よく、新しい子をお迎えしたら「全ての面で先住の子を優先させる」って言いますよね。
鳥は「自分のいる高さで優劣を判断するので、人間の目線より下に置かなければならない」とかも言いますよね。
私は初期の頃、かなり忠実にコレを守っていました。
初期の頃・・・とか、かなり・・・とか言うのは「守っていないこと」もあったためです。
以前の我が家は、カーテンレールや棚の上に止まれないようダンボールやビニールシートで囲ったりしていましたが・・・・・
頭の上に止まる事も禁止していましたが、肩の上はOKとしてきました。
それにケージの高さを「人間が座ったときの目線より低くする」と言うのが無理だったのです。
先住3羽は「ほぼ同時のお迎え」でしたから「対等」でしたし・・・
その後、大型鳥にはそういう傾向が見られるのだそうですが (目線の高さで優劣を判断して、常に自分の方が高い位置にいると人間を見下して攻撃性が高まる) オカメインコでは「心配要らないのでは少なくとも我が家では大丈夫そうだ」と思うようになったのです。
なので現在ではカーテンレールの上も箪笥の上も止まれるようになっていますし、放鳥時等私が床に寝そべって相手をしている事さえあります。
オカメインコの群れの中で「本当に順位が存在するのか」というのをずっと観察して来ました。
先住3羽より半年遅れでお迎えしたメス2羽は、やはりオスより立場が弱いというのを感じていましたが、一番最後にお迎えしたオスの"かりん"は全く先住三羽に動じる事もなく過ごしていたので「メスだから弱いだけかも」と思っていたのでした。
雛達が育つのを観察している間に気がついた事なのですが、我が家は6羽の群れ・・・とずっと思ってきましたが、やはりその中にも「仲の良いグループ」が存在し、おそらく"ぷらら"と"かりん"は仲間はずれのような感じだったのかもしれません。
そしてその二羽がペアになったのかも・・・と今では思っています。
雛が大きくなってきて我が家は12羽の群れとなったわけですが、ソレを見ていて始めて「群れの中の小集団」の存在に気がついた私です。
我が家で一番順位が上なのは当然先住オス三羽ですが、本当に雛達が「先住の子達を立場が上として認識しているのか」が一番気になっていた事です。
勿論最初は親鳥たちに群がって甘えて過ごし、今では独自に過ごしていますが、ある程度独立してからも「先住の子達に遠慮する」様子は全く見られませんでした。
むしろ先住の子達の方が遠慮しているようにさえ見えました。
コレを見た私は、以前日記に書いたように「オカメインコは、独身オスも雛に対して寛容だ」と感じていたのです。
先住の子達をナデナデしていても平気で割り込んでくるし、そして先住の子を追い払ってしまう事も多々有り・・・
先住の子の方が「弱い」と言うのではなく、先住の子達が「本気で相手をせずに手加減しつつ引き下がっている」と感じられていたのです。
雛ピーズオス二羽を独身オスケージに引越しさせてから、私はその「寝る場所」を毎日確認しています。
一番人気の場所に誰が寝ているか。
より高い場所に誰が寝ているか。
確かに人気の有る場所は先住の独身オス二羽が寝ている事が多いですが、雛が寝ている事も有ります。
たぶん「早い者勝ち」なんじゃないか・・・・・と・・・・・
最近時々独身オス二羽が先にケージに戻って睡眠モードに入るのは、もしかしたら「場所取り」が関係しているのかもしれません。
ところがこの数週間の間に気がついた事があります。
雛ピーズオス二羽は、以前雛ピーズ6羽で暮らしていた頃、放鳥時に私が扉の所に行くと1〜3位を争って (もう一羽はメスの"きらり"です) 扉に突進し、我先にと出ようとしていた子達です。
そういう行動が激しかった子達です。
ですが独身オスケージに転居してからは出る順番は決まっています。
一番最初が"りゆ"で、次に"ぴんきぃ"です。
この順番は他のオス2羽がペアのメスと同居のためオスケージから別居し、二羽で暮らすようになってからずっと続いている習慣で、今後も変わる事はありません。
まあ、たまに逆になる事もあるんですが、基本的に一番最初が"りゆ"です。
(我先にと出て来るわけではなく、扉を開けて呼ぶと出てくるという感じで、扉の近くまで来たら私が手でお迎えに行くのです。だから順番が守れるのです)
先住独身オス二羽の後雛ピーズオス二羽はどちらが先でも・・・という感じです。
ところが、この子達も扉に突進して来なくなったのです。
扉に突進して来ても、そうすると私が別の扉から先住の子達を先に出すというのを覚えたのかもしれません。
逆に言えば、扉の近くまで来ても、先住二羽が出るまでソコで待機して待っているのです。
自分達の順番が来るのを・・・
二羽が出ると扉まで駆け寄って来ます。
そして我先に出ようとします。
本当に「待機して待っている」んですよ。
コレは絶対に「私の気のせいではない」と自信があります。
でも出てしまえばナデナデに割り込んでくるし、寝るときも雛ピーズの方が高い場所で寝ていて、先住二羽は「他にも高い寝場所」が沢山有るにも拘らず止まり木で寝ていたり・・・
勿論高い場所の方が安全 (たぶんオカメ自身が安心できるのでしょう) だし「良い場所」なのだろうと思うのですが、見ている限りでは「高さで順位を判断する」事は無さそうな気がしています。
親鳥4羽は、我が家のケージの中で「一番下」に居住しています。
他のケージに餌を食べに入ったりする事は有りますが、決して「優位なケージ」を乗っ取ろうとはしません。
むしろ疲れたら勝手に自分達のケージに戻っていくのですから「そこが自分の家」「ソコが安心出来る場所」と認識しているのだろうと思われ、決して「位置が低いから自分達の立場が下」という意識は無いと思われます。
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