駄目飼い主と、我が家の誇るべき12羽のオカメインコの日常を、飼育情報も交えながらご紹介します。

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2007/07/16
偽卵
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昨日の今日でコレですから。

 

そっかぁ、思ったより時間掛かったけどやっぱりもう平気なのね。

 

 

でも多少は発情防止に効果があったんではないかと・・・

 

 

【CAP】さんのメルマガを取っている人はご存知だと思いますが、オカメインコ用の偽卵の販売を始めました。

 

セキセイインコ用の偽卵はペット用品店でも見かける事がありますが、実はオカメインコ用の偽卵は国内で生産していないらしいです。

なので紙粘土で自作したり、海外から個人輸入したり、又は海外から個人輸入されたものが時々オークションで出てきたり・共同購入で海外から取り寄せたりでないと手に入らなかったんです。

 

 

販売開始を知ったのは数日前だったのですが「今は発情シーズンではないし」と思っていたのです。

ところが昨日何となく見てみたら、既に在庫が2個しかありませんでした。

 

一体どれだけの数を仕入れたのか分かりませんが、やはり手に入りにくいオカメインコの偽卵だけに注文が殺到したのかも・・・・・

 

 

 

今後どれくらいの頻度で・どれくらいの量を仕入れてくれるのか分かりませんが、コレは国内生産が始まったって事なのかしらそれともやはり輸入商品なのかしら

 

念のため欲しいと思いつつ、でも2個じゃあ・・・・・という思いもあり、この時期に偽卵のために5千円分の買い物するのは難しく (まだ2万以上の買い物して間も無いので) 次回注文時に一緒に購入したいなぁ・・・・・と思っています。

 

 

偽卵の使い方には2種類あります。

 

1.卵の数を「偽卵で増やす」事によって、産卵数を抑制しようと考える使い方。

2.卵が割れたりすると不潔なので、産んだ卵を偽卵と摩り替えてしまう使い方。

 

 

1の使い方をする方は「産卵抑制」が目的なのに対し、2の使用をする方は「産んだ後のケア」を目的としています。

 

 

どちらも正しい使い方だと思います。

 

 

 

その中で1の使い方に付いて、どういう段階でどのように偽卵を混ぜるかというタイミングが、実は良く分かりません。

 

初卵を産んだらまとめて数個ドドンッと投入するのが良いのか

少しでも卵が増える不自然さを感じさせないよう、1つずつ徐々に投入するのが良いのか

 

実はこれらについての話しを殆ど見かけないんです。

本当はどちらが効果的なんでしょう

 

 

 

そして偽卵による「産卵抑止効果」はあるのでしょうか

 

 

 

コザクラインコを飼っている私の友人の話しに拠ると、やはり「偽卵による産卵抑止効果」も個体差があるようです。

 

固体によって「何個目の卵」というのを自分でシッカリ把握し、卵の増減に敏感な子と、詫卵等で卵が増減してもあまり気にしない子といるようです。

そしてその友人によれば「卵の数を把握しているこの方が偽卵による産卵抑止効果が働き易いだろう」との事でした。

 

 

なるほどぉ、ココでも出てくる「個体差」なんですね。

マニュアルどおりに行かない事の原因の殆どが「個体差と育った環境の違い」なのでしょうね。

 

 

その友人の場合、卵を産んだ翌日1個投入・・・・・と、徐々に1個ずつ増やしていく方法だったそうです。

1日目・・・・・初卵産卵

2日目・・・・・偽卵1個投入=卵2個

3日目・・・・・2個目産卵=卵3個

4日目・・・・・偽卵2個目投入=卵4個

  ・

  ・

  ・

といった具合らしいです。

そしてそういう方法だと鳥の偽卵に対する反応と産卵抑止効果の働きが緩やかなため、最終的にどうしても4個まで産んでしまうとの事でした。

 

産卵数をもっと減らすためには「初卵の直後に複数個まとめて投入」の方が効果が出易いんじゃないかという結論に至ったそうです。

ただしその場合には「偽卵を全く無視されるかも」というリスクもあると・・・・・

 

 

 

ただ初卵を産んだ時点では、既に2個目・3個目の卵が卵巣の中で大きくなる準備を始めているだろうと思いますから、この時点で大きくなり始めていた卵は止められないと思うのです。

 

インコの卵が、一体何日くらいで排卵出来るほどの大きさに成長するのかが未だ分からないのですが、初卵を産んだ時点では少なくとも2個目は大きくなり始めているだろうと思われます。

だって翌日には2個目が排卵されて卵の殻を作りはじめ、その翌日には産卵するのですから・・・・・

 

 

 

で、これ等を纏めると、産卵抑止出来るのは「初卵産卵後に偽卵を投入した場合、早くても3個目を止められるかどうか」だと思われます。

初卵を産んだ時点で3個目の卵も成長を始めていたら産卵を止める事は出来ませんから。

「排卵準備に入らない卵の成長抑制」が出来なければ産卵は止められませんから、何日前から卵の成長が始まるかっていうのが重要なカギだと思われます。

 

 

逆に言えば、例えば5個産む子の場合だと、3個目産卵後に始めて偽卵を入れたのでは全く間に合わないかもしれないという事になります。

 

 

 

産卵抑止を狙う偽卵の場合「早期に投入」が重要なようです。

但し早期と言っても「初卵前」から投入するわけには行きませんから (偽卵によってむしろ発情したら困るので) ともかく初卵を産んでからのタイミングが大切なのだろうと思います。

 

ですが私の友人のように「投入手段やその結果の詳細を記録し情報開示」してくれる方は本当に少ないのが現状です。

 

いや、そもそもオカメインコの偽卵が売ってないのだから仕方なかったのですが・・・・・

 

 

 

CAPさんで中型インコ用の偽卵取扱が始まったと言う事は、今後オカメインコに偽卵を使用する人が増え、偽卵効果の情報が世に出やすくなった第一歩だと思います。

 

 

そんな訳で、使用したら是非その結果を教えて頂きたく思います。

そしてその情報をより多くの方たちに開示してくれると嬉しいですね。

 

 

 

 

 

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2007/04/21
発情・産卵防止の考え方【その9】
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我が家の子達交尾していますが、今の所産卵の心配をしていません。

 

 

 

当然「交尾」は発情を増徴させる効果はありますが、必ずしも交尾=産卵ではないと言うのを、私は今迄に体験して来ました。

 

我が家の先住メス2羽は、巣箱を設置した2回は産卵していますが、それ以外の時期は「結構頻繁に交尾をしていたけど産卵に至っていない」のです。

 

 

 

 

この理由が「排卵」という言葉で始めて納得できた私です。

 

 

つまり、当たり前の事なんですが「排卵されなければ交尾しても産卵しない」って事です。

逆に交尾しなくても「排卵されたら産卵する」って事なんですよね。

 

 

この辺りを、私は随分長い事理解出来ていませんでした。

 

 

 

但し、先にも述べた通り「交尾は発情を促す効果がある」為、それは「排卵を促す効果」と同等の意味があるって事なんですよね。

 

 

 

発情と言うと、メスの産卵ばかりがクローズアップされていますが、実はオスだって発情します。

ペアの相手がいないために「人間の手」「止まり木」等を使って行う擬似交尾は、通称「スリスリ」と呼ばれています。

 

 

 

コレ、我が家に関しては「ペアの相手がいるオスはスリスリしない」のですが、おそらく多くの飼育家庭でも、野性下でも同様ではないかと思われます。

だって相手がいるのですからね、単純に考えても「必要ない」ですからね。

 

 

オスの場合は「生命に直結するリスク」が無い為、オスの発情防止対策については殆ど見かけませんが、基本的には「メスの発情対策」と同様と言われています。

 

メスを飼っている方たちからみると「オスなんだから気楽で良いじゃない」と思われるでしょうが、止まり木や玩具を使って行う場合だと「総排泄口を傷つける」事も有りますし、それでもスリスリが止められなければ傷口は治す間もなく酷い事になってしまいます。

そうなると、今度は患部や患部近くを自噛する危険性もでてきます。

 

 

 

あまりに発情が激しく止める事が出来ずにいると、長期的には「精巣腫瘍」のリスクも高まります。

こうなったら、一般的に特別な病院以外では「手術が出来ない」と言われている鳥の場合には「延命治療」しか手段がありません。

 

ですからオスの場合だって軽く考えてはいられないのです。

 

 

 

 

発情が強まると縄張り意思気も強くなり攻撃性も増しますし、手や頭を使ってスリスリする場合には「相当強い力で握り締められる」ので、結構痛いです。

 

 

 

コザクラインコの場合はメスの方が縄張り意識が強くて気が強いそうなんですが、オカメインコの場合はオスの方が縄張り意識が強いので、例えば別々のケージに暮らしていた雌雄を巣引きのために同居させる際には「メスのケージにオスを入れる」よう言われています。

 

発情が強まっていればソレだけ縄張り意識も強くなっていますし、攻撃性も増しますから、最悪相手を傷つけてしまう事も有るのだそうです。

 

 

 

そして縄張りを守るための攻撃性は当然人間にも向けられますから、棚にもぐりこんで巣作りしている所に手を出すと血が出るほど噛み付かれたり、酷い場合には「近くを通っただけで飛んで来て噛み付かれる」事さえ有るそうです。

