結構身近に「危険な物」って沢山あります。
不幸な「知らなかった事故」は、出来る限りなくしたいものですね。
そんな訳で、「身近に有る危険な物」を思いつくたびに少しずつ掲載して行こうと思いました。
◆鉛
鉛が猛毒で、中毒死を引き起こす事は良く知られていると思います。
でも、「どんな所に鉛が含まれているのか」って、実は良く分からないですよね。
●身近なところでは鉛筆やシャープの芯
●カーテンの重石として、小さい粒状の物が仕込んで有るものが有るそうです。
●金属性のカーテンレールに鉛が含まれている物があるそうです。
特にお子さんがいる家庭では、鉛筆やシャープが机の上に出しっぱなしで放鳥する事がないように気を付けましょう。
カーテンの重石は、丁度鳥が口にしやすい大きさなのだそうです。
カーテン底部に仕込んであるらしいので、自宅のカーテンを確認してみましょう。
もし仕込んであるカーテンだった場合には、万が一を考えてカーテンを変えてしまった方が良いと思います。
実際、それを口にしてしまった事で亡くなった鳥さんもいます。
カーテンレールに関しては、そのカーテンレールに鉛が含まれているかどうかを確認するのは困難と思われます。
カーテンレールを齧れないよう、何か工夫をこらした方が良いかもしれません。
我が家では、タマタマ偶然別の目的でカーテンレールの上に木の板を棚の様に作ってしまったのですが、友人は布でカバーを作成していました。
又、カーテンレール用物置と言う物が市販されているようです。
◆亜鉛
亜鉛中毒も有名だと思います。
亜鉛その物よりも、亜鉛メッキの物での中毒が多いようです。
コレは、実は案外身近にゴロゴロ転がっています。
例えば鳥のケージの多くも亜鉛メッキです。
この為ステンレスのケージを求める方も多いのですが、メーカー側の説明では、鳥のケージの亜鉛メッキは、メッキの仕方が危険度が無いやり方だということです。
そして、実際に「ケージの亜鉛メッキに拠る事故報告は無い」と言われています。
コレを信じるか信じないかは、皆さんに判断を委ねるしかありません。
しかし実際に亜鉛メッキ中毒死は起こっています。
気を付けなければならないのは、安物のアクセサリー等です。
アクセサリーでは有りませんが、実は鳥が大好きなボールチェーンも、その殆んどは亜鉛メッキで、しかも口に入れると毒性が強い物だったりします。
人間用の物で、口に入れる事が前提になっていませんから、メッキの方法が全然違うようです。
お子様用のアクセサリーでは、もしかしたら「口に含むかもしれない」前提で作られている物もあるかもしれませんが、100円ショップなどで売っている金属性のアクセサリーやキーホルダーなどの金属チェーン類には要注意です。
◆プラスチック製品に使用されている「何かの薬品」
実は知ったのはつい最近、友人に教えて貰ったからです。
例えば私も、幼児用の大粒のビーズを「鳥の玩具作成」に使用したりしています。
ところが、それらのプラスチック製品の中には、強い揮発性の臭いがする物があるのだそうです。
どうやらこれ等は「洗えば毒性が薄れる」らしいのですが、特に100円ショップなどで販売されているような物は、臭いをかいで「良く洗浄」してから使用する事をお勧めします。
◆ビニール製品
私はかなり様々な事に「農業用ビニールシート」を使用しています。
ケージの保温カバー・オカメが入れないようにするためのカーテン等等です。
そもそも私がホームセンターで農業用ビニールシートを選んだ理由は、紫外線を通す事が条件だったからです。
農業用ビニールシートとは、温室を作っている「あのビニール」なんです。
他にもっと丈夫そうな「テーブルクロス用ビニールシート」等も売っていたのですが、薄さの点でも「加工がしやすいだろう」と選んだのでした。
金額が安かったのも理由の一つです。
ですがどうやらコレは正解だったようです。
ビニールシートの中には、なかり臭いのきつい物も多いらしく、臭いの正体は分かりませんが、やはりあまり身体に良い物ではない事は想像出来ます。
身体の小さな鳥には尚更ですね。
冬場の保温用ケージカバーとして、家庭用温室を購入した方も多いと思いますが、何人かの方から「臭いが気になったので、何度も洗った」という話を聞いています。
ビニールシートで問題なのは「臭い」だけではないようです。
折りたたんだビニールが貼りつかないよう、白い粉がまぶしてある物が有るのだそうです。
この「白い粉」の正体は石灰らしく、舐めると危険です。
どんなビニールシートを購入したとしても、やはり一度水洗いした方が良さそうです。
◆空気中の有毒ガス
コレは目に見えませんから困りますよね。
一番身近なところでは「タバコの煙」だと思います。
鳥の呼吸器官は人間と違うため、有毒ガスを吸い込むと一気に体内に回ってしまうらしいです。
タバコは「オカメのいない所」で吸ってくださいね。
他には油性マジックのシンナーなども有害です。
この臭いは人間でもすぐに分かりますから、気をつける事も可能だと思います。
オカメのいる部屋では使わないのが無難です。
同じ理由で、マニキュアや除光液の使用も部屋を移動して行った方が良いと思います。
臭いが無く分かりにくいのは「テフロン加工のフライパン」を乾煎りした時に出る煙です。
知っている方も多い事だと思いますが、人間にも有毒ですから気を付けましょう。
あまりにも当たり前すぎる事ですが、殺虫剤は有害です。
無臭の物を別部屋で使用した場合、流れ込んできても気が付かない事が有りますから、臭いの有る物を使用した方が危険は回避できると思います。
既に時期を過ぎてしまっていますが、春先などは特に「畑や果樹園の農薬散布」や「公園や学校での除草作業」が行われ、農薬や除草剤が風邪に乗って飛んでくる事が有りますから注意した方が良いです。
◆電気コード
これは勿論「感電死」の危険です。
オカメインコはコードをかじるのが好きですからね、くれぐれも感電死しないようコードカバー等でガードしておきましょう。
また何か教えていただいたり、新しい情報を得たりした時には、コチラでお知らせして行こうと思います。
★今後の掲載予定★
◆鳥の感染症PBFD・オウム病等【その2】−−−近日予定
◆「コンパニオンバードNo.5」の感想−−−近日予定
◆オカメインコの種類その4・・・シナモンパールパイド
◆オカメインコの種類その5・・・ルチノーシナモンパール
◆オカメインコの種類その6・・・WFシナモンパイド
◆オカメインコの種類その7・・・WFルチノーシナモン
◆オカメインコの種類その8・・・珍しい種類
◆「インコをよい子にしつける本」の感想
◆挿餌の与え方〜一人餌になるまで−−−秋雛が出始める頃までに掲載予定
◆使って良かった鳥用品紹介 【その2】−−−近日予定
◆失敗した鳥用品紹介【その1】−−−近日予定
◆身近に有る危険な物【その2】