメのいる部屋では使わないのが無難です。

同じ理由で、マニキュアや除光液の使用も部屋を移動して行った方が良いと思います。

 

臭いが無く分かりにくいのは「テフロン加工のフライパン」乾煎りした時に出る煙です。

知っている方も多い事だと思いますが、人間にも有ですから気を付けましょう。

 

 

あまりにも当たり前すぎる事ですが、殺虫剤は有害です。

無臭の物を別部屋で使用した場合、流れ込んできても気が付かない事が有りますから、臭いの有る物を使用した方が危険は回避できると思います。

 

 

既に時期を過ぎてしまっていますが、春先などは特に「畑や果樹園の農薬散布」「公園や学校での除草作業」が行われ、農薬や除草剤が風邪に乗って飛んでくる事が有りますから注意した方が良いです。

 

 

 

◆電気コード

これは勿論「感電死」の危険です。

オカメインコはコードをかじるのが好きですからね、くれぐれも感電死しないようコードカバー等でガードしておきましょう。

 

 

 

また何か教えていただいたり、新しい情報を得たりした時には、コチラでお知らせして行こうと思います。

 

 

 

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