ジャンボセキセイインコのプリュム。 若くしてPBFDの宣告を受けました。

November, 2010
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PROFILE
プリュム(plume)

2005年8月生まれのジャンボセキセイ。名前はフランス語で「羽」。真っ白い身体に、お腹が水色の、一見鳩サブレに似た男の子。2005年11月にPBFD陽性が出る。現在は週に2回インターフェロン注射、抵抗力をつける粉薬を水に溶かし投与。

管理人ゾエ(zoe)

PBFDは治る可能性があるそうです。ウチの治療法、気をつけていることなどをメモしていきます。デジカメ故障中。

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Nov 21, 2005
何のゲーム?

昨日の仏語検定が終了し、やっと気分的にゆったり。

それでもプリュムの喜ぶ顔が見たくて、早めに起き出し、

いつもどおりの朝のお世話。

ケージの底には、お腹や背中のものかな、中くらいの大きさの羽が落ちている。

目の下やろう膜の脇には、ぴょろっと小さな筆毛が生えていて雛みたい。

羽が抜けてピンク色になった顔や手羽先にも順調に筆毛が伸び、

翼の部分では先端が大分開いて、地肌が見えなくなってきた。

今のところ、換羽は順調か。

 

昼間ロープ&鈴のおもちゃにスリスリしていたので、逆さまに吊るしなおした。

無駄な発情を避けるため、といっても、

私の目を見ながら「プィプィ」抗議する姿を見ると、少し心が痛む。

恋人をへんな風に吊るされた彼は、新しい遊びをあみだした。

ケージ内の遊び場に入れてあるワラを選別し、エサ入れにシュートして歩いている。

ねこじゃらしのようなフサフサの先端部分は水入れへ、

短い茎の部分はペレット入れへ、長い茎は敷き紙の隙間から底網の下へ捨てる。

特に楽しそうな風ではない。真顔でせわしなく走り回っている。

 

夜の放鳥はあまり機嫌が良くなく、大分噛まれて指の皮がめくれた。

PC作業をする夫の右手の甲にとまり、クリックする人差し指をじーっと見ていた。

 

体重40g 薬水6g シード4g ペレットを多めに齧る 小松菜。

Nov 06, 2005
治療内容

衝撃の宣告から一晩。

鳥の体調と部屋の温度、湿度が気になり、眠れなかった。

朝、いつもより早く起きてカゴのカーテンを開け、恐る恐る中をのぞく。

プリュムはいつもと変わらず、両方の足と羽を伸ばしてからこちらに駆け寄ってきた。

よかった。生きてた。

 

昨日病院で先生から聞いた話を、もう一度思い返す。

 

現在決定的な治療法はないということ。

ウイルスの活動を抑えるために、免疫力を高め健康を保つよう治療をする。

セキセイインコではPBFDが完治した症例がある。

ウイルスを保有していても、治る可能性はあるのだ。

 

今後の具体的な治療としては

Fungizon、ビオフェルミンR、ヨウキサミン、ST(微生物除去テトラサイクリン?)、

グリモロン、ウルソ、ビムロン、アガリクスを粉末にしたものを処方して頂き、

ネクトンSと一緒に飲み水に溶く。

月に2回の通院でインターフェロン注射。

その他治療に費やす時間、労力、金額などを丁寧に教えてくださった。

 

冷静にプリュムを観察すると、現時点では発症の様子は見られない。

吐き気は完全に治まったし、フンも正常になりつつある。

昨日一日、泣くだけ泣いたら、ネガティブな気持ちは消えた。

この子の空色の羽は終わりじゃない。

二人で頑張ればきっと完治する。

Nov 05, 2005
PBFD宣告

2005年11月5日午前10時頃、プリュムの担当医から留守電が入っていた。

私がそれを聞いたのはお昼頃。

頭から血の気が引き、フラフラと鳥かごの前でへたり込む。

PBFDだって。

いくつかの闘病サイトで壮絶な画像を見たことがある。

確か治療法がないと書いてあった。

 

カゴの扉を開けると、プリュムはすぐに出て私の手に乗った。

いつもは部屋を暴走旋回しひとしきり暴れるのに、

今日は指に乗ったまま神妙な顔で私を見上げる。

鳥の前で泣いたのは初めてだった。

プリュムがあんな心配そうな顔を見せたのも初めてだった。

この子の前で泣いちゃいけない。

笑顔で出来るだけのことをしよう。

そう誓った。

 

ひとしきりぼろぼろと泣いた後、担当医に電話を入れた。 

病気の説明と、治療方針についてお話を伺うために、

一番早く予約の取れる今日の夜に病院へ行くことにした。

他の患鳥さんへの感染予防のため、一般とは別の応対になることを聞く。

幸いプリュムは、ここ数日嘔吐もなく調子が良かったので、今日はお留守番。

私だけで一般診療時間に病院へ行くことにした。

 

土曜の夕方ということで、病院はとても混んでいた。

患鳥を連れず待合室でうつむく私は、なんとも言えない疎外感を感じた。

今日からはウイルス保有鳥の飼い主として、周りに迷惑をかけない義務がある。