「長い長いさんぽ」(須藤真澄・薯)というマンガに出会いました。
同書は原作者の須藤さんが16年間連れ添ったネコちゃん(ゆず)との日々の生活……そして、最後の別れ……が一冊隅々まで描かれてます。
最愛のペットとの別れ……。辛い事です。
私も過去に、そして最近にそれを経験しました。
ゆずの最後に立ち会えなかった原作者様がゆずの亡骸を抱いて、「冷たいのも硬いのもゆずがわたしを拒んでるからだと思った」というシーンには私の脳裏でガン!!…と来る様なものがありました。
先日、我が家に来てたった1日でお星様になったかばちゃん。
かばちゃんの亡骸を埋葬する前に、「うそだ!生き返れ!!」と、硬くなった身体をマッサージし、それでも小さく、冷たくなったかばちゃんの身体は…私を拒んでいたからなのかね?反応が全く無かったよ…。
ゆずは愛されてたんだね。まっすぐ天国に行けたよね。
かばちゃんだって天国に居るはず。先日の大雪に込められたメッセージは、絶対かばちゃんからのだと信じてる。
…だけどやっぱり私の心の奥はまだまだかばちゃんを死なせてしまった思いが強かったんだね。同書を読んではかばちゃんを思い出して大泣き……。
きっと今晩も泣きながら眠るんだろうなぁ。
たった1日だったけれど、かばちゃんを愛せた私って偉いと思う。
その反面、たった1日でかばちゃんを死なせてしまった私は残酷だと思う。
どちらにせよ、かばちゃんは生きていたんだよ。その思いを穏やかに思える日はいつになるんだろう。
今、我が家にはいんことおすぎとしろが居ます。
彼らが居なくなったら、また大滝並みな涙をこぼして見送るんだろうなぁ…
とにかく、ぜひとも読んでいただきたい、「長い長いさんぽ」。
出版社はゲーム誌「ファミ通」でお馴染みのエンターブレインさんなので、ちょっと入手困難かも…(私もネットで購入したよ;)。
いつかは必ず迎えるペットとの永遠の別れ。
笑顔で見送れられるか、それとも……。