今日ここに書く事は、読んでくださる皆様から批判の声をいただく事と思います。が、あえて書かせて頂きます。
今日、私の不注意で、おすぎは2Fの階段から1Fまで落ちてしまいました。おすぎは羽をクリッピングしているので、うまく飛べません。「落ちた」という表現は鳥なんだから正しくないだろう、といわれがちですが、うまく飛べない羽をバタバタしながら(バタバタしているので急速には降りていきませんが;)下まで行ったので、本鳥にとっては怖かったはずです。私もあわてて1Fまで行き、おすぎを抱き上げたのですがおすぎの身体はとにかく心臓が飛び出るんじゃないか、と思うぐらい波打ってました。ごめんね。怖かったね…。
この事が起こる前から、私の中で考えていた事がありました。
最近のおすぎは、何か見せると威嚇します。たとえ、見慣れた鏡とか、せんたくばさみなんかを見せても体制を低くして、羽を広げて「シャー、シャー」と言いながらそれぞれに攻撃します。特に放鳥時はスゴイです。せんたくばさみなんか軽々くちばしにくわえて、怒りながらあっちに落としたりこっちに落としたり…。カゴの中ではたいしてそういう行動はでません(今日はカゴに菜っ葉をセットしたら威嚇したけど…)。おとなしいし、機嫌よく鳴いています。
コレは成長段階の行動なのかも知れませんが、放鳥の度に威嚇しているのだったら、鳥にとっても飼い主にとっても悪いイメージしか残らないんじゃないでしょうか?
例えば、「手乗り」という形を作ったのは人間であって、人間の1日の行動の中で鳥達をカゴから出して遊ばせる、というのも人間が作った空間だと思います。人間の好き勝手な行動から、鳥達の本来の「幸せ」を奪っていそうな…そんな考えが最近私の中でふつふつ沸いています。
実際に、今日我が家で起こった様な出来事から、一生頭の中にバクダン(脳腫瘍等)を持ってしまった手乗り鳥が出来上がってしまった、と言う話もちらほら聞いています(神経症という病気らしいです。飛んでガラスにぶつかったり、タンスから落ちたりすると脳に腫瘍ができたり、目が見えなくなったりする仔達がいるらしいです…)。
最近のおすぎの行動を考えると、カゴの中で居る事が一番幸せなのかな、と思ったりしています。手乗りはかわいいです。私に甘えてきたりする姿はとっても愛らしいです。でも、そんな彼らを見たいが為に、彼らの本望を考えず、人間の気まま勝手な思いから「今日はずっと放鳥させとくのー」なんて行動は、本当は間違っている事なのかな……と不安で仕方ありません。
鳥にとっても、人間にとってもお互いに幸せな事。
一緒に暮らしていくんだから、人間の「エゴ」だけで接する事は良くない事ですよね……
おすぎのこれからに関しては、ゆっくり考えていきます。