↑事件直後↑の"かりん"です。
この表情と姿を見れば、たぶんこの子を始めて見る方でも驚くと思います。
この子先住6羽の中では最年少の、まだ3歳にもならない子です。
それなのに随分老けた顔つきで、身体も顔も極限まで細くなってボーーーーッと中空を見つめています。
この子の体重は110gもあるんですよ。
とてもそんな風に見えないと思います。
何度名前を呼んでも、この状態から暫く復活出来ませんでした。
ソレは放鳥時に突然起こりました。
背後からギャギャギャギャーーーーーーッッという激しい叫び声。
驚いて振り返ると、ケージで"かりん"が不自然な格好でバタついていたのです。
ソレは私がケージに取り付けた玩具でした。
プラスチック製の鎖をケージに玩具としてぶら下げていました。
その鎖はヤットコで簡単に切れ目を入れる事が出来るので、その切れ目をケージの網に引っ掛けて吊るしていたのです。
オカメズには比較的好評で、カジカジしたり足を使って掴んだりして遊んでいました。
ですが"かりん"は、その切れ目を見つけて、どうやらその切れ目の所をカジカジしている内に嘴を挟んでしまったようです。
暴れた為に余計変な風に嘴が鎖の間に入り込む形になってしまっており、飛んで逃げようとバサバサもがいていたのです。
私は慌てて"かりん"を抱きかかえて身体を支えながら鎖から嘴を外しましたが、下の嘴が丁度鎖のUの所に挟まってしまう形となっており、外しながらも暴れるので嘴が取れてしまうんではないかと怖かったです。
慎重に慎重に下嘴をUの間から外し、そして上嘴を切れ目から抜いて・・・・・
まさかこんな事になるなんて・・・・・
完全に私の不注意でした。
私は他所の子が「玩具の鈴に嘴を挟んでしまう事故」を何度も聞いていたのに・・・
その鳥さんが、オカメインコより嘴が強く大きく、性格ももっとラテン系の乗りで玩具で遊ぶのが大好きで、遊び方もオカメインコより激しい鳥さんだったので「ソレは特別」と思って油断していたのです。
どんなに情報を集めても知っても、ソレを役立てる事が出来なければ全く無意味なのに・・・・・
幸い今は"かりん"もショック状態から抜けて新聞もぐりを再開していますが、本当に大事に至らなくて良かった。
こんな事で一生残る障害を持たせてしまったり、死なせてしまったのでは後悔しきれません。
そんな訳で鎖はすぐさま切れ目を大きく広げました。
これなら決して挟まる事はないでしょう。
その代わり簡単にケージから外されてしまうようになるでしょうが、ソレは私がその都度拾って掛け直せば済む事ですから・・・・・
↑こんな風↑になりました。
最初のは切り方も悪かったようです。
切れ目が分かる感じですし、オカメズならソコを見つけたら「ソコを重点的に齧りたい」と思うのが当然でした。
我が家では、年に1〜2回の頻度で「予期せぬ事故」が起こります。
それは「とても確率の高い頻度」だと思います。
どういういきさつでそんな風になったのか全く分からないけど、ケージの網に羽根が引っ掛かってしまったり、照明のスイッチの紐に羽根を絡めてしまったり・・・
その都度「対策出来る事」に関しては対策を施していますが、ケージの網に引っ掛かった・・・・・等と言うのは、正直「何をどうすれば良いのか分からない」です。
結局「もう一度そういう事があったら、すぐに自分で助け、そして原因を考える」しかありません。
自分で対策出来る事は全てしておかなければ、本当に後の後悔が大きい事になりますから、対策しようのない事故は本当に怖いです。
こういう事が起こるたびに「もっとシッカリ、目を放さないようにしなくては」と思うのですが、毎日毎日の繰り返しの中で徐々に危機感が薄れて行ってしまうのです。
本当に駄目ですね。
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