とある地域の『動物保護管理センター』という場所に、ある方が『オウム病』に付いての問い合わせをしました。
ココがどういう場所かと言うと、主に捨て犬・捨てネコを保護し里親探しや飼育の教育 (コレは地域によって行っているかどうか分かりませんが) 殺処分、人畜感染症の管理 (地域で『鳥インフルエンザ』等が出た場合の対応) 等をしている所です。
飼い犬の登録や予防接種の管理も行っているだろうと思われます。
しかしやはり「鳥に関する事」は全く知らないのが一般的なのでしょうか
その方から「オウム病は空気感染ではなく、噛まれなければ感染しませんから、そんなに心配いりません」
「多くのオカメインコが持っている病気で、体力が落ちると発症する事が良くある」等と言われたとメールを頂きました。
冗談じゃあありません。
ペットの飼育に関して指導する立場の人間が、一般人にどうしてそんな嘘っぱちを言うのでしょう。
勿論その方にはシッカリオウム病について説明しました。
私の言葉では信じられないかもしれませんから、それなりに信用できる機関のHPのURLも教えてあげました。
http://www.forth.go.jp/mhlw/animal/page_i/i04-4.html
その後、その方は別途保健所に問い合わせをし、「危険な病気」という事で説明を受けたそうです。
しかしっ、今回の「動物保護管理センター」の対応は許されるものではありません。
オウム病は「人間でも死ぬ事がある病気」なのです。
人間の死ぬ確立はせいぜい通常のインフルエンザ程度なのだとは思いますが・・・・・
ワタクシ、相当頭に来て (だって最近の掲示板やメールでは、お迎えした子が沢山の病気を持っていたとか、お迎え直後の健診で病気が見つかり生死をさまよったとか、実際「オウム病が出た」って相談さえあるのです) その「動物保護管理センター」に苦情の電話をしました。
一般人に「嘘の情報を流すな」と・・・・・
「ソチラで『オウム病は噛まれなければ移らないから心配要らない』等と言ったそうですが、オウム病は空気感染する病気で『感染症に基づく第4類感染症』です」と・・・・・
すると「どういう方ですか」だと・・・
私は一般人だけど、コレは大変な病気なのに「心配要らない」なんて言わないでくださいと言ったんです。
厚生労働省のHPで確認してくださいと言いましたよっ。
私はただ「正しい知識で指導してもらいたい」というだけです。
そんなに大した事はないけど、少し大げさに言うのならまだ分かりますが、指導する立場の人間が「大丈夫、大袈裟だなぁ」なんて態度は許される事ではありません。
もしその人がオウム病に感染して、でも「噛まれていないから移るはずがない」と気づかずにいたら、本当に命を落とす可能性だってあるのです。
電話口の方と話しが終わり「認識不足でした、きちんと対応します」との答えに「宜しくお願いします」で電話を切りかけたその時・・・・・
上司に変わるので・・・・・と変わりました。
どうやら電話で「噛まれなければ移らない」と言ったのは、上司と呼ばれる方だったようです。
話しをして再度怒りがこみ上げました。
沢山飼っている人なら空気感染する事もあるけど、一羽くらいだったらそんな事はめったにないので、その人の環境等知らないし、そういうつもりで説明したって言訳。
「人間への感染力は強くなくても、鳥同士の感染は違います」との私の答えに「鳥の身体の事は知りませんが・・・・・普通一羽だったら噛まれなければ移る事はありませんから」と、まだ否定する。
どうやら本当にこの人は「オウム病の事を全く知らない」ようです。
「オウム病と狂犬病を間違えているんじゃないのっ」
とりあえず今後「軽い返答はしないでください」で電話を切りました。
この人と話しをしても無駄です。
自分で本当の事を調べて「自分の起こした間違い」に愕然としてください。
相手の環境が分からないなら、「最悪の状況」を想定して話しをすべきです。
本当なら環境を聞くべきです。
自分で相当ヒステリックな事をしている・・・・・と理解しつつ、それでも「この人に言っても無駄」と途中で諦めた事の両方に、今は罪悪感を感じています。
関係有りませんが、「怒り」って激しいパワーを使うんです。
「うつ病」の私にとって「怒り」を持つ事は、その後に一気に病状悪化でやる気をなくし落ち込む原因となるので、極力「怒り」を得そうなものを避けて暮らしています。
やっぱり夕方辺りから一気に気力が低下し・・・・・
ソレはどうでも良いのですが、もっと真剣に考えて欲しいです。
たかが「鳥」ではないのです。
確かに通常1〜3万円程度のオカメインコなんて・・・・・って世間では思っているのかもしれません。
毎日毎日多くの犬・猫の殺処分と接していたら「たかがオカメインコ」なのかもしれません。
ですが、それがたとえ千円で買ったのだとしても、買った人は「その子に夢と希望」を持っているのです。
犬や猫と同様に「可愛い自分のペット」なのです。
その子がオウム病になってしまったら、治療費は何万も掛かるんです。
お金の負担だけではなく、相当精神的にも苦痛を抱くのです。
そして死んでしまったら・・・・・
誰もが心から悲しむのです。
人間の感染なんて、致死率は高くありません。
でもオカメインコの致死率は高いんです。
影でこんな事を言っていても何も解決しないのは分かっていますが・・・・・
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★今後の掲載予定★
◆巣引き記録【06秋】−−−随時掲載
◆巣引きの知識【その2】−−−近日予定
◆鳥の感染症PBFD・オウム病等【その3】−−−近日予定
◆鳥の中毒事件【その5】−−−随時掲載
◆「コンパニオンバードNo.5」の感想−−−近日予定
◆オカメインコの種類その4・・・シナモンパールパイド
◆オカメインコの種類その5・・・ルチノーシナモンパール
◆オカメインコの種類その6・・・WFシナモンパイド
◆オカメインコの種類その7・・・WFルチノーシナモン
◆オカメインコの種類その8・・・珍しい種類
◆「インコをよい子にしつける本」の感想
◆挿餌の与え方〜一人餌になるまで−−−秋雛が出始める頃までに掲載予定
◆使って良かった鳥用品紹介 【その2】−−−近日予定
◆失敗した鳥用品紹介【その1】−−−近日予定
◆身近に有る危険な物【その3】