「朝顔につるべ取られてもらい水」と俳句が示すように、植物がつるを巻いて生長するのは、おなじみの光景ですね。
でも、つるの巻き方はひととおりではなく、植物によって右巻き、左巻きと決まっているのです。
つるを巻く植物は、よりたくさんの日光を受けるために高く登ろうとします。
でも、自分でしっかりと立つことができないので、絡みついて登れる支柱を探すのです。
また、支柱と密着するつるの内側よりも、外側のほうが早く生長します。
こうして、茎に生えたたくさんの逆毛を使い、上方に巻き上がっていくというわけ。
ところで右巻きか、左巻きかは、上から見た状態を指すのが一般的です。
ちなみに、アサガオ、クズ、イングンなどは左巻き、フジ、ホップなどは右巻きなんですよ。