使えそうな写真を整理がてら
放鳥シーン撮影中の彼らのドジっぷりを思い出して
一人ニヤニヤしていると、ふとあることに気がついた。
我が家のウグイスさん。
一日のうち、寝ること食べること歌うこと以外は、
ほとんど毛づくろいに時間を費やす。
毛づくろい中に、そのキレイな尾羽をカンパチが突付こうものなら
それはもう、すごい形相で応戦する。
そしてあまり人間にべったり甘えることを良しとしない。
飼い主自慢の指かきテクを、鼻で笑うかのように避けていくのも
唯一ウグイスさん。
だからといって、手を怖がるとかそういった素振りもなく
目の前の手にはとても素直に乗ってくるし、ケージに入れる際の聞き分けも良い。
きっと寂しがりやだけどクールでありたい、
正直になりたいけど恥ずかしくて思わずソッポを向いてしまう、
そんなオカメインコなのだ。
さてこのウグイスさん。
連写ではないけど、数枚連続で撮った写真を見ると
たいてい後になるほどポーズと表情がいい。
どうやらカメラ目線が上手。
近づけられるレンズとの距離を図るため
いつでも飛びたてるようにと、彼の野生がそうさせるのか
シャッター音に反応して興味の視線を送っているのか。
オカメインコは「臆病」「小心者」などと、
そんな記述を良く目にするもんだし、
飼い主夫婦も、「ウグイスさんは臆病なんだねえ」などと言っていたもんだ。
けど、新しいオモチャへの好奇心なんか見てると
ただの臆病なんじゃないんやね、きっと。
彼は用心深く、石橋叩いて渡る派なんだ。
それでは我が家もクインテットも
良いお年を...
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