先月30日、政府から、“富士山”がユネスコから登録を求める“勧告”があったと発表されました。
富士山は、静岡県と山梨県にまたがり、日本一高い山として、そして、日本一美しい山としても、日本国民に留まらず、世界的にも有名で、日本に訪れた海外からの観光客は、富士山が観光ルートに入っているほど、人気のある山です。
世界文化遺産の対象は、富士山を中心に約7万ヘクタールで、富士五湖や浅間神社などが登録の対象になりました。
一部での地域が、対象から外れたことは残念ですが、それでも、富士山が登録される事になれば、誰しもが喜ぶニュースになるはずです。
これにより、市場の反応ですが、ゴールデンウィーク中の平日にもかかわらず、富士山に関連する銘柄として“富士急行”は、5月1日の9時20分過ぎにストップ高の1,065円で始まり、前場終了時点でもストップ高となっています。
個人的にも、富士山へ行った時は、“富士急行”を利用したので、世界遺産ともなれば、多くの観光客が利用することは確実で、これに伴って、売り上げが伸びる地域が見えてきそうです。
但し、“世界遺産”になったからだけでは、直ぐに、大きな利益にはなりませんが、これをきっかけに、“プラスアルファ”の要素を加えることで大きな利益になるはずです。
富士山が正式に世界文化遺産に登録されるのは、今年9月にカンボジアで開催される世界遺産委員会で決定されます。
この富士山が世界遺産へと言うニュースは、全国各地に大きなニュースとなって報じられますが、話題となるニュースや、今後話題になるだろうと思われるニュースを、いち早くキャッチし、市場へ関心を持つことで、多少の利益を得る事が出来るはずです。
何気ないニュースから経済が見えてくると、日本が進んでいる方向性が見えてくるのです。
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