 

ですから、メスに比較すると少なくはありますが「オスの発情を止めたい」という相談も時々あり、悩んでいる方は結構多いのだろうと思われます。

 

 

 

実は我が家にも、オス同士が「巣作りする縄張り」が存在しています。

 

例えば「この棚は○○」「箪笥の上は△△」「本棚の上は××」と言った感じです。

オスを飼っている場合には、発情時期の行動をよく観察して「どこに強い縄張り意識を持っているか」「どこに巣作りしようとしているか」と言うのを知った上で「出来るだけそういう場所を作らない」ようにする事も発情を抑えるのに多少の効果はあるかもしれません。

 

少なくとも、多少攻撃性を抑える事は出来そうな気がします。

 

 

 

 

交尾とスリスリに関して、最近「んと思っている事があります。

 

笑われそうですが・・・

 

 

 

 

 

勿論「発情しているから交尾したりスリスリしたりする」のですが、ソレが必ずしも「子孫繁栄が目的」とは限らないんじゃないかと感じられる部分があるのです。

 

 

 

例えば「毎日交尾しているのに産卵しなかった我が家の2ペア」は、メスの方も「交尾していたけど排卵しなかった」という事になるのだと思います。

 

 

我が家のペアは、巣引き時以外も同居ですし、放鳥時も当然一緒に行動していますから、ある意味「交尾はいつでも出来る状態」にあります。

 

 

だから発情が強まっている時には毎日・・・しかも1日に何度も交尾する事もあるのです。

でも産卵しなかった。

これって「その交尾が産卵を心底求めていたわけでもないけど行われていた」って事なのでしょうか

 

逆かな

産卵準備のために交尾を続けていたけど、何らかの「産めない」と判断された理由があって産まなかった (排卵されなかった) ・・・なのかな

 

個人的には・・・・・少なくとも我が家の子達に関しては「巣箱が無かったから」ではないかと思うのですが、巣箱が無くても産む子は産みますからね。

たまたま我が家は「運が良かった」って事なのでしょう。

 

 

 

 

 

そして独身二羽の方・・・

独身オス二羽は3歳半になります。

一番私にベッタリで「人間になってしまった"りゆ"は、実は未だにスリスリ未経験です。

"りゆ"の恋人は、明らかに「私」なのですが"ぴんきぃ"が私の手にスリスリするのを嫌がるそぶりは見せても、自分はしないんです。

 

その一方で"りぼん"に片思いで、決して私の事を恋人と思っていないだろう"ぴんきぃ"は私の手でのみスリスリするのです。

 

 

 

私はコレが不思議でなりません。

私を恋人と思っている"りゆ"は私にスリスリしないのに、私を恋人と思っていない"ぴんきぃ"の方が私にスリスリする。

 

 

 

つまり私は"ぴんきぃ"にとって「欲求を満たすためだけの sex friend」って事ですかという結論に至ったという・・・

 

 

 

はい、皆さんに大笑いされるのは承知の上ですが、でも私には「他に理由が分からない」んです。

 

なので結構真剣にそう考えているのです。

で、その結果が

 

>ソレが必ずしも「子孫繁栄が目的」とは限らないんじゃないか

 

に繋がるというわけです。

 

 

 

 

 

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2007/04/19
発情・無産卵防止の考え方【その8】
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今日テレビを見ていて突然思い出しました。

 

 

以前の私は、鳥の産卵の仕組みを少し勘違いしていたんです。

 

 

お肉コーナーで「たまみち」と書いて販売されている「鶏の卵巣」をご存知でしょうか

 

私は子供の頃からアレが好きなので、アレをそのまま想像していたんです。

ホルモンに小さな卵黄が沢山くっついている、あの状態から、一つ一つ卵の形になると産卵されるのだと思っていました。

 

 

 

ですが本当はアレは卵巣で、卵巣から一つずつ成長した卵が排卵され、排卵後に卵の形になって産卵するって事だったんですよね。

 

 

で、その時には気が付かなかったんですが、今日突然思い付きました。

 

 

あの「たまみち」って、大きい卵が何個か・中くらいの卵が何個か・小さなプチプチした卵の子供が沢山くっついているじゃないですか。

 

 

 

なのでたぶん、大きい卵は排卵直前・中くらいの卵は成長途中・小さい卵は「その時期まで待機している卵」という事なのでしょうね。

 

 

だとしたならば、既に大きくなっている卵・中くらいの卵の成長や排卵を止める事は不可能ではないかって事です。

既に成長し始めている卵は、もう「排卵させるしかない状態」という事ではないのでしょうか

 

 

 

 

以前からオカメインコ自身が【自分が何個産むか決めている】って風に感じていたのですが、一旦卵の成長が始まってしまったら、たぶん「決まった数の卵」が1日おきに次々と成長を始めるのでしょう。

そして1日おきに排卵され、1日おきに産卵するって事ではないでしょうか

 

 

あの小さい白い粒粒が、一体何日くらい掛けて排卵できる卵にまで成長するのでしょう

鶏の「たまみち」を見る限りでは、相当前から成長し始めているような気がします。

 

排卵された卵がたった1日程度で「殻を持った卵」に成長するのと違い、卵巣内の卵はもっと長い時間を掛けて「排卵できる状態まで成長する」って事じゃないのかな

 

 

そうでなかったら、1つの卵巣に大きな卵・中くらいの卵があんなに沢山有る筈有りませんよね。

 

 

 

大・中合わせて6個の卵が付いているとしたら・・・

そしてもし鶏が毎日産卵するとしても・・・

少なくとも中の中で一番小さい卵が排卵されるのは1週間後と言う事になりますから。

1日おきだとしたら、まだ2週間近く成長を続けるって事になります。

 

 

昨日までの私は「産卵を止めるのではなく排卵を止める」って風に考えてきたのですが、逆に成長してしまっている卵の排卵を止めることが「鳥の身体にとって問題ないのかという疑問が沸いてきました。

 

 

 

何日も・・・もっと沢山の日数を掛けて、排卵準備に入っている卵が体内にあるのだとしたら、ソレを出させない事が本当に「しても良い事なのかという疑問に・・・

 

 

 

 

人間の女性が、年齢的にそういう状態でないのに生理が止まったら、ソレは「身体に異常が起きている」って事を意味します。

排卵されたのに、そして受精していないのに生理として出せなかったらとんでもない事になります。

 

後者はつまり、オカメインコで言えば「卵詰り」と同様な意味合いですよね。

前者は

 

 

ですが、リスクを伴う産卵は少しでも制御したいものです。

コレは難問ですね。

 

 

 

 

産卵のずっと前から、排卵準備が始まっているのだとするならば、もしかしたら卵に成長させない努力って、私たちが思っているのよりもっと難しい事なのかもしれません。

 

 

またなんだか生物学的知識が必要な域に来てしまった気がします。

誰か「卵巣の中で成長してしまった卵を排卵させずに体内に留める事のリスク」について詳しい人いないかしら

 

 

 

 

もし私の想像が当たっているとするならば、もしかしたら一番良い方法と言うのは「年間1〜2回、計画的に産卵させる」って事になるのかもしれません。

 

わぁ、そんな世間を覆すような怖い考えが生まれてしまうなんて・・・

 

 

素人考えに過ぎませんから、安易な行動はお控えくださいませ。

書いておきながら無責任と言われるでしょうが、ワタクシ責任持てませんので。

 

 

 

誰か、鳥専門医に近々掛かる予定が有る人いたら、私の疑問を聞いてきてくれないかなぁ・・・

 

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2007/04/18
発情・産卵防止の考え方【その7】
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一番難しいのは「個体差」って奴ですよね。

 

 

何年も卵を産まなかったので、ずっとオスだと思っていたら突然卵を産んだって話しを何度か聞いた事があります。

 

 

コレって不思議ですよね。

 

「突然環境が良くなった」とは考えにくいです。

何かスイッチみたいなものが有るような気がしてなりません。

 

 

 

ソレは、広く一般的に言われている「発情防止対策」からは想像も出来ないような事なのかもしれません。

 

 

私は何度かペットショップで、底網や餌箱に卵が数個転がっているのを目撃した事があります。

 

勿論抱卵していません。

正直決して綺麗な底網ではありませんから。

 

 

ペアで入っていたケージではないんです。

メスだけで数羽入っている大型ケージとか、一羽だけで入っているケージとかでした。

 

とは言ってもペットショップには同種のオスがいる事が多いのですから、声に反応しているのかもしれませんし、鶏のように見えた姿に反応しているのかもしれません。

 

 

 

でもやはり、同じ環境にいながら全ての子が産んでる訳ではないんですよね。

勿論年齢差が関係しているかもしれませんし、たまたまそのオスには興味のない子・恋しちゃった子の違いなのかもしれませんし・・・

 

でも最終的には「個体差」って事になるんですよね。

 

 

中には遺伝的疾患で「生殖能力がない」子も居るかもしれませんし・・・

 

だから「同じ対策」をしても上手く行く事もあれば全然駄目な事もあるわけです。

 

 

 

