先日お伝えした「オカメインコの中毒死事件」について・・・
↑この写真↑は、死亡する前日に撮影された物です。
すくすく育った雛は、その前日までこんなに元気に可愛い姿で生きていたんです。
亡くなった三羽のママさんから、この件に関するママさんの文章をお借りして来ました。
是非ご覧になってください。
長いですが、ぜひ読んで下さい。
危険な物、それは目に見えるものと、見えないものがあります。
その見えないもののお陰で、チビ達が死んでしまいました。
親ルチノー♂もです。合計3羽。。。
悲しいし、寂しいです。ですが、私は怒りを感じていました。
たった一日のうち数分、洗濯をした為に窓を開けてしまった。
最後の日記の日です。
その見えない物は南風に乗り、やってきたのです。
チビ達を含め鳥達は南側の窓付近にいました。
日記を書かなくなった次の日、チビ達は朝元気に「出して〜」とやっていたのを最後に、昼過ぎに娘が見た時には変わり果てた姿。
なんで?どうして??
2羽同時に死んでしまう事、これは病気なのだろうか??
私は、恐くなり掛かり付けの病院に電話したのです。
ですが、断られてしまいました。
解剖となると凄いお金が掛かると言う理由で・・・
その後保健所へ電話。
他に見てくれる病院はないか、あちこち調べたのです。
結局辿り着いたのは、鳥専門病院。そこへ電話してお願いしたのです。
診察の結果は中毒の恐れがある事がわかりました。外傷もなし。
毎日体重も量っていたし、全てお話したの。
ただし、チビ達はまだ健康診断も受けていない状態だった為、病気の可能性も含め外注で解剖する事にしたのです。
そう、まだ私の家には沢山の鳥がいるので、その子達を守らなければ!
病院から帰ってきたのは昼でした。
前日からあまり寝ていなかったので、旦那と娘は布団へ転がったのです。
嵐でそとは大雨、雷も鳴り響きオカメ達はパニック寸前。
「大丈夫だよ。」
と声を掛けたのです。
そのとき、異変に気がつきました。親の♂が死んでいたのです。
パニックになりながら直ぐに病院へ電話をしました。
夕方に予約が取れ、直ぐに動きました。
病院に早く着いてしまったので、時間つぶし。
診察の結果、外傷も無く問題は無い。
でも。もしかしたらこの子も病気を持っていたのかも・・・
と言う事で解剖へ回したのです。そうする事によって、遺伝的に受け継がれる病気があるのかどうか調べる為に。
その時、先に渡していたチビ達のレントゲンを見せてもらいました。
ちゃんとソノウの中には餌が入っている事が分かる。
それと、先生が気になった事。肝臓が腫れてる可能性が高い。
レントゲンで比べました。
チビ達と、♀親と。確かに違うんです。
肝臓が腫れていないと、綺麗な砂時計の形が見えるのです。
素人でもわかる説明でした。
同居していた♀親の診察もお願いしました。
病院へ向かう車中、数回吐いたのです。
レントゲン・ソノウ検査・糞検査。異常なし。ホッとした瞬間です。
ですが、体重が落ちていた事が気がかりで。。。
小さいケージに入れて隔離して体重管理をして下さいと指示されました。
吐いたのは車酔いだろうという診断です。
3日後病院から連絡が入る。
肺出血が確認され、循環器障害もありました。
まだ詳しく臓器を調べていないが、中毒である。と。
それから、約一ヶ月過ぎました。病理検査の結果が出たのです。
病院の先生から電話があり、「ウイルス性の病気ではありません、中毒に間違いないでしょう。」と。
♂親はラックの中でしたが、一番敏感な子だったんだね。。。と。
ホッとして涙が出そうでした。
他の子を病気が蝕んでいない事がわかったから。
♀親は元気になりました。
体重も元に戻り、先生にも報告すると喜んでくれました。
書類がまだ揃っていないけど、結果だけでも・・・と先生のお気遣い。
