それは昨晩、放鳥終了後の事でした。
背後から聞こえる「キュキュキュキュキュ」の声。
もしやっ・・・
おそるおそるケージを覗きこむと、ソコには交尾をしている"ぷらら"と"かりん"の姿が・・・
勿論巣箱を設置した事で発情が始まる可能性はかなり高いと思っていました。
昨晩ブログを書いた時には、"かりん"の巣作り行動は始まったものの、まだ迷いが有りました。
"ぷらら"の発情が全く感じられなかったので・・・
でも交尾が始まってしまったのですから、私も腹を括る事にしました。
ただコチラのペアは、まだ産卵までには2週間以上掛かると思われます。
既に巣箱を設置して5日目になりますが、やはり元々待ち構えていた"ひかる"&"りぼん"ペアと比較すると過程は長いと思います。
巣箱がどんな感じかと言うと↓あまり進んでいない↓ですし・・・
やはり、元々"かりん"は不器用なんですよね。
実は昨年は全く同じ日に巣箱を設置し、産卵は"ぷらら"の方が1日早かったんですが、巣床の出来具合と言ったらもう・・・("かりん"には申し訳ないけど・・・
"ひかる"の半分も出来ていなかったんじゃないかと・・・
まぁチョコチョコ頑張ってはいるようですが・・・
今日は朝の放鳥前に"りぼん"が出て来ました。
私は毎日恒例となった朝の授乳をケージの正面でしていました。
すると突然「ぴーーーっぴーーーっ」という甲高い声が・・・
顔を上げると"りぼん"がケージの扉に張り付いていました。
一旦授乳を中断し、慌てて体重計をセットすると、ケージの扉を開けて"りぼん"を待っててスタンドへ連れて行きました。
"りぼん"の体重を確認し、待っててスタンドでの爆撃を確認出来たので、すぐに授乳再開しました。
"りぼん"だけが出たのを知ったメンバー達は「出して出してコール」が激しくなりましたが、「待っててね〜〜っ」と声を掛けて授乳に集中。
すると"りぼん"が間近まで寄って来て、とても心配そうに覗き込みます。
まるで自分の雛を盗られたとでも思っているかの様に不安げに寄ってくるんです。
なので「"りぼん"chanの子じゃないのよぉ、"りぼん"chanの子はまだ産まれてないでしょう〜」と言いながら"りりあ"を見せてあげると安心したようで、私の足に止まったまま羽づくろいを始めました。
その後も授乳の間中ずっと"りりあ"の間近で待機していて離れませんでした。
"りりあ"の授乳を終えると、早速他の子達の放鳥時間です。
まず"りぼん"の爆撃の後始末をして他の子達の体重を量る準備を・・・
あれ
なんか少なくないですか
いつもより早い時間に出て来たから、まだそんなに溜まっていなかったのかしら
大して気にせず放鳥開始。
そして早速ケージの掃除を・・・
あれっ
ケージの隅に大きな糞が落ちています。
見てすぐ分かる通り"りぼん"の物に間違いありません。
そうかぁ、ゴメンネ・・・出してあげるの間に合わなかったんだね。
よくよく見るとケージ内の糞の方が大きい物でした。
もう少し早く気が付いてあげられれば良かったね。
でも全部出さないで我慢してたんだね。
本当に偉いね。
すぐに綺麗にしてあげるからね。
なんだか"りぼん"に、ものすごく申し訳ない気持ちで一杯になりました。
巣引きの最中はケージの掃除をしないのが原則で一般的だと思います。
特に荒鳥の場合には、ケージの掃除をする事で抱卵放棄・育雛放棄をしてしまう事も多々有るようです。
我が家では、不思議とどちらのペアもケージの掃除には全く抵抗しません・・・と言うか、全く無視というか無関心と言うか・・・
毎日している事だから、自然と「一日のリズム」として捉えているのかもしれません。
私がケージに手を入れたのに気付き慌てて巣箱から出て来ても、新聞紙を丸めているのを見ると「なんだぁ、掃除かよ、脅かすなよ」とでも言いたげに巣箱に戻っていきます。
餌交換や水交換では決死の覚悟が必要なんですが (巣箱から飛び出してきて襲われる) ケージ内の新聞紙を交換し、ケージ内に掃除機を掛けている間は全く無関心で巣箱から出て来ません。
昨年もずっと毎日掃除は続けていたんですが、父母の二度の葬儀の前後1週間ほどは掃除も出来ず、むしろソレがストレスになってしまったようです。
"りぼん"はおそらくケージ内で糞を落としてしまった事をとてもショックに感じていた事と思います。
だって今まであんなに綺麗にケージ内を保ってきていたのですから。
なのですぐに綺麗にしてあげました。
さて、掃除も終了して最後に残された作業は、危険を伴う水交換・餌交換です。
まず巣箱の入口から一番遠い青菜の設置。
無事終了。
巣箱の入口から遠い餌箱の餌交換。
無事終了。
水浴び用の水交換。
無事終了。
巣箱の入口脇の餌確認。
交換不要。
最後に残った、巣箱の入口脇の飲み水交換。
無事に容器を取り外したものの、案の定巣箱からものすごい形相で"ひかる"が飛び出してきたっ。
そう、今日は"りぼん"ではなく"ひかる"相手なのです。
とても危険なのです。
水交換して戻ってきたのだけど、まだ"ひかる"が入口に陣取っている・・・
やむなく他の子達の水を先に設置。
それでもまだ巣箱に戻らず警戒態勢全開で待ち受けているっ。
諦めて設置に踏み切る・・・
あ゛あ゛ーーーーーーっ
痛かったです、しかも設置し終えて手を引っ込めても、手に乗ったまま付いて来て噛みついてるっ。
するとそのまま外に出て来てしまいました。
外に出て来るとコロッと人柄 (鳥柄) 変わるのよねっ。
肩の上でピーチクパーチクお喋り全開。
その差は一体なんなのよっ。
しかしっ、予期せず出てしまった"ひかる"だったので、"りぼん"もまだすぐに巣箱に戻らず・・・
お陰様でやっと↓卵の写真↓が撮れましたぁ。
そんな隅っこに置いておいて良いんですか
私を警戒して奥に置いているんでしょうか
でもシッカリ3個並んでいますね。
さて、チョット気を抜いていたらやられてしまいましたぁ。
"ひかる"chan、君もですかっ
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