コレはやはり、飼い主さんが「自分の子はどうなのって観察を続け、様々な選択肢の中から試行錯誤を繰り返すしかないんだろうな・・・って気がします。

その子が偶然「発情しやすい」「産卵しやすい」タイプの子だったら、ソレは本当に大変な事だと思います。

 

 

もし自分の所で発情抑制が何とか出来ていたとしても、そして他の人が止められずに困っていたとしても、ソレは単純に「鳥の体質」だけの問題なのかもしれません。

 

 

 

ですが我が家のような共同生活をさせていると、おそらく発情や産卵は他の子達にも伝染するんじゃないかって気がするのです。

考えただけでも恐ろしいです、ホント。

 

ですが、だからと言って「上手く行っている現在の群れ生活」を崩してまで・・・オカメズの生活リズムを狂わせてまで「産卵制御だけを目的とした生活」はさせたくないなぁと思うのです。

 

 

 

よく「適度なストレスを与える」と言いますが、コレも本当に曖昧な言葉ですよね。

・・・と言いつつ、私もよく使っているのですが・・・

 

 

 

 

プロのブリーダーさんは、巣引きが終わるとペアを解消させて、広い「追い込み」と呼ばれる部屋に雑居させるんだそうです。

コレによってオカメ達は「巣引きのシーズンが終わった」という事を理解するのでしょうね。

次のシーズンにはまたペアを組ませてもらって巣箱を貰えるのですから、ベテランペアの場合はそのサイクルを理解するようになるかもしれません。

そのような環境が作れれば、きっと巣引きの間は産卵・抱卵に集中し、終わったら精神的にもリラックスして次のシーズンまで沢山の仲間たちと楽しく過ごせるのでしょう。

 

 

比較的野性の生活に近い「ハッキリ区切りの付いた生活」は余分な産卵をさせず、産卵周期を上手くコントロールするのに適した手段なのだろうと思います。

 

 

 

ですが家庭ではなかなかそんな環境は作れません。

 

親ペア2組を同居させるという、私の取っている手段は、少しコレを参考にさせてもらっています。

なかなか目が良い届きにくいのに全員を同時に放鳥するのも様々な子達との触れ合い・衝突で「二人だけの世界に入り込ませない意味もあるのですが、新たな恋人が出来る場でもあり・・・

 

 

 

かといって、季節ごとに全ての子達に巣箱を用意して巣引きさせてあげる勇気もなければ、全員を同居させられる広いスペースもない中途半端な状態なので、やはり「うわべだけ真似っ子」じゃあデメリットも抱える事になりそうです。

 

 

 

 

 

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2007/04/17
発情・産卵防止の考え方【その6】
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「無精卵を暖めているのが可哀想なので、オスをお迎えした方が良いかというような質問が、私のHPにも時々あります。

 

 

他所のブログや掲示板でも見かける事があります。

 

 

この気持ち、私はとても理解出来ます。

 

 

 

私の場合は、最初に衝動的に3羽お迎えした事がキッカケでした。

最初の1羽の時には「お喋りしてくれるオスがいいなぁ」と思っていましたが、3羽になってみると「一羽くらいオスがいるだろう・一羽くらいメスがいるだろう」という気持ちになり、特に雌雄に拘る事は無くなっていました。

 

 

オカメインコの挿餌にすっかりはまってしまった私は、3羽目の"ぴんきぃ"が思いがけず勝手に一人餌になってしまったことにも寂しさを感じていました。

 

 

 

遺伝の知識なども身に付け始めていたので、やがて私は「巣引きをしたい」と思うようになりました。

 

 

ところが、お迎えして3ヶ月程度で全員がお喋りを始めてしまい「全員♂確定」となってしまったのでした。

 

ですから私の場合は、その後意図的に「遺伝的にメス確定の子」をお迎えして来ました。

 

 

 

ですが、無精卵を産み続けるのを見ていて「ペアにしてあげたい」と思うのは、私の時とは全く違うものです。

我が家の子達はペアで産卵でしたが、昨年の私は「たった1個でも良いから有精卵でありますように」「たった1羽でも良いから育てさせてあげたい」と、心から願っていました。

 

 

 

 

その気持ちは、当初の「巣引きをして我が家の子達の雛を見たい」というような興味本位の感情とは全く別のものです。

 

その時の私の気持ちは「私が雛が欲しい」のではなく「親鳥たちに雛を与えてあげたい」という気持ちがとても強くなっていたのです。

 

 

 

だってね、そりゃもう健気に抱卵しているんです。

放鳥時にケージの扉を開けても出てきません。

途中で少しだけ出てきても、外で溜糞を出して食事をしたら自分から巣箱に戻って行きます。

巣箱の入口脇にある水交換で手を突っ込むと、そりゃもう猛ダッシュで巣箱の入口に飛び出してきて威嚇・・・下手すれば本当に攻撃します。

必死で卵を守ります。

でもケージの掃除の時には全く出て来る事も無く、おとなしく掃除をさせてくれます。

おそらくケージ内の糞が無くなる事を心底望んでいたのでしょう。

 

時々巣箱を覗くと、卵を自分のお腹の中に嘴でしまっています。

 

 

 

こんなに一生懸命に卵を守り抱卵している姿を見ると「その卵が孵らない」という事を本当に気の毒に思い、むしろ「罪悪感」さえ感じてしまうのは自然な感情だと思います。

 

 

オカメは「卵から雛が孵る事を夢見て必死で抱卵」しているのに、自分は「その卵は孵らない」事を事前に知っていたとしたら、その後ろめたさは相当なものだろうと思います。

 

 

 

 

その時あなたは「我が家では巣引きは無理だから」って簡単に割り切れますか

毎年毎年そういう姿を見ても我慢出来ますか

 

 

産卵は様々な危険を伴いますから、やはり多くの場合「オスが良い」と思うものです。

ですがオカメインコの雛は、特殊な場合を覗いて「お迎え時には雌雄判別できない」のが普通です。

 

 

 

 

いずれにしても、長期間一羽飼いされてきていた子は、飼い主が恋人・自分は人間となってしまっているケースが多く、新たにお迎えしても仲良くしてくれるとは限らず、むしろ「恋人を取られるライバル」という認識になってしまう事も多々あるのです。

 

ですから、その時になってオスをお迎えしたからといってペアになるとは限りません。

 

 

 

そしてオカメインコは中型の中でも多産な方です。

巣箱も比較的小さい物でOKなので、一般家庭でも比較的簡単に巣引きが出来ますが、それ故に「増えてしまった子をどうするかという問題も付きまといます。

 

 

 

中型・大型インコでは、どちらかと言えば産卵個数が少なく、1〜2個しか産まない種も多いです。

孵化率も低く、生存確率も低いです。

コガネメキシコインコでも、巣箱の大きさはHOEI465程度の大きさが必要と言われています。

(ケージではなく巣箱です)

群れで生活させないと雛を孵さない種もいるようです。

 

 

ですがオカメインコは1度に3〜7羽の子が孵ってしまったりするのです。

 

動物愛護法の改正で、簡単に雛を出す事も出来なくなりました。

 

 

 

我が家で残留した雛達。

この子達もいずれは (いや近いうちに) 発情・産卵の時期をむかえます。

その時には、やはり私は「一度位は雛を抱かせてあげたい」と思うでしょう。

 

 

でも・・・そんな事を続けていたら一体どうなる我が家

 

 

現在はそんな悩みさえ生まれてきています。

無精卵産ませるのも辛いですが、有精卵だったら・・・

 

 

そんなこんなも含めて、飼い主も精神的に強くならないと駄目だなぁと日々思います。

 

 

 

 

 

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2007/04/16
発情・産卵防止の考え方【その5】
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コレは、巣探し行動・巣作り行動の現場写真なんですよ。

 

 

 

一足早く一羽だけ換羽を終了している"ひかる"は、体重も90gオーバーで (通常82〜87g位) やる気満々で、随分前から巣探し行動を続けているのです。

 

当然奥様も、まだ換羽も終了していないと言うのに寄り添って行動するわけです。

 

 

 

日本の獣医科大学では、根本的には「家畜」を主眼とした勉強をします。

鳥に関しては、鶏の事をほんの少し勉強するだけのようです。

 

 

日本に鳥専門医が少なかったり、動物病院でも鳥の事が殆ど分からない理由が理解出来ると思います。

 

 

鶏の何を勉強するでしょう。

当然ながら「食肉」「鶏卵」を目的としているのですから、病気に掛かりにくい餌や栄養学であるとか、コンスタントに卵を産み続けさせる手段とか・・・

 

 

つまり「ペットの鳥の発情防止」とは全く正反対の事を研究し学ぶんですね。

 

 

 

鶏の鶏舎を見た事があるでしょうか

一羽いるだけで精一杯の広さのケージが何段も積み重ねてあり、ソレが並んでいます。

ケージの中で産んだ卵は、そのまま外のボックスに転がり出て来る仕組みになっています。

 

 

 

つまり、鶏は産んでも産んでも自動的に卵が無くなってしまうので産み続けるというわけです。

 

 

大きな地震が有ったり、何かショッキングな事が起こると、産卵が止まってしまうことがあるようです。

産卵が止まったメンドリには、オスの鶏に面会させる事もあるのだそうです。

決して交尾をさせたり・・・という事ではないのだそうで、オンドリに会わせる事で発情促進させて産卵を促すのが目的のようです。

 

 

 

コレをどう思うでしょう

決して倫理的な事を聞いているのではありません。

 

ペアの相手でもない初対面のオンドリと面会しただけで発情し産卵するって事に対して「どう思うかです。

 

 

 

特殊な環境ゆえの「本能のゆがみ」としか考えられません。

 

ですが、コレは現実に起こっている事で、しかも「案外有効な手段」とされているようです。

 

 

 

 

 

 

 

そう言えば以前何かのバラエティ番組でも、卵を産ませる為にオンドリに面会させていましたね。

鶏の名前は"しゃくれ"chanだっかな?

