「ザ・オカメインコ」にも、躾けの事が少し書かれていますが、それ以外に主に大型インコをメインにした飼育本の中には、幾つか「しつけ」に関する本が有ります。
良く言われるのが、良い事をしたらとにかく大げさに褒めるという事です。
ソレを見て「本当かよ」って思っている人も多いと思います。
実は私も、ソレは大型なら通用するかもしれないけど、本当にオカメインコでも通用するのって思っていたりします。
でもね、今日フッと気が付いたんです。
そういえば私、メスの子達に向かって褒める事をしてないなぁ・・・と・・・
オスだけ褒めているって訳では無いんです。
例えばオスの場合お喋りをしますが、うちの子達の一番多く喋る言葉は「ひかるchan駄目でしょ」なんです。
最近はお喋りが少なくなりましたが、それでも時々喋りだすと、私はお相手をします。
オ「ひかるchan駄目でしょ」
私「(喋ったこの名前を呼んで)○○chan、良い子ね」
オ「ひかるchan駄目でしょ」
私「○○chan、おりこぉ」
オ「ひかるchan駄目でしょ」
私「○○chan、可愛いねっ」
オ「ひかるchan駄目でしょ」
私「○○chan、上手だね」
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こんな感じです。
一羽が喋りだすと、おそらく自分も相手をしてもらおうと思うのか次々とオス達が喋り始めます。
ソレを受けて、ソレゾレの子達に「○○chan、良い子ね・可愛いね・おりこうだね・上手だね」と言葉を返します。
益々お喋りが続きます。
褒めているのでは有りませんが、喋るなら褒め言葉を喋って欲しいと言う思いもあり、そういう言葉が出るのです。
ですが、メスの子達に向かって褒め言葉を掛けた事があっただろうかと思いました。
おそらく殆ど有りません。
"ぷらら"は相方にベッタリの子で、"りぼん"は一番手乗り度が低い子です。
相方は"ぷらら"が可愛くて仕方ないので、いつもいつも「"ぷらら"chanは本当に可愛いね」って声を掛けています。
「お顔が可愛いね」
「目が可愛いね」
「こんなにくっついてくれると、可愛くて仕方ないね」
「優しい顔してるね」
「一番可愛い顔してるね」
「顔の回りのプクッとした羽根が可愛いね」
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こんな調子です。
"ぷらら"が相方にベッタリなのは、そのせいかも
今迄は、私の所はオス達に占領されていて入り込めないから相方の所に行くんだ・・・と思っていたのですが・・・
或いは「メスだから男の人の方が良いのかしら」なんて思っていたのですが、実は「褒め言葉」が関係しているのかもしれない・・・なんて、突然思いついたのです。
そういえば"りぼん"は誰にも褒められていないかも・・・って思いました。
相方は「この子は何でこんなに人を避けるのかねぇ」って言いますし ("りぼん"は、最近は私に来るようになりましたが、未だに相方から逃げています) 私は「そんな事ないよ、最近は随分馴れて来ているよ」と言いますが、"りぼん"に向かって「可愛いね」とか「綺麗だね」とか「良い子だね」って言った事がない様な気がします。
他の子に追い出されたりすると「"りぼん"chanを虐めちゃ駄目でしょ」って言いますが・・・だから「他の子と同様に可愛がっている」つもりでいましたが、直接褒めるのとは全然違うと気が付きました。
ひょっとして"りぼん"の手乗り度が低いのは、ちゃんと褒めて育ててあげなかったからかも・・・
なんだか、すごく申し訳ない気持ちになりました。
そんな訳で、明日から"りぼん"を褒めよう大作戦を展開しようと思っています。
一羽飼いの皆さんは、きっと「その子だけ」に沢山の愛情を注ぐ事が出来ているでしょう。
でも私は「他の子達と同様・同等に可愛い」と思っていても、実は行動に現れていなかったのだと気が付きました。
皆さんも沢山褒めてあげてくださいね。
きっと想いが通じると思います。
★今後の掲載予定★
◆鳥の感染症PBFD・オウム病等【その2】−−−近日予定
◆「コンパニオンバードNo.5」の感想−−−近日予定
◆オカメインコの種類その4・・・シナモンパールパイド
◆オカメインコの種類その5・・・ルチノーシナモンパール
◆オカメインコの種類その6・・・WFシナモンパイド
◆オカメインコの種類その7・・・WFルチノーシナモン
◆オカメインコの種類その8・・・珍しい種類
◆「インコをよい子にしつける本」の感想
◆挿餌の与え方〜一人餌になるまで−−−秋雛が出始める頃までに掲載予定
◆使って良かった鳥用品紹介 【その2】−−−近日予定
◆失敗した鳥用品紹介【その1】−−−近日予定
◆シードの洗浄実験−−−暖かくなったら行う予定です。