↑窓に衝突↑したのは、この子ではありません。
念のため。
本日たまたま「事故直前とほぼ同じ場所」に「同じような状態」で止まっていたので撮影したんです。
あの日も、ほぼ写真と同じような場所に「外を見る向き」 (写真と同じ向き) で止まっていました。
回りには他に5羽の子達がいました。
そして誰かのピーーーーーッという警戒鳴きと共に一斉に全員が飛び立ち、そして写真右に見える窓から室内に逃げ込んで言ったのです。
今日のこの写真では「窓が全開」ですが、その日は「半分しか開いていない」状態でした。
窓を背にする状態で止まっていますから、ビックリして飛びたった瞬間に「窓は見えていない」状態です。
そしてソレは他の子達も同じ事です。
この止まり木から窓に張った網までの距離は75〜80センチほどしかありませんから、飛び立った子達は「飛び立つと同時に180度急旋回して窓に逃げ込んでいく」のです。
そうでなけければ、相当な瞬発力で飛び立つのですから網に引っ掛かってしまいます。
そしてパニック状態で飛び立つにも関らず、全員が「窓の位置」をシッカリ把握しているからこそ、相当なスピードで部屋に逃げ込む事が出来るのです。
写真の赤線のようなルートを辿った"るてぃ"は、他の子達と同様「飛び立った次の瞬間には、部屋に逃げ込めたはず」でした。
ところがこの日は「半分しか開いてなかった窓」に衝突してしまったのです。
(たぶん×の辺りに衝突したと思われます)
ベランダ枠があるためこれ以上引いた写真が撮れなかったのですが、実は窓枠の上からベランダ天井までの高さも80センチ近くあり、ですからオカメズは瞬間的に天井付近の高さまで飛びあがります。
そしてそのままでは「窓の上の壁」に激突してしまいますから、急旋回と共に急降下をしながら窓の中に飛び込んで行きます。
つまりルートの赤線は、本当はもっと上まで上がり、カーブはもっと急なものになります。
そういう高さ的な位置関係もシッカリ把握出来ているのですから本当に凄いなぁと思います。
オカメインコはオーストラリアで最速の鳥と言われるとおり、飛ぶ瞬間の瞬発力も強いですしスピードもあります。
そのオカメインコがパニックで大慌てで逃げる時のスピード・・・・・そしてベランダの狭さを考慮すると、本当に一瞬の判断と向きの調整が出来なければ全員が壁に激突する事になります。
自分のいる位置と窓の位置関係を「完全に・完璧に・ほんの少しの狂いもなく」把握しているからこそ出来る技だと思います。
しかもこの日は「窓が半分しか開いてなかった」のですから、他の5羽が「わずかな隙間から瞬間的に部屋に逃げ込んだ」のは本当に凄いことだと改めて思いました。
掛川花鳥園の「蓮池」の回りでは、コガネメキシコインコの大群が自由に飛んでいるのですが、上空の高い所を集団で移動する子達がいる一方で、池の回りの小道 (人間の通路) を、沢山の人々が歩いているその足の間を潜り抜けるようにして猛スピードで飛ぶ子がいます。
私の膝の高さ辺りを、本当に沢山の人達の足を起用にスイスイ避けながら、でも猛スピードで飛んでいく姿に驚きました。
本当にビューーーーーンッって感じで飛んでいくんです。
ですがオカメインコにも、案外そういう能力が備わっている気がします。
この事件「他の人の参考にはならないかも」と思っていましたが、こんな風に「室内の位置関係」を記憶しているオカメインコですから、家具の配置換え等を行った際には「誤って何かに衝突」したりする可能性を示していると思われます。
飛び立つ瞬間に「自分から見えない場所」でも、シッカリ目標とルートを決めて飛んで行くと思われ、なので「予期せぬ障害物」が突然現れるとぶつかってしまうかもしれません。
ただパニックでない精神状態の時には、その回避能力も素晴らしい・・・・・と私は思います。
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◆オカメインコの種類その4・・・シナモンパールパイド
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