そうそう思い出しました、お笑いの浜口さんが飼っている鶏です。

 

確か"しゃくれ"chanも、知らないオンドリに面会しただけで産み始めた記憶があります。

少なくとも番組内では放し飼い同様だったんですが・・・

 

ソレを考えると、鶏舎のような特殊な環境だから・・・という訳ではなく、「ちょっとした事で簡単に産卵モードは作り出せる」と考えた方がいいのかもしれません。

 

 

 

逆に言えば、ちょっとした事で産卵モードに突入してしまう危険性はとても大きいと言えるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 鶏卵用の鶏は、一生の間に何個の卵を産むのでしょう

そしてその事で、どれだけ寿命を縮めているのでしょう

勿論寿命を縮めているのは産卵だけが原因ではないと思いますが・・・

 

 

もし鶏が「産めなくなったら処分される」事を察知していたとするならば、「産み続けることが生き延びる手段」という本能さえ働いているかもしれないと思うのは飛躍しすぎですね。

 

 

 

鶏のような酷い環境でない事は分かっています。

でも、似たような状況に陥ってしまうオカメインコもいます。

コレが一番言いたかった事です。

 

 

 

 

産卵が止められずに病院に行くと、ドクターに叱られてしまうことも有るのだそうです。

「管理が悪い」と言う事なのだそうですが、本当にそうでしょうか

 

勿論、毎日背中をなでて可愛がったり、濃厚飼料を頻繁に与えていたりしたら「管理が悪い」と言われても仕方ありません。

もう少し「発情防止の事を勉強しなさい」って叱られても仕方ありません。

 

 

 

でもね、産卵が止まらないと心配して獣医に連れて行くような人は、一般的に考えて「極端に管理が悪い状況で飼っている」とは思いにくいです。

 

実際「ドクターに指示された事を全て忠実に守り、更に自分でも色々工夫したり毎日ケージの置き場所を替えたり」していても「産卵が止まらない」と悩んでいる飼い主さんもいるんです。

 

 

 

 

 

その理由が一体なんなのかは分かりませんが、どこかで本能がゆがんでしまったのだろうとしか思えません。

 

そしてソレは決して飼い主さんに責任があるとは言いきれないのではないかと思うのです。

 

 

 

とは言っても、やはり「何とか通常の産卵範囲に抑える」努力が出来るのは飼い主さんしかおらず、だから多方面から考えて観察し、正常なライフサイクルを取り戻してあげる努力をするしかないのです。

 

 

 

実際の所今までの私は、そういう産卵の悩みを聞いても「そういう子もいるんだ、怖いなぁ・・・」程度にしか考えていませんでした。

 

我が家にはメスは二羽しかいなかったし、どちらもペアのがいる身ですから、一羽飼いの子と比較すると相当「産卵の制御が楽」だと思っていたので「他人事」だったのです。

 

 

 

 

これ等の情報は、少しずつ私の中に蓄積されてきていましたが、あまり深く考えた事はなかったのでした。

 

 

 

 

ですが今は違います。

我が家には現在「独身メス4羽」が増えたのですから、もう他人事ではないのです。

 

 

友人の所や様々なブログで「発情・産卵の悩み」を目にする事が増えてきました。

個人でブログを持つ人が増えた為、以前と比較すると考えられないほどの情報量が目の前に転がっています。

 

ソレをキッカケに、私もちょっと真剣に考え、そして悩んでいる方も、まだ未経験の方も考えるキッカケになればいいな・・・と思っています。

 

 

 

 

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2007/04/15
発情・産卵防止の考え方【その4】
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産んでしまったらどうするかと言うのは、鳥専門医の間でも諸説有るようです。

 

 

1.卵に執着させないよう、産んだらすぐ撤去する。

2.鳥は「卵の数が揃うまで産み続ける習性」があるので、最後の卵を産んで暫く経ってから一気に全てを撤去する。

3.抱卵しにくい状況にして (底網の上で抱卵等) 卵への執着をなくす。

 

 

 

私が聞いた限りでは、こんなところでしょうか

 

個人的には2番を推奨しています。

 

ですがオカメインコにも個体差が有り、それぞれにあった方法を探し出すのがいいだろうと思われます。

 

 

 

但し1・3番は、大きなデメリットも抱えています。

1の場合、その子の産卵サイクルが掴めないままに次々産み落としてしまう危険性が高い事。

3の場合、母体に負担が掛かる事。

特に母体が冷えると卵詰まりの原因になったりします。

 

 

また個人的に「本当に卵への執着が無くなるのかという疑問も感じています。

 

 

むしろ「また卵が駄目だった、次を産まなければ」という執着心に繋がる事が無いのか

 

 

 

季節に関係なく産み続けてしまう子は、おそらく「発情が止まらない」と言うよりは「せっかく産んだ卵が全滅したから最初からやり直さなければ」という執着心が強く働いてしまうのではないかと感じるのです。

 

しかも産卵早期の間に「今の卵を諦めてしまう」ので、次の産卵に入りやすい状態なのではないかとも思ったりするのです。

 

 

 

但しコレは「素人考え」に過ぎないのですが・・・

 

でも、一生懸命抱卵している間は、少なくとも次の産卵には入らないでしょう。

 

 

 

一旦「気の済むまで抱卵」して失敗すると (卵が孵らないと) 次から産卵数が減る事があります。

 

 

おそらく「確実に雛を残す為に、産卵数を抑えて精一杯の事が出来る」ようにするのではと思います。

オカメインコは、通常親鳥だけで育てられる雛の数は3羽程度なのだそうです。

3個目の卵から暖め始めるというのも、最初の3つは確実に生き残らせようという思いなのでしょう。

 

 

勿論もっと沢山の雛を育てられる子育て上手のオカメインコも沢山います。

ですが、沢山の雛が孵っても、結局育て切れなかった場合なども、やはり次から産卵数が減るのだそうです。

 

 

 

実は我が家の2ペアは、前年度の秋にも巣引きを行いました。

"ぷらら"が5個産卵し"りぼん"は7個も産卵しました。

 

私も始めての事だったので、検卵しても良く分からず・・・

 

そうこうしている間に父母が亡くなるという事件が起こり、私は暫くの間「綿密な面倒」を見れなくなってしまいました。

葬儀が終わって数日までの1週間くらいは、水と餌を交換するのが精一杯で、放鳥さえままならない状況になってしまったのでした。

 

 

その間に"りぼん"は2つの卵を食卵し、1つの卵を産み足していました。

おそらく1つ位は有精卵があったのではと思われる"ぷらら"も雛は孵らず、巣箱の中に溜糞を出してしまった形跡もありました。

 

相当なストレスを与えてしまったのだと思います。

 

 

そして昨年秋。

 

"ぷらら"の卵は1つ減って4個産卵。

"りぼん"の卵は2つ減って5個産卵で終わったのでした。

 

 

どちらも全員をシッカリ育て上げてくれました。

幸いな事に遺伝的疾患で早期に落鳥する雛も無く、皆元気に育ってくれました。

 

 

ですが、もし前年度と同じ数だけ産んでいたら・・・

そして全て孵ってしまっていたら・・・

親鳥たちは「確実に数羽を生き残らせる」ために、早々に後から生まれた子達を見捨ててしまっていたかもしれません。

 

 

前年度は辛い思いをさせてしまいましたが、結果的には良かったと思っています。

 

 

 

決して「私と同じようにすれば卵の数が減る」って推奨しているわけではありません。

 

我が家の子達は、産卵前から巣箱を貰い、その中で産卵・抱卵していたのですから、無精卵と分かっているのに同じ状況を作る事は「一般的に禁忌事項とされています。

 

 

 

ただ、巣箱で産卵するのでなくても、親鳥たちが精一杯頑張ったけど駄目だったと思える状況だったなら、次の産卵で個数が減る可能性はあると思います。

 

 

そういう意味も含め、私は2番の「全ての卵を産み終えて、ある程度の間抱卵してから一気に撤去」が望ましいのではと思っているのです。

 

 

 

 

 

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2007/04/14
発情・産卵防止の考え方【その3】
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飼育されている鳥は、その環境ゆえに「本能がゆがんでしまう」様な気がします。

「本能が薄れる」のとは少し違う気がするんです。

 

 

要所要所での本能は働くのに、重要な部分の本能が働かなかったり・・・

 

 

