駄目飼い主と、我が家の誇るべき12羽のオカメインコの日常を、飼育情報も交えながらご紹介します。

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雛の成長と手乗り
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たまたま入ってきた質問があり、昨年秋の巣引き日記を少し読み返しました。

 

 

あの頃は日々様々な事があり、新たな発見が毎日のように起こり、色々な事に悩み、沢山の感動を受けました。

読み返してみると、つい最近の事なのに忘れていた事も多々有りました。

 

 

 

オカメインコの雛は通常生後2〜3週間で巣箱から出されます。

手乗りに育てるには生後3週間くらいが限界と言われています。

多くの場合は14日〜18日程度で巣箱から出されます。

 

ソレは「生後3週くらいで店頭に並べる」為です。

 

 

この日数は重要な意味があります。

 

 

生後3週くらいだとまだ筆毛が少し残っており、誰が見ても「雛」と認識出来ます。

一般の人達から見て、一番「可愛い・欲しい」と思わせる時期です。

まだ初飛行しておらず、だから飛んで逃げられる事が無い為懐かせやすい時期です。

1日の挿餌の回数も、人間にとっては重労働過ぎる時期を過ぎ、昼間家にいる人なら楽しみながら行える回数にまで減ってきています。

体重も多くの場合70〜100gまで増え、弱弱しい危険な時期を脱出しつつある時期にさしかかります。

始めての人でも何とか飼育可能な所まで育っています。

 

 

この時期に店頭に並べるため、巣箱から出すのは生後2週〜18日くらいとなります。

 

 

アマチュアブリーダーと呼ばれる一般の方達の場合、直接里親さんに託すため、やはり生後3週間くらいを「お迎え時期」とするケースが多く、その数日前に巣箱から出して挿餌に馴らして引渡しとなる事が多いようです。

また一人餌になってからの引渡しでも、少しでも懐いている状態で引き渡したいと思うのが通常ですから、懐かせやすい時期から挿餌を開始する事になります。

 

 

 

雛は人間の手で挿餌をしなければ荒鳥になってしまいます。

人間を怖がるようになってしまい、そこから手乗りの訓練をするのには大きな努力長い時間を必要としてしまいます。

 

ですが人間が挿餌で育てれば自然と手乗りとして育ちますから、手乗りにするためには「生後3週間くらいまでに巣箱から出す」と言われているのです。

 

 

 

一般的に雛が完全一人餌になるのは生後8〜12週と言われており、ならばもう少し遅くても大丈夫ではないかと思われがちですが、やはりそこにも意味があります。

 

 

生後4週になってしまうと、早い子は飛びます。

この頃になると「餌を食べる」事よりも遊びに夢中になってしまい、それ以前にお迎えしている子でも「なかなか餌を食べてくれなくなった」という事が多々あります。

 

ましてや挿餌に馴れていない子だと、その時期に挿餌を始める事は困難な状況になってしまいます。

ですから「飛ぶ前に少しでも人間に馴れてもらっておく」必要があるのです。

 

 

 

始めて巣箱から出した時、やはり雛は挿餌を上手く食べられません。

スプーンに慣れて貰うのには少し時間が掛かります。

人間が挿餌に慣れていなければ尚更挿餌は難しいです。

 

又生後2週くらいになるとオカメインコの自我が芽生え始め、巣箱を覗いたりすると威嚇するようになります。

ソレは日齢を重ねる毎に強くなっていきます。

そんな事情から「生後2〜3週で出す」と言われています。

 

 

 

では何故それ以前では駄目かと言えば、決して駄目な訳ではありません。

ただ人間にも色々不都合が多い事が理由です。

 

生後2週前の雛はまだ弱弱しくて、人間が育てるのは大変なのです。

 

巣箱の中なら親鳥が保温してくれます。

巣箱の中なら、まだ給仕が1日何度も必要だけれど親鳥が全てやってくれます。

(ちなみに生後2週くらいだと、挿餌は1日5〜6回と言われており、単純計算で4〜5時間おきに与える計算になります)

そして親鳥からの給仕期間が長いほど沢山の免疫を受け取る事が出来るため病気のリスクが軽減出来ます。

 

生後10日くらいだと、まだ雛は綿綿していて、体重も20〜45g程度しかない本当に小さな身体です。

嘴も小さいので挿餌もしにくいですし、そのうも小さいので満腹にさせても2〜5g程度しか食べられません。

パウダーフードも、その時期ではごく薄い物を与える事になりますからすぐに消化してしまい、挿餌の回数は半端ではありません。

雛は深夜でも給仕を求めます。

 

 

 

ある程度慣れた人なら安全だろうと思われるのが生後2週間くらいという事なのです。

この時期の体重なら45〜80g程度まで増えており、足もシッカリしてきます。

そのうも大きくなってきているので一度に沢山の餌を食べさせることが出来るようになり、挿餌の回数が減ってくるのです。

 

人間が何日間も、1〜2時間おきに挿餌を与え続ける・・・しかも昼夜問わず・・・と言うのは、かなり厳しいと思います。

 

 

 

 

これ等の事情から、雛は生後2〜3週で巣箱から出して手乗りにすると言われています。

 

 

 

オカメインコの完全一人餌は生後8〜12週と言われていますが、親鳥が育てた場合にはもう少し早いだろうと思います。

 

親鳥は生後2週を過ぎる頃には、給仕が重労働になります。

それまでは少ない量の給仕で済んでいたのに、その頃になると雛の要求量は半端ではなくなります。

 

