オカメインコの寿命が、私が思っていたより長かったのが、私がオカメインコを始めて迎え入れる時の決定打でした。
ソレまでの私は、小動物同様、身体の小さな鳥は寿命が短いと思い込んでいたのです。
一番最初はペットショップで「10年位」と聞きました。
その後様々な飼育本で見ると本当に色々違うのですが、大体平均は10〜15年と言う記載が多かった様に思います。
ですが今は、15〜20年と言う説が有力な様で、私も随分長生きの子の話を聞きました。
今年29才で亡くなった子の話とか、25年以上生きていると言う話も時々ではありますが見かける事が有ります。
噂では30年以上生きている子もいるのだとか。
是非我が家の子達も長生きしてもらいたいと思います。
私がオカメを飼い始めた頃の事ですが、野生より飼育されている子の方が寿命が短いというのを聞いて「そんなの嘘だろ」って思いました。
だってどう考えたって、厳しい自然の中より飼い鳥の方が寿命が短いなんて、理屈に合わないじゃないですか。
ストレスが多いから・・・って理由でしたが、私は納得出来ませんでした。
ですが、人間の食べ物を与えたりする事による寿命低下は、実際あったのかもしれません。
現在ではそういう事をする人は殆ど居ないと思いますが、今でも「可愛いから・喜ぶから」という理由で与えている『困った人』も存在するようです。
最近では飼育本が充実してきたり、鳥専門医が増えてきた事により、飼育環境は随分改善してきているでしょうし、食事の栄養バランスも良くなって来ているでしょうし、病気になったら病院に行くって事が少しずつ広まりつつあると思います。
こういう些細な事が少しずつ積み重なって寿命が伸びつつあるのではと思います。
雛の時には注意が必要だけど、最初の冬を越えると丈夫な鳥と言われているオカメインコは、地域によっては外で飼っている方もいるようです。
身体を強くするためにも、ある程度の寒さには馴れさせた方が良いとも聞きます。
ただこの辺は「本当かな」と疑問に思う部分だったりします。
人間とは比較できないかもしれませんが、健康な身体の人が長生きとは限らないですよね。
身体を鍛えているスポーツ選手などは長生きしそうに感じますが、身体の酷使が原因か長寿の話をあまり聞きません。
そして世界的にも、寒い地域より暖かい地域の方が寿命が高い傾向にあるのは周知の事実と思います。
これ等を考えると、一生をのんびりと・ゆったりした気持ちで暖かい地域で過ごす事は、精神的な面・肉体的な面でも長寿の秘訣なのかもしれません。
だから・・・とは言えませんが、やはり極端に寒くならない程度の暮らし方をさせてあげた方が長生き出来るんじゃないかなんて考えたわけです。
勿論この結論は出せないと思いますが・・・
寿命には「個々の持つ力」が大きく関わっているでしょうし、単に寒いから・暖かいからってだけでなく、他の生活環境(餌等)も大きく関わっているでしょう。
鳥を診れる病院の有無も大きいと思います。
うちの子達が何歳まで生きてくれるか分かりませんが、とりあえず目標は20年で行きたいと思っています。
その為には、常に新しい情報を取り入れられる事が大切だと思います。
そして現在の飼育に拘る事無く、駄目と言われれば即刻替えられる柔軟さも必要だと思います。
誰もがソレゾレの飼育をしていて、ソコに辿り着くまでには、色々悩んだり迷ったり調べたり教えてもらったりと試行錯誤をしていると思います。
たった3年弱の間に平均寿命の通説さえ変わっているのですから、今後もありとあらゆる説が飛び交う事と思います。
その度毎に自分で考え判断できるようでありたいと思います。
そして他の飼育方針も頭ごなしに否定するのではなく、自分なりに受け止めて考えられるようでありたいと思います。
オカメインコの寿命、もっともっと長くな〜〜〜〜れっ。
★今後の掲載予定★
◆鳥の感染症PBFD・オウム病等【その2】−−−近日予定
◆「コンパニオンバードNo.5」の感想−−−近日予定
◆オカメインコの種類その3・・・パイド
◆オカメインコの種類その4・・・シナモンパールパイド
◆オカメインコの種類その5・・・ルチノーシナモンパール
◆オカメインコの種類その6・・・WFシナモンパイド
◆オカメインコの種類その7・・・WFルチノーシナモン
◆オカメインコの種類その8・・・珍しい種類
◆「インコをよい子にしつける本」の感想
◆挿餌の与え方〜一人餌になるまで−−−秋雛が出始める頃までに掲載予定
◆使って良かった鳥用品紹介 【その2】−−−近日予定
◆失敗した鳥用品紹介【その1】−−−近日予定
◆シードの洗浄実験−−−暖かくなったら行う予定です。