野性のオカメインコは、ペアの相手がいなくても無精卵を産む事があるのでしょうか

メスがたった一羽だけで巣作りを行い、無精卵を産む事があるのでしょうか

 

 

コレがとても興味深いのですが、本当の事は分かりません。

でもおそらく「無いだろう」と想像するのです。

 

 

何故ならソレは「無駄に自身を危険に晒す」行為に他なりませんから。

野性下でペアの相手を亡くしてしまったり、ペアの相手がいないのに発情する事は有るでしょうが、産卵にまでは至らないだろうと思われるのです。

 

 

では何故飼育下では産んでしまうのか

一つには「餌の心配がいらない」事も理由だと思います。

一つには「外敵の心配が無い」事も理由だと思います。

一つには「ペアの相手が、種族の違う人間だっただけ」というのも有るかもしれません。

野性下では、いつかはペアリングする時が来るのですから、ソレまでの間抑えて我慢するだけで良いだけなのかもしれません。

 

 

 

野性下でも、雛が全滅してしまったり、早々に巣立ちしてしまうと・・・

そして季節的に十分な余裕があり、餌も十分取れる環境があり、自分の体力に余裕がある場合には「追い盛り」と言って「新たな産卵」に入る事があるそうです。

 

ですが野性下で「いい環境」である時期は限られており、こういうケースはそうそう有るものではないのだろうと思います。

 

又、野性下で生きている場合には「子孫を残す」事よりも「自分の命を守る」本能の方が強く働くと思います。

自分が生き延びなければ、雛が孵っても守る事は出来ないのですから。

 

 

 

ところが飼育下では、逆のケースが見られるようです。

 

自分の残された体力省みず産み続けてしまう。

自分の命を守る事より、発情の本能が働いてしまう。

コレを矯正するのにはどうしたらいいのでしょう

おそらくココがポイントだと思うのですが、生憎答えは見つけられていません。

 

 

 

 

最近気が付いた事があります。

 

メスの産卵前は、体重がどんどん増加して、とても大きな粘性の高い糞をするようになる

 

 

だから、こういう状況が見られたら産卵間近として対応するように・・・と言われていますが、無精卵を産む子達で「体重変化もなかった」「糞も特に巨大になっていない」と言うのを度々見かけるようになったんです。

 

 

私は「いやいや、そんな筈はない、体重変化はともかく、あの巨大な為糞に気が付かないなんて・・・」と思っていたのでした。

 

でもどうやら本当に「殆ど変化のないままに産卵に至っている子達」がいるようなのです。

 

 

 

そこで「何故だろうと考えてみました。

 

 

ソレは多分「巣の存在」ではないかと思うのです。

「ココに産む」と決めたら、親鳥は体調の準備を始めます。

必要な栄養を沢山取り、巣にこもって巣作りをし・・・

 

この頃から既に溜糞が始まり、ソレは徐々に大きくなって行きます。

巣にこもる時間が長くなるにつれ大きくなり、でも飼育下では自由に糞を出しにケージの外へ行けませんから、余計に我慢して大きくなり・・・

 

 

 

 

巣の近くに糞を落とすのは「外敵に卵の場所・雛の場所」を知らせる事になってしまいますから、オカメインコは巣の近くで糞をする事を極端に嫌うようになります。

 

だから溜糞して、遠くに行ってから出すのです。

 

 

でも無精卵を産む子達は「巣が無い状態」ですから・・・

或いはケージとは全然別の場所を「巣と認定している」でしょうから、ケージ内で糞を溜める必要も無いのでしょう。

 

溜糞は大きければ5g位ありますから、つまり糞だけで体重が5g増えた状態になっていると言えますが、この溜糞が無ければ5gの体重変化は無いのも当然です。

 

 

 

ですから飼い主にとっても「産卵時期が判断しにくい」状態なのだと思います。

 

 

 

もう一つ最近感じている事があります。

 

私が巣引きの勉強をしている頃「オカメインコは孵化時期を揃えて雛の生存率を高める為、3個目くらいから抱卵する事が多い」と聞いていたのです。

 

 

だから3個目まで抱卵しなくても大丈夫・・・と聞いていたのですが、我が家の子達は初卵から暖め始めました。

同様に、巣引き経験の少ない個人の友人宅等でも初卵から温める子が多いようでした。

 

だから私は「巣引き経験の豊富なベテランペアだと、何度かの失敗の末に、そういう本能が働くのだろう」と思っていたのです。

 

 

ですが、無精卵の子も「産んだ卵を温めない」「卵に全く関心が無いようだ」という話しが多いのです。

その都度「オカメインコは3個目くらいから暖め始める子が多いみたいですよ」と伝えてきました。

 

密かに「おそらく優秀な母鳥の素質があるのだろうに、無精卵なんだから皮肉だよなぁ」なんて思っていたものです。

 

 

ソレに引き換え我が家の子達はどちらのペアも初卵から暖め始めて・・・

勿論それでも立派に雛を育ててくれましたが、我が家の子達はそういう本能が薄いのかななんて思っていたんです。

 

 

 

最近あてつけられているように、そういうのを見かける事が多々あり「始めて卵産んじゃいましたぁ、でも全然卵に興味ないみたいで・・・」というのを見るたびに「うちの子達は何故と思っていたのです。

 

 

何故なら私は日頃から「出来る限り野性の本能に近い状態でいさせたい」「出来る限り本能を失わせたくない」と思って育てているからです。

 

そんな事全然考えてもいないような人たちの子は本能が強く残っているのに、うちの子達は・・・なんて思ったのでした。

 

 

 

でも、ソレが「無精卵確定の子達ばかり」という事に気が付きました。

 

安心して産卵・抱卵・育雛出来る【巣】を持っていない子達です。

 

 

発情防止の対策として「巣と勘違いされるようなものは撤去し、巣と思われる場所は封鎖する事」ってのは鉄則のように言われていますからね、当然です。

 

 

 

なので逆に「雛の生存率を高める本能」が強く働いているのではないかなんて思ったのですがどうでしょう

 

 

 

 

 

 

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2007/04/13
発情・産卵防止の考え方【その2】
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発情・産卵・抱卵時期の栄養に付いて、昨日少しだけ触れましたが、コレはとても重要な事です。

 

 

多くの場合、コレを少し勘違いして間違っている事もあります。

 

 

 

発情を抑えるために濃厚飼料を控える

 

これは基本中の基本ですね。

 

 

ですが「抑えるのは発情防止」が目的ですから、発情を抑えられずに産卵に入ってしまったら「栄養強化」が必要です。

 

 

ところが、産卵に驚いてしまって、そこからダイエットフードに切り替えているケースを時々目にします。

コレは逆です。

 

 

 

産卵に至らないようダイエットフードで様子を見て、産卵が止められない状態になったなら「栄養強化」しなければなりません。

 

 

卵は、排卵からおよそ26時間程度で産卵に至るようです。

(但しコレはのケースで、正確なオカメインコの卵の体内滞在時間は良く分かっていません)

 

ですが、基本的に1日おきに産卵しますから、ほぼ似たようなものだろうと推測出来ます。

 

 

 

つまり、たった1日で、排卵された卵の殻を作り・卵白を形成して産卵に至るのです。

たった1つの卵を作り出すのにも相当な栄養が必要な事が理解出来ると思います。

卵白を形成するための沢山のたんぱく質、殻を形成するための沢山のカルシウム、卵黄の栄養児様態を高める様々な栄養素を卵に注ぎ込むのです。

 

 

不足すると良くないのはカルシウムだけでは有りません。

 

 

 

卵を作るだけの栄養が足りないと、卵を作り上げるのに時間が掛かってしまいます。

ソレがどういう意味を持っているかと言えば、体内に卵を置く時間が長くなり「卵詰り」の原因になりかねません。

母体の負担も強まってしまいます。

母体の体力低下も「卵を産みだす力を落としてしまう」危険があるのですから、卵を作り出してもなおかつ母体も維持できるだけの栄養が必要と言う事です。

 

 

 

ですから卵を産んでいる間は、沢山のビタミン・沢山のミネラル・沢山のたんぱく質・沢山のカルシウムが必要になるんです。

 

ボレー粉とカトルボーンだけ強化すればいいと言うものではないんです。

 

 

 

巣引き経験の長い人たちからは、時々「普段シードしか食べない子でも、巣引きの間はペレットを食べる」という話しを聞きます。

おそらく「総合栄養食」である事を察知して、本能的に身体が欲する栄養を摂取しようとしているのではないかと、素人ながら思います。

 

 

ペレットに切り替えたかったけど断念した方たちにとっては、逆にコレは「ペレットを食べてもらえるかもしれない」チャンスでも有ります。

無理して与える必要はないと思いますが、普段でもビタミン・ミネラル類の摂取は難しいので、産卵時期には食べてもらえると栄養管理がしやすいと思います。

 

 

 

普段の食事に加え、青菜を毎日欲しがるだけ十分に与える。

高蛋白飼料を与える。

カルシウムは当然強化。

必要があればサプリメントも使用。

 

 

・・・と、このくらい気を使う必要があります。

 

たんぱく質の強化としては、比較的たんぱく質の多いオーツ麦・ヒマワリの種・スプラウト(芽出し餌)等の他に、簡単に購入出来るものではミルワームコオロギ等の虫も有効です。