成鳥が1日に食べる量は約10g (体重の1割程度) と言われています。

ですが雛は一度にソレくらいの量が入ってしまいます。

そういう雛が複数巣箱にいたら、親鳥は1日中食べては運び・・・を繰り返す事になります。

それでも全員の雛の空腹を満足させる事は出来ないでしょう。

ですから、雛は自分で飛べるようになると自分から餌を食べるようになります。

なので昨年秋に孵った雛達は、とても早くから勝手に自分で食べるようになりました。

 

 

挿餌を貰い・親鳥からも給仕してもらい・親鳥が食べている餌箱に自分も入ってシードをついばみというのは、既に「当たり前の光景」になりました・・・

 

 

 

オカメインコは甘えん坊なので一人餌切り替えが難しいと言われます。

そしてソレは本当です。

雛達は自分が食べられるようになっても親鳥を追いかけて給仕を迫っていました。

 

「もう完全に自分で食べられるでしょう」と言う時期になっても親鳥を追いかけてねだっていました。

当然挿餌もねだっていました。

そして親鳥も給仕をしていました。

 

 

だけど親鳥たちは「加減」が出来るのです。

そして親鳥から貰える餌は、一度にせいぜい1g程度ですから殆ど空腹が満たされません。

雛達は挿餌を満足するまで食べていましたが、挿餌を食べた後でも親鳥を追いかけて給仕をねだっていました。

 

これは「お腹空いた」からねだっているのではなく、単純にただ「親鳥に甘えているだけなのだ」と強く感じました。

 

 

 

そうです、本当にオカメインコは甘えん坊なのです。

そして親鳥は本能でその加減を調整できるのですが、人間にはその調整が難しいのです。

「死んでしまったら困る」という恐怖心も手伝って挿餌を途中で切り上げたり・減らしたり・切ったりする決心がつけにくいのです。

 

でもこれも個体差があり、スパッと自分から切ってしまう子もいるんですけどね。

 

 

そのうが空になってから次の挿餌をしないと「そのう炎」になるって良く言われるでしょう

でも親鳥は継ぎ足しで与えますが平気です。

これにも理由があります。

 

 

人間は「人間の都合」で1日の挿餌回数を減らすため、一度に満腹になるまで与えます。

消化時間が掛かるので、次の挿餌までの時間を引き延ばす事が出来ます。

又、ねだる雛が可愛くて、そして欲しがるだけ与えないと可哀想で「求めるだけ与えてあげたい」と思うのも人情です。

 

そして体重が多ければ多いほど「病気の時の生存率が高められる」という事から、少しでも大きくなるよう「沢山食べさせたい」と思うのも人情です。

 

 

でも親鳥は一度に1g程度しか与えられません。

1gの餌を親鳥が食べるのには10〜15分程も掛かるんですよ。

ペレットでも5分位は掛かります。

ソレに親鳥のそのうは大きくないので、大量に溜め込むのも難しいのです。

頑張って3〜5gの餌を何十分もかけて食べ、ソレを雛達に分け与えるのですから、雛の数が多ければ1g貰えれは良い方と言う事になります。

親鳥一羽で、1日に何十グラム(ヒマワリの種だけでも50粒以上)も食べるのに、親鳥の体重は減って行くほどです。

 

 

一度に貰える量が少ない事と、親鳥からの給仕の餌は「親鳥の消化酵素が含まれている」という理由から、親鳥は継ぎ足し給仕で与えてもそのう炎にはならず、でも人間は一度に沢山の餌を与えてしまうため消化するのに時間が掛かり固まりやすくなってしまうと言う事が理由だと思います。

 

 

 

 

オカメインコをお迎えしたら、飼い主さんは幾つかの苦労をする事になります。

まず最初は「環境変化」「挿餌に慣れていない」事「餌を食べてくれない」という事が多々あるようです。

そして環境変化や食事量の低下から体力を落とし病気が発症する・・・・・或いはお迎えした時に既に病気が発症しているケースがとても多いです。

お迎え後数日で飛び始めると、遊びに夢中でなかなか食べてくれなくなります。

飛ぶために体重を軽くする必要もあるため食べなくなるという理由も有ります。

この為この時期には体重の1割程度 (10〜15g) 体重が落ちると言われており、元々体重の少ない子だと尚更心配でたまらなくなります。

そして最初は飛ぶのが下手なので、アチラコチラに激突・墜落しますから、それらにも注意しなければならなくなります。

 

 

この時期飛ぶのが楽しくて仕方なく、ケージに戻そうと思っても逃げて逃げて逃げまくるという日々も訪れます。

 

 

それらがやっと一段落する頃、今度は「一人餌切り替え」に悩む事になります。

 

 

 

 

でもそれらは全て「過ぎてしまえば良い思い出」となってくれる事でしょう。

 

 

 

 

 

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★今後の掲載予定★

 

◆巣引き記録【06秋】−−−随時掲載

◆巣引きの知識【その2】−−−近日予定

◆鳥の感染症PBFD・オウム病等【その3】−−−近日予定

◆鳥の中毒事件【その5】−−−随時掲載

◆「コンパニオンバードNo.5」の感想−−−近日予定

◆オカメインコの種類その4・・・シナモンパールパイド

◆オカメインコの種類その5・・・ルチノーシナモンパール

◆オカメインコの種類その6・・・WFシナモンパイド

◆オカメインコの種類その7・・・WFルチノーシナモン

◆オカメインコの種類その8・・・珍しい種類

◆「インコをよい子にしつける本」の感想

◆挿餌の与え方〜一人餌になるまで−−−秋雛が出始める頃までに掲載予定

◆使って良かった鳥用品紹介 【その2】−−−近日予定

◆失敗した鳥用品紹介【その1】−−−近日予定

◆身近に有る危険な物【その3】

 


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