有り難かったです。
当時、体重は79g。今は97gまで回復したのです。
寂しかったのでしょう、なかなかご飯も食べずにいました。
ケージの中に自分が映るように鏡をセット。これが功を奏したです。
寄り添っています、今でも。
ペアーの片割れが居ないとこういう事もあるのです。
ココからは私の戦いなのです。
原因は近所の新しい建築物です。これ以外に考えられないのです。
毎日、臭い。窓は一切開けられません、エアコンフル回転です。
これ来年の春まで続く工事なのです。
建築屋と電話で死んだ事は伝えてあるのです。
書類が揃ったら、それを叩きつける!そう決めてるの。
結果はどうあれ、建築物により、死んでしまう事があると言う事実。
これを突きつけるのです。
こんな事やっても、死んだ子は帰ってきません。
でも、泣き寝入りしたら申し訳ない気がしてるの。
もう、一切窓は開けません。それでも入ってくる空気。
危険はまだ続くのです。でも、それを最小限にしなくては。
みなさんにお願いです。本当に気をつけて。
シンナーとか、揮発性の物。外装工事も危ないのです。
マニュキュア・マジック等近くでやってませんか?
鳥は哺乳類とは違う肺の構造の為、微量でも死に至るのです。
たばこもそうですね。
カーテンレール。これは鉛中毒になる。
カバーをするか、なにか対策を考えてください。
カーテンに鉛が含まれていることもあります。
誤って口にするとたった数時間で中毒死です。
キーホルダーも危ないですね。
ニュースで子供が死んだと聞いた事がありませんか?
テフロンの鍋類も。空焚きした時の煙は人間にも危ないのです。
目に見えない危険な物。もっと多く存在しています。
私が体験した事。これをもっと他の人にも知ってもらいたい。
悲しむのは私だけで十分です。
皆さんのお宅の鳥さん達、元気に長生きできるようにお祈りします。
最後まで読んで頂いた方、どうもありがとう。
今までチビ達のこと読んで頂いた方、応援ありがとうございました。
やっと泣ける自分が居ます。
これは、三羽のママさんのブログからコピーさせてもらった文章です。
本来なら、ソレまで雛達がどんな風に育ってきたか。
ママさんがどれだけ苦労をして育ててきたか。
どんなに可愛い姿で日々を過ごしてきたかを掲載しているブログをお教えしたいところなのですが、やはりネット上には悲しみの底にいる人を、更に深い悲しみに突き落とす悪意のある人々が存在しているのです。
そういう方達に荒させる訳には行きません。
ですからココで紹介する事が出来ません。
ママさんはそれ以来ずっと戦い続けています。
保健所への連絡・町内会への連絡・注意を促すチラシの作成・少しでも多くの人に呼びかけようと頑張っています。
何も出来ない私ですが、せめて応援したいと思っています。
↓コチラ↓も、亡くなる前日の雛たちです。
こんなに可愛く元気に過ごしていた子達が、一瞬にして命を奪われてしまったのです。
皆さんも十分気を付けていただきたいと思います。
それが、三羽のママさんの願いです。
★今後の掲載予定★
◆鳥の感染症PBFD・オウム病等【その2】−−−近日予定
◆「コンパニオンバードNo.5」の感想−−−近日予定
◆オカメインコの種類その4・・・シナモンパールパイド
◆オカメインコの種類その5・・・ルチノーシナモンパール
◆オカメインコの種類その6・・・WFシナモンパイド
◆オカメインコの種類その7・・・WFルチノーシナモン
◆オカメインコの種類その8・・・珍しい種類
◆「インコをよい子にしつける本」の感想
◆挿餌の与え方〜一人餌になるまで−−−秋雛が出始める頃までに掲載予定
◆使って良かった鳥用品紹介 【その2】−−−近日予定
◆失敗した鳥用品紹介【その1】−−−近日予定
◆身近に有る危険な物【その3】