(ただ与えるのに勇気がいると思いますが)

 

少々高価で販売している店舗も少ないですが、エッグフードも販売されています。

ゆで卵の黄身でも構いません。

 

我が家ではフクロモモンガ用に準備していたペット用干物に飛びついたため、塩分が気になって「ペット用ワカサギの干物」を見つけて使用しています。

ですが塩分は豊富なミネラルも含んでいますから、一概に頭から否定するのも良くないと思います。

 

 

ミネラルとしては、ペレットに含まれる以外に塩土・ミネラルトリートを使用しています。

 

 

カルシウムもボレー粉カトルボーンの両方を常設します。

 

 

 

サプリメントに付いては、利用目的にあったものを使う必要があります。

出来ればドクターの指示の元に処方してもらうのが確実です。

 

 

◆ビタミン補給が目的の場合

ネクトンS ・ ベタファーム ソルベット等。

(ペレット使用している場合は、過剰摂取が有害なビタミンもあるのでドクターの指示に従う必要あり)

カルシウムは十分摂取出来ていて、カルシウム摂取の為のビタミンD3目的の場合は、これらのサプリメントになります。

 

 

 

◆カルシウムとビタミンD3の両方の補給が目的の場合

ネクトンMSA ・ ベタファーム カルシベット

 

 

 

◆たんぱく質補給が目的の場合

ネクトンBIO ・ ベタファーム モルディングエイド ・ クイコ ビヤイースト

換羽時期にも有効です。

 

 

 

◆乳酸菌 (善玉菌) 補給が目的の場合

ベネバック ・ プロボテック

 

 

 

*サプリメントの使用に当たっては、出来る限りドクターと相談し、用法・容量をシッカリ確認してご利用ください。

与えすぎは危険です。

 

 

 

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2007/04/12
発情・産卵防止の考え方【その1】
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我が家にも勿論「春が訪れつつある」のですが、私の周りでも「望まぬ春」の到来に苦慮しているオカメマザーズが沢山出始めています。

 

 

そんな訳で【発情・産卵防止】について書いてみようと思います。

 

 

 

とても長くなるので、何回かに分けて書くつもりです。

そして今回の【発情・産卵防止シリーズ】は、具体的な対策に関する内容では有りません。

 

それらは既に皆さん周知の事と思いますし、余裕があったら書こうと思います。

 

 

 

今回は【発情・産卵防止に対する考え方】についてです。

ソレを真剣に考えて、自分の子を良く観察し、自分の子ではどうなんだろうという参考にしてもらえれば・・・と思います。

 

 

 

まず今日は、最近掲示板でも増えてきた「無精卵産卵」を止めるという事に関して、どうも「根本的な考えに差があるんじゃないかと感じたので、そういう話しをしたいと思います。

 

 

一般的に言われている発情防止の対策は、対処療法的な面が大きいです。

一旦は治まったけど、またすぐに発情が始まってしまった・・・と言うのは良く聞く話しです。

 

 

 

そしてそれらの対策は「その場の産卵を止める」事が目的の事が多いです。

・・・と言うよりも、そもそも飼い主さん自体が「産卵を止める事」しか考えていないように思います。

 

 

 

ですが、私の考えるのは【産卵コントロール】です。

 

 

オカメインコの一生の中で、最終的・結果的に「一番負担が少ない程度の産卵で済ませる事」が目標です。

 

ですから、私の場合は「産卵コントロールのための産卵が視野に入っています。

 

 

 

正直な話し、成熟した健康体のメスの産卵を完全に止めてしまうのは不可能です。

それこそホルモン注射とか、鳥の場合にはおそらく無理だと思うけど虚勢手術をしてしまう他に産卵を完全に止める事は無理だと思います。

 

 

そう考えた時「季節的な発情に拠る、適正の数の産卵で済ませる事」を目標とするべきではないかと思うのです。

 

 

 

その為には「その子が一度に産む卵の数が幾つなのかを把握する事も大切な事になってきます。

 

産み終えたと思ったらまた産み始めた。

○個目と○個目の間隔が1週間も開いていた。

 

 

 

飼い主としては「卵の合計数」にばかり気を取られるのも仕方ないのですが、問題は「その子の産卵サイクル」です。

 

 

オカメインコは通常3〜7個位の卵を1日おきに産むと言われています。

 

 

1回に7個産む子・3個の子では、同じ7個の卵でも大きな違いが有ります。

 

 

前者は「ソレが最終の卵」な訳ですが、後者は「1シーズンに3度産卵を繰り返している」と言う事になります。

そして後者だった場合には、最低あと2個産むでしょう。

 

 

後者の方が「沢山の問題」を抱えています。

季節を問わず発情が止まらない「産卵癖」の危険性があります。

 

 

9個目の後も、またすぐに次の産卵に入ってしまう危険性があります。

 

 

 

ですから「自分の子が何個の卵を産むか」って事は大変重要な事です。

ソレが分かっていなければ、産卵サイクルをコントロールする事が出来ません。

 

 

当然ですが、産み始めたら産卵を止める事は出来ないと考えた方がいいです。

5個産む子なら、5個産むまで止まりません。

ですから「規定の数を産んだ所で、次の産卵に入らないよう工夫」をする事が一番重要なのです。

 

 

逆にもし止めてしまったとしたらどうなるでしょう

排卵されて出すだけの卵を止められてしまったら・・・

ソレは卵詰と同じ意味を持ちます。

 

 

 

産み始めたら、全てを産み終わるまで栄養状態に注意しながら見守るのが一番です。

 

 

 

「うちの子は無精卵だから、巣引きの知識等いらないわ」って思っていませんか

 

でも産卵でのアクシデントが起こるのは、多くの場合「栄養状態」に問題があるのです。

 

 

 

栄養不足に拠る軟卵・卵詰、訳が分からず高カロリー餌を切るタイミングを外した為に次の産卵に入ってしまう等・・・

 

ですから、メスの子を飼っている方は「巣引きの予定」がなくても、「巣引きの知識」を身に付けておいた方がいいんです。

ソコには「産卵時に必要な栄養や環境」他の注意事項も書かれており、また「産卵が終わって抱卵に入った時の栄養」についても書かれています。

 

 

 

そうです、産卵中と産卵後では「必要な栄養」が違います。

産卵中は、当然ながら沢山のカルシウム・たんぱく質・ビタミンを必要としますが、産卵が終わったら「高カロリーの餌は止める」んです。

 

本来その後に「育雛」という大きな労働が待っているのですからカロリーを落とすのは問題も含んでいると思うのですが、巣引き中の産卵後にカロリーを落とすのは「発情防止」が一番の目的です。

 

 

 

巣箱の中で交尾をして卵を駄目にする危険を避けるのが目的のようです。

 

 

このように「有精卵」を抱いている子達でも、カロリーを落とさないと発情してしまう可能性があるのです。

カロリーを落とすタイミング1つを考えても「自分の子が何個卵を産むか」を知っておく事はとても大切ですね。

 

 

 

 

 

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★今後の掲載予定★

 

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2006/05/11
発情抑制についての仮説
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今シーズン、何とか今のところ「発情」を抑制出来ている我が家。

(産卵を食い止められているという意味です)

ですが、実は「何が効果を現しているのか良く分かりません。

巣箱を設置していない事も「一つの要因」だと思います。

シードの量を多くした事も「効果があった」のかもしれません。

部屋を引っ越した事による環境の変化も「一つの要因」になったのかもしれません。

"ぷらら"の場合は、例の大腸菌事件があったため、本能で発情が抑えられているのかもしれませんし、"かりん"引き離された事によるショックとストレスが「要因」かもしれません。

"りぼん"の場合は、一向に交尾をしようとしない"ひかる"が原因かもしれません。

(でも昨年秋は、交尾無しで卵を7個も産みましたが)

ともかく、自分でも「何が一番効果的だったのかが良くわからないのです。

 

 

皆さん「飼育書に書かれている事」を忠実に実行したり、ドクターの指示に従って様々な工夫を凝らしているにもかかわらず「発情が止まらない・産卵が止まらない」と悩んでいる方が多いです。

それなのに、有効な情報提供が出来ずにいます。

ソコには当然「個体差」と呼ばれる「やっかいな物」も存在しています。

 

 

我が家では、全然「季節感の有る生活」は実行出来ていません。

地域的なものも有ると思うんですが、私自身が「不摂生」なのもあります。

ひょっとしたら、この辺りに「ヒント」があるのかなと考えてみました。

うちの子達は、もしかしたら全然季節を勘違いしているのかもしれません。

 

 

私は、毎日1〜2回は必ず体重測定をしますが、実は天気や温度・湿度も記録しています。

私は極端な寒がりだと言う事は、たぶん様々な場所で書いてきたと思います。

その私には「とても生活出来ないと思われる地域の方々のブログや日記(特に今年は雪が多かったみたいだし)を見る度に「寒そう・気の毒・大変だなぁ」と感じてきましたが、所詮「他人事」と見ていました。

そうなんです、完全に「他人事」で、私には全く無縁で関係ない出来事だったのです。

 

 

