おとといは、朝から雨が土砂降りでした。
前日まで熱を出して寝込んでいた私は、7時過ぎにゆっくり起床。
8時近くになって、ようやく鳥達を起こしてケージの掃除に取り掛かりました。
ほどなく旦那様も起きてきて、ワンコのトイレのお世話。
天気がよければ散歩に出掛けるのですが、
雨の時はカーポートの下でトイレを済ませます。
私が底のトレーを洗い始めると、肩に乗っていたモモは水遊びしたくて下りてきました。
蛇口から出る水を飲んだり、羽根を広げて濡らしたり・・・
なんだかハイになったモモは、突然バサバサを羽根を広げたかと思うと
飛び立ち、洗面所からリビング、そして玄関へと飛んでいってしまったんです。
ちょうど、旦那様がエリーを外から入れた時(だったと思います)
ドアが開いている所から、モモは外へ飛び出しました。
「モモが外に出た!」
この声で慌てて飛び出しましたが、もうモモの姿はありません。
旦那様も玄関にいた為、どの方向に飛んだか分からなかったようです。
注意報が大雨洪水警報に切り替わる程の暴風雨の中、
モモはいなくなってしまいました。
我が家の裏は山、カラスやノラネコもたくさんいます。
やぶの中を中心に、家族4人で必死に探しました。
次男クンは歩いている間に、突風にカサの骨が折られてしまいました。
「これがけ雨が強いのだから、そう遠くへは行かないだろう。
でも、この風の中、一度飛び立てばどこへ飛ばされるか・・・」
いろんな事が頭の中をグルグル駆け巡りながら、
それでも、名前を呼んでは、「ピーッ」と答えてくれる事を期待して探しました。
でも、雨と風の音で何も聞こえないんです。
時間は既に10時を廻っていました。
家のすぐ上の裏山を探していると、さっきまで探しに出ていた旦那様が家の中にいるのが見えました。
モモが見つかって、ケージに戻されていました。
頭にちょっと擦り傷がありましたが、
他に変わった様子もなく無事でした。
2件先のお隣の車の下にいたそうです。
覗いて見つけた旦那様は、手を伸ばして
「モモ!モモ!」と呼んだそうですが、
寄ってくるどころか、飛んで逃げてしまったそうです。
追いかけて、電線に止まったのでどうしようかと思っていたら
強風が吹いて飛ばされて落ちたところを捕獲したということです。
暴風雨でなかったら、モモは車の下から出てどこかへ飛んでいってしまったのでしょう。
本当に、奇跡に近い幸運でした。
常々迷子にならないように、気を遣っていたつもりでしたが
ほんのちょっとの事で事故は起きるものだと痛感しました。
今はただ、モモが無事に傍にいる事に感謝です。
みなさんも、どうぞ今一度、気を引き締めて頂けたらと思います。
追記:モモがいなくなった時、ケージに戻したぷらむを見て次男クンが
「ぷらがブルブル震えてるよー!」と言ってきました。
雨は降っていても、気温は20℃以上あったので、寒いはずはありません。
きっと、事態の深刻さを感じ取ったのでしょうね。
このコ達の感情の奥深さを感じました。
本当に恐ろしい体験でした