我が家の子達交尾していますが、今の所産卵の心配をしていません。
当然「交尾」は発情を増徴させる効果はありますが、必ずしも交尾=産卵ではないと言うのを、私は今迄に体験して来ました。
我が家の先住メス2羽は、巣箱を設置した2回は産卵していますが、それ以外の時期は「結構頻繁に交尾をしていたけど産卵に至っていない」のです。
この理由が「排卵」という言葉で始めて納得できた私です。
つまり、当たり前の事なんですが「排卵されなければ交尾しても産卵しない」って事です。
逆に交尾しなくても「排卵されたら産卵する」って事なんですよね。
この辺りを、私は随分長い事理解出来ていませんでした。
但し、先にも述べた通り「交尾は発情を促す効果がある」為、それは「排卵を促す効果」と同等の意味があるって事なんですよね。
発情と言うと、メスの産卵ばかりがクローズアップされていますが、実はオスだって発情します。
ペアの相手がいないために「人間の手」や「止まり木」等を使って行う擬似交尾は、通称「スリスリ」と呼ばれています。
コレ、我が家に関しては「ペアの相手がいるオスはスリスリしない」のですが、おそらく多くの飼育家庭でも、野性下でも同様ではないかと思われます。
だって相手がいるのですからね、単純に考えても「必要ない」ですからね。
オスの場合は「生命に直結するリスク」が無い為、オスの発情防止対策については殆ど見かけませんが、基本的には「メスの発情対策」と同様と言われています。
メスを飼っている方たちからみると「オスなんだから気楽で良いじゃない」と思われるでしょうが、止まり木や玩具を使って行う場合だと「総排泄口を傷つける」事も有りますし、それでもスリスリが止められなければ傷口は治す間もなく酷い事になってしまいます。
そうなると、今度は患部や患部近くを自噛する危険性もでてきます。
あまりに発情が激しく止める事が出来ずにいると、長期的には「精巣腫瘍」のリスクも高まります。
こうなったら、一般的に特別な病院以外では「手術が出来ない」と言われている鳥の場合には「延命治療」しか手段がありません。
ですからオスの場合だって軽く考えてはいられないのです。
発情が強まると縄張り意思気も強くなり攻撃性も増しますし、手や頭を使ってスリスリする場合には「相当強い力で握り締められる」ので、結構痛いです。
コザクラインコの場合はメスの方が縄張り意識が強くて気が強いそうなんですが、オカメインコの場合はオスの方が縄張り意識が強いので、例えば別々のケージに暮らしていた雌雄を巣引きのために同居させる際には「メスのケージにオスを入れる」よう言われています。
発情が強まっていればソレだけ縄張り意識も強くなっていますし、攻撃性も増しますから、最悪相手を傷つけてしまう事も有るのだそうです。
そして縄張りを守るための攻撃性は当然人間にも向けられますから、棚にもぐりこんで巣作りしている所に手を出すと血が出るほど噛み付かれたり、酷い場合には「近くを通っただけで飛んで来て噛み付かれる」事さえ有るそうです。
ですから、メスに比較すると少なくはありますが「オスの発情を止めたい」という相談も時々あり、悩んでいる方は結構多いのだろうと思われます。
実は我が家にも、オス同士が「巣作りする縄張り」が存在しています。
例えば「この棚は○○」「箪笥の上は△△」「本棚の上は××」と言った感じです。
オスを飼っている場合には、発情時期の行動をよく観察して「どこに強い縄張り意識を持っているか」「どこに巣作りしようとしているか」と言うのを知った上で「出来るだけそういう場所を作らない」ようにする事も発情を抑えるのに多少の効果はあるかもしれません。
少なくとも、多少攻撃性を抑える事は出来そうな気がします。
交尾とスリスリに関して、最近「ん」と思っている事があります。
笑われそうですが・・・
勿論「発情しているから交尾したりスリスリしたりする」のですが、ソレが必ずしも「子孫繁栄が目的」とは限らないんじゃないかと感じられる部分があるのです。
例えば「毎日交尾しているのに産卵しなかった我が家の2ペア」は、メスの方も「交尾していたけど排卵しなかった」という事になるのだと思います。
我が家のペアは、巣引き時以外も同居ですし、放鳥時も当然一緒に行動していますから、ある意味「交尾はいつでも出来る状態」にあります。
だから発情が強まっている時には毎日・・・しかも1日に何度も交尾する事もあるのです。
でも産卵しなかった。
これって「その交尾が産卵を心底求めていたわけでもないけど行われていた」って事なのでしょうか
逆かな
産卵準備のために交尾を続けていたけど、何らかの「産めない」と判断された理由があって産まなかった (排卵されなかった) ・・・なのかな
個人的には・・・・・少なくとも我が家の子達に関しては「巣箱が無かったから」ではないかと思うのですが、巣箱が無くても産む子は産みますからね。
たまたま我が家は「運が良かった」って事なのでしょう。
そして独身二羽の方・・・
独身オス二羽は3歳半になります。
一番私にベッタリで「人間になってしまった"りゆ"」は、実は未だにスリスリ未経験です。
"りゆ"の恋人は、明らかに「私」なのですが"ぴんきぃ"が私の手にスリスリするのを嫌がるそぶりは見せても、自分はしないんです。
その一方で"りぼん"に片思いで、決して私の事を恋人と思っていないだろう"ぴんきぃ"は私の手でのみスリスリするのです。
私はコレが不思議でなりません。
私を恋人と思っている"りゆ"は私にスリスリしないのに、私を恋人と思っていない"ぴんきぃ"の方が私にスリスリする。
つまり私は"ぴんきぃ"にとって「欲求を満たすためだけの sex friend」って事ですかという結論に至ったという・・・
はい、皆さんに大笑いされるのは承知の上ですが、でも私には「他に理由が分からない」んです。
なので結構真剣にそう考えているのです。
で、その結果が
>ソレが必ずしも「子孫繁栄が目的」とは限らないんじゃないか
に繋がるというわけです。
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★今後の掲載予定★
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◆巣引きの知識【その2】−−−近日予定
◆鳥の感染症PBFD・オウム病等【その3】−−−近日予定
◆鳥の中毒事件【その5】−−−随時掲載
◆「コンパニオンバードNo.5」の感想−−−近日予定
◆オカメインコの種類その4・・・シナモンパールパイド
◆オカメインコの種類その5・・・ルチノーシナモンパール
◆オカメインコの種類その6・・・WFシナモンパイド
◆オカメインコの種類その7・・・WFルチノーシナモン
◆オカメインコの種類その8・・・珍しい種類
◆「インコをよい子にしつける本」の感想
◆挿餌の与え方〜一人餌になるまで−−−秋雛が出始める頃までに掲載予定
◆使って良かった鳥用品紹介 【その2】−−−近日予定
◆失敗した鳥用品紹介【その1】−−−近日予定
◆身近に有る危険な物【その3】