まず私の地域は「雪が降らない」です。

この冬私は、一度しか雪が降る現場を目撃していません。

これは「例年と比較して同じ程度」です。

それで、ちょっと過去のデータを見てみました。

11月・・・温度18〜29度(平均27度)・湿度35〜60%・殆ど晴れ

12月・・・温度21〜28度(平均26度)・湿度30〜35%・殆ど晴れ

01月・・・温度17〜33度(平均24度)・湿度35〜50%・殆ど晴れ

02月・・・温度15〜26度(平均22度)・湿度40〜50%・殆ど晴れ

03月・・・温度18〜26度(平均23度)・湿度40〜50%・殆ど晴れ

04月・・・温度20〜27度(平均24度)・湿度40〜60%・殆ど晴れ

05月・・・温度22〜28度(平均25度)・湿度50〜60%・半分雨

 

これは、当然ですが「暖房入れていない状態での温度」です。

昨年末は、当初25度以下だと「寒い」と感じていましたが、その後寒さに慣れるにつれ、2月には20度位までは耐えられるようになった私です。

でも今は23度以下は寒くて耐えられません。

でもおそらく「普通の人の感覚」で言うと、26度以上だと「夏日」になるのでしょうか

年末でも20度以下の日があったりしますが、ソレは天気の悪い日で、一ヶ月の中で1〜2日です。

特に1月位までの間は、太陽の位置が低い為に「部屋の奥まで光が入る」為、窓際(ケージの有る場所)は「夏場並みの暑さ」です。

夜23度位まで下がると、私が耐えられなくなって暖房を入れるので、25度以上をキープしています。

 

 

ところが、2月位になるとお日様が高くなる為に、光が部屋の中に入らず室内温度が上がらなくなります。

なので一番寒い時期なんですね。

でっ、うちの子達は、おそらく1月位まで「秋」だと感じているのではないでしょうか

そして2月・3月・4月は寒くなるので「冬」だと思い「換羽が始まった」のではないかと思うのです。

(発情が終わると換羽が始まると聞いています)

早い人は2月位から「春の巣引き」に入りますが、うちの子達は「真冬と感じていたのではと思います。

ところが、今年は4月下旬辺りから急に「暑く」なりました。

なので、我が家の子達は「春が来る事無く夏になった」と思っているのかもしれません。

 

 

 

現在時刻21:12ですが、窓を開けていて「温度24度・湿度60%」です。

温度が低い割に暑く感じるのは、湿度が高いせいでしょう。

 

 

 

もう一つ「日照時間」も考えてみました。

オカメパニックが多い為、太陽が出るとすぐ明るくなるよう、夜もカーテンをしていません。

そして豆電球を付けて寝ています。

オカメズは、夜の放鳥から帰ると「すぐに寝る体制」に入ります。

でも、私が寝るまで(深夜2時過ぎまで)電気は付いたままです。

なので、我が家では「明るい時間」が異常に長い状態です。

普通は、発情防止の為には「明るい時間を短くする」のが原則なんですよね。

思いっきり「反対の事」をしていますねぇ。

これが「ストレス」になっているのか関係ないのか分かりませんが、「明るくても寝る時は寝る」と良く言われていますから、そしてうちの子達は「オカメパニック」以外で深夜に騒ぐ事は有りませんから、害は無いと思うのですが・・・

 

結局、何一つまとまらなかった・・・

 

 

 

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◆シードの洗浄実験−−−暖かくなったら行う予定です。

◆オカメインコの寿命、本当はどれ位なの?

 

2006/02/11
鳥の産卵に付いての情報ありがとぉ。
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昨日の「私の疑問」に対して、様々な情報ありがとうございました。

別所での書き込みや、メールでもお話を聞く事が出来、本当に参考になりました。

今後も情報をお持ちの方は、教えていただけるとありがたいです。

 

 

さて、皆様にも報告したいと思います。

まず複数の方から教えていただいた事で、「あくまでもニワトリの資料」という事でしたが、生物学的な書物に書かれている事などで「同じ話」が有りましたので、コレは事実関係が立証されている話として信頼性が有ると思われる事からお話します。

 

◆ニワトリが受精から産卵に至るまでの時間は、ほぼ1日+数時間だそうです。

ですから、私の友人の所で産まれた卵は、有精卵の可能性が高まったと言う事です。

では何故、昨年秋に産卵・抱卵中に交尾をしていた"ぷらら"が4個の卵で産卵を終えたか?についても、疑問が解消できたと思います。

私はすっかり勘違いしていた事が有りました。

私は、「たまみち」と呼ばれる部分に直接精子が行き、ソコで比較的成熟度が高い卵と受精するのだと思っていたのです。

ですが実は鳥も「排卵」が有るのだそうです。

メスが「産卵してもいいと判断した場合」に、どうやら「排卵」が行われるようです。

考えてみれば当然のように思いますが、ソコの所私はスッカリ勘違いしていました。

 

メスが「産卵しても良い」と判断する条件の一つが「交尾」で有る事は間違い有りません。

「産卵しても良いの判断」=「発情」と考えてもいいんじゃないか?と思います。

(コレは私の個人的な考えです)

無精卵を産み続けてしまう一羽飼いのメスも、発情が治まらないからダラダラと産卵を続けてしまうと言う判断は、今迄も当たり前の様に考えてきましたし、多くの方がそう判断していると思います。

なので「発情を止める手段」を様々試していくんですよね。

交尾が行われなくても産卵してしまうのは、メスが発情し排卵が行われるからと言う事で良いと思います。

 

人間の様に定期的に排卵が行われるのではなく、他の動物では「発情期」と呼ばれる時期だけに排卵が行われる事はご存知だと思います。

鳥の場合も、本来なら発情期にのみ排卵が起こり産卵に至るのだと思いますが、ホルモンのバランスが崩れたりする事で「発情が治まらない」事が有り、その場合には無精卵を産み続けてしまう事が起こりうるのでしょう。

 

ニワトリの場合、一回の交尾でメスの体内に入った精子は約10日位受精能力が有るそうです。

メスの身体に「精子の貯蔵」を行う能力が有るのだそうです。

ニワトリはほぼ毎日卵をうむようですが、オカメインコの場合1日おきに一つずつ卵を産みますから、一回の交尾で4〜5個の受精卵を作る事が可能と考えて良いと思います。

(ニワトリとほぼ同じ構造と仮定しています)

ですが、メスの方で排卵が行われなければ、結局精子は受精する事が出来ません。

メスの方は排卵さえしてしまえば、受精しようがしまいがほぼ1日(24時間+数時間)で卵白や卵殻が作られ産卵に至ります。

 

 

ココからは私の個人的な考えですが、卵を産む数というのはやはり個体差なので、メスのホルモンバランスや体調・環境等で違うのだと思います。

つまり一度の発情で排卵する数は、通説でも4〜7個とされていますから、排卵は通常ソレだけの数で止まるのだろうと思います。

(その間に何度も交尾をしていたとしても、その事で排卵数が増える訳ではないと思います)

ニワトリに限らず、オカメインコも「一定の量を産むまで産み足す習性が有る」と言われています。

なので無精卵の時には最後の卵を産むまで卵を取り出さないよう言われています。

このように「一定の数になるまで産み足す」事から、メスは有る程度本能的に「何個」というのが無意識レベルで持っているのではないか?とも思われます。

(コレも私の個人的な考えです)

 

 

コレは「学説の一つ」らしいので、事実として紹介されている事例ではないようですが、「ある一定量を産むまで取り除かなければ産卵を中止し、抱卵に入りますがこれは卵の生成が母鳥の体の負担となる為生理的な因子が働き、体内に残っていた精子・新たな交尾による受精にフィードバック(中止命令)がかかったのでは・・・」という説が有るようです。

(文章をそのまま転載させていただきました)

私も何となく「正しい」ような気がします。

(私は全く専門的な知識を持っていませんが)

 

まぁいずれにしても、"ぷらら"が産卵中・抱卵中に交尾をしていたのに4個の産卵で終わったのは、結局"ぷらら"の身体が4個までしか排卵しなかったから・・・と言う事になります。

これは"ぷらら"個体の「本能」や「ホルモンバランス」によるものだと思います。

 

◆それまで発情していなくても、交尾を行う事によりメスの発情を誘発し、産卵(排卵)に至る。

◆交尾が行われなくても、メスが発情すれば産卵(排卵)に至る。

◆精子が体内に生存していても、排卵が行われなければ産卵しない。

◆抱卵時期・育雛時期には、ホルモンバランスが崩れる等「排卵させる特殊な事情」が無ければメスは排卵を行わず、交尾をしていても産卵には至らない。

(コレは「生理的な因子の働きによる、受精中止命令が出るのでは?という学説が有る)

 

一応上記の様な感じで、私の頭の中はまとまりました。

これらに関して「間違いの指摘」「新しい情報」等がございましたら、遠慮なくご連絡いただきたいと思います。

↓HPの掲示板又はHPにメールフォームがありますのでご利用ください。

http://www.geocities.jp/kibunwalalala/

 

2006/02/10
鳥の産卵の仕組み【情報ありませんか?】
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これは、昨年秋の写真です。

