長かった・・・、ようであっという間だった。
今日は3ヶ月半の検診の日
角度は、+5°←普通の人だと大体+15°位曲がる。
まだ、階段の下りは怪しいし当然走れません。
でも、先生曰く「俺は体が固いから同じ様なもんだよ。」とのこと。
もう通常通りの生活をして、復帰に向けて精進するようにとのことでした。
私はこの主治医と出会えたことが、今年最大の幸運と思っています。
↑凄く不幸な一年でしたが・・・
この先生、最初はすっごく嫌な奴だと思ってたんです。
当時やけっぱちだった私をよく言えば窘めてくれていたのでしょうが、これだからダメだ、とか当時タバコを吸っていたのですが、大人になってもまだ身体に悪いものの区別もつかないの?とか言われて、冷たい感じがしてたんです。
だって、落ち込んで今にも泣きそうな女の子目の前に、そんなこと言わなくてもと思いました。
ところがどっこい
手術が開始して私のアキレス腱を見てから彼の態度は一変しました
私のアキレス腱はただ縫合すれば済むような状態ではなく、もうズタズタのボロボロで出来れば遠慮したい様な状態だったようです。
術後の家族説明も「う〜ん。。。」の一言。
目が覚めた私への開口一番は「ごめんね。」でした。
結局、1週間の入院は2ヶ月に延びました。
↑車椅子で2ヶ月も過ごしたのは初めてです
この時先生は私が何処まで治るか自信がなかったようです。
↑良くなってから聞きだしました、じゃなきゃ不安でしょうがありません。
日に日に延びる入院に嫌気が差し、病院の玄関で空ばかり眺める毎日でした。
そんな時、ふと通りかかった先生が、私に人生最高とも言える素敵な言葉をくれました。
「人生には、自分がどんなにがんばっても、どんなに力があっても回避できない不条理なことが必ず起こる。
それが起こってしまったら甘んじて受けるしかないんだ。
君は今まで人生突っ走ってきたようだけど、立ち止まって休みなさいっていう天からか何かからの啓示だよ。
こんなところで何も出来ずにいるのは本当に辛いことだと思うけど、必ず治してあげるからがんばって。」
私にとって最高の激励でした。
「不条理なこと」には勝てません。
いつ起こるかもわかりませんが、甘受せざるを得ません。
今回の出来事で、また一つ大きくなったような気がするんです。
辛いことを一つ知ることで、優しくなれるような気がしました。
心が立ち直ったのもこの先生あってだと思っています。