昨年秋に、私は始めての巣引きを行いましたが、産卵・抱卵の最中に父母が相次いで亡くなり、病院に詰めたり・葬儀の打ち合わせ・通夜・葬儀・様々な事務手続き等で、水と餌を取り替えるだけで殆ど部屋にも戻れず・・・の日々も有り、結局雛は一羽も孵りませんでした。

今年はまだ巣箱も設置していませんし、我が家では少しでも発情を抑えようとしていますが、一応巣箱などの準備は出来ていて、本格的に発情が始まってしまったら巣引きを開始しようと思っています。

少しでも先伸ばししたい・・・春も一度で終わらせたいと思っています。

 

さて、実は友人の所で、突如交尾が確認され・・・たと思ったら、翌日産卵・・・という事態に陥ってしまいました。
そもそも巣引きの予定が無かった方なので、コレにはビックリでオロオロしながらも情報を集め・病院へ赴き・巣箱などの用具を揃え・有る程度覚悟を決めて巣箱を設置したようです。
ですが、ココで私も始めて「鳥の産卵のしくみ」について調べてみました。
勿論自分が巣引きを行う為に、私は昨年様々な情報を集めで勉強してきました。
ですがソレは「巣引きを成功させる為の勉強」であり、根本的な「鳥の身体の仕組み」や「鳥の産卵の仕組み」についてでは有りませんでした。

私はHPで「質問掲示版」を設置している為、様々な質問や問い合わせが舞いこんできます。
その中には「過剰産卵」「発情防止」に関する質問も多々あり、私はそれらに関する事も今迄色々調べてきました。
ですが私が今回「知りたい」と思ったのは、ソレとも別物です。
交尾と産卵の関係性についてです。
哺乳類の場合は、誰もが知っている通り「交尾」が行われ、その上「精子と卵子」が上手く受精できた段階で始めて出産準備が整った事になりますが、人間の場合は通常1ヶ月に一度卵子は排出されていて、その卵子は精子と受精出来なかった場合には排出されてしまいます。
卵と言う形で排出されるのではなく、生理という形で流れ出てしまいます。

鳥の場合は、哺乳類とは全く違います。
交尾が行われなくても、メス一羽だけでも産卵する事は皆さん知っている事と思います。
発情が続けば産卵します。
そして、鳥は「卵が一定の数量になるまで産み足す」習性が有るため、ソレを利用して「人間の食べる鶏卵」は作られています。
鶏卵用のメスのニワトリの場合、卵を産まない時には「オスに会わせる」等の処置が行われる事も有るようです。
一度位はテレビ等で見た事が有ると思いますが、鶏卵用のメスのニワトリたちは、大きな養殖場の様な温室の中で、一羽一羽狭い籠に入れられ、並べられています。
そこにオスはいません。
産んだ卵は自動的にケージの外に転がり出る仕組みになっているので、人間はその卵を集めて「食卵」として出荷します。
ニワトリは、産んでも産んでも卵が無くなってしまうので、卵を産み続ける事になります。
当然ながら無精卵です。

この様に、鳥はメスだけでも産卵します。
産卵は「発情」が条件でも有るようです。
発情すれば無精卵でも産み続けてしまう子が居ます。
発情するのは「環境が整っている時」という条件が有るようです。
日照時間・餌に不自由しない事・気温・発情を促進させる餌の摂取・安心して産卵出来る場所等、複数の条件が整った時に「巣引き行動にはいる」と言われていて、なので巣引きを行いたい場合には、その条件を揃えてあげれば良いわけです。
巣箱を設置してあげて、仲の良いペアを同居させ、発情餌を与えてあげれば殆どの場合すぐに巣作りを開始し「産卵準備」が整います。

一羽飼いで過剰産卵・発情を抑えたい場合には、逆の事をするよう言われています。
発情餌を与えない・日照時間を短くする・過剰な保温をしない・規則正しい生活をさせる・発情相手を排除し(鏡やおもちゃ等)発情を誘発させる行為(背中を触るなど)を行わない・巣箱と認識させる場所を作らない・巣箱と認識されている場所を撤去する等々色々有ります。
それらの全てを実践しても、なかなか発情を抑えるのが「現実的には困難」らしい事を、私は多くの人たちの悩みや相談で見聞きしてきました。

「たまみち」と言うのを知っている人も多いと思います。
鶏肉売り場には置いてある事が多いです。
ホルモンに小さな卵(直径1mm位から直径3cm位までの卵黄)が沢山ブツブツくっついている物です。
子供の頃から好きだったので、今でも時々食べます。
コレを私は子供の頃から見ていたので、メス鳥の体内での卵の様子を何となく想像する事が出来ます。
鳥も精子と卵子が受精して始めて「有精卵」になる訳で、「有精卵」を出す為には交尾が必須なのは理解出来ます。
ですが、例えば交尾をしてから精子の寿命はどれくらいなのか?とか、そういう事が分からないのです。
少なくとも私が調べた範囲で見つけられないのです。


例えば昨年秋の巣引きで、"ぷらら"&"かりん"は産卵中も抱卵中も交尾を行っているのを確認しています。
なので私は「ダラダラと卵を産み続けるんじゃないか?」と心配していたのです。
ですが結局"ぷらら"が産んだのは4つの卵でした。
オカメの平均産卵数が4〜7個と言う事なので、正常な範囲です。
雛が孵らなかったのは、交尾が成功していなかった(無精卵だった)為か、中止卵になってしまったのか、本当の理由はよく分かりません。
ソレに対して、実は未だに一度も交尾をしていないだろうという"りぼん"&"ひかる"の方は、合計7個の卵を産みました。
コレは私の頭の中で理解が出来る出来事の一つです。
一羽飼いでも沢山の卵を産み続ける子が、実際沢山存在しているのですから、ペアで同居していて巣箱が設置されていれば、交尾が行われなかったとしても"りぼん"が発情する事で十分有り得る話です。


コレまで殆ど気にしていなかった事なのですが、では交尾と産卵の関係は????です。
通常巣箱を設置して1〜2週間で産卵が始まると言われています。
実際昨年秋の我が家では、ほぼそんな日程で産卵が始まりました。
でも実は、その1〜2週間前から"ぷらら"&"かりん"の交尾する姿は目撃していたのです。
ただ始めての交尾なのでなかなか上手く行かず、毎回"かりん"が途中で背中からズリ落ちて終了していました。
だから「交尾は成功していないだろう」と思っていたのです。
日程を考えると、私は勝手に「巣箱の設置をするとソノ気になり、交尾が行われて有精卵として産卵出来るまでに1週間くらい掛かるのだろう」と思っていました。
つまり受精から1週間位で生まれるのだろうと勝手に思っていたので、始めての巣引きでは受精までに時間が掛かり「1〜2週間で産卵」という誤差が有るのだろうと思っていたのです。
でも今考えると、巣箱の中の巣作り準備にソレ位の日数が掛かり、コレで産んでも大丈夫と判断されたら産むのではないか?と思い始めています。


そうなると、では受精してから産卵までの日数はどれくらいなの?とか、交尾をした精子の寿命はどれくらいなの?とか、鳥の場合体内に沢山の卵の子供が準備されているのだから精子が来ればすぐにでも受精するんだろうか?とか、産卵・抱卵中にしていた交尾は失敗だったから卵が生まれて来ないのか?とか、そういう疑問が出てきたのです。
今迄何故それらが気にならなかったか?と言うと、必要なかったからです。
「ダラダラと卵を産み続けなくて良かった」
「あの交尾も失敗していたんだろう、雛も孵らなかった事だし全て無精卵だったのかもしれないし」
という勝手な判断で納得出来ていたからなのです。
むしろソレが都合が良かったから、追求して考える必要が無かったのです。
多くの方達も「巣引きが成功する方法」や「発情を抑える方法」には関心があっても、そういう事には興味がないと思います。

通常に考えれば、交尾→有精卵が出来る→産卵→雛誕生となる訳ですが、交尾から有精卵が出来る確立とかタイミング、そして交尾から産卵への日数や仕組みについての説明が見つけられないのです。

何故そんな事を考えたのか?と言えば、勿論友人の所で「予期せぬ交尾・産卵」が起きてしまったからです。
通常抱卵・育雛は二羽で交代で行うので、ペアを一緒にしておかないとメスの負担が大きくなってしまいます。
ですが、現在も発情を続けていて、交尾を行いそうな二羽を一緒にしてもいいのか?という疑問から始まったのです。
友人は、出来ればこれ以上の巣引きを避けたいと思っているからです。
昨年秋に、抱卵の合間を縫って行っていた"かりん"&"ぷらら"の交尾では、その卵はどうなったの?
交尾が発情行為の一つで有る事は間違い無いし、逆に交尾によって発情するだろうと言う事も間違いないと思いますが、交尾=産卵という図式は成り立たないのか?成り立つはずなのか?
交尾が成功していなければ、産卵・抱卵・育雛中は本能が優先されて過剰産卵には至らないのか?
交尾が成功していたら、"ぷらら"は引き続き産卵していたはずなのか?
産卵が4個で止まったと言う事は、交尾が成功していなかったからなのか?ソレとは関係ないのか?
さて、この真偽関係をどうすれば調べる事が出来るのか?ってヒントだけでも欲しいのですが・・・