ふさ子の鳥好きは父からの遺伝であると思う。
幼少の頃から、家に鳥の居ない時期はなかった。
今まで何羽もの鳥さま達と楽しい時間を過ごし、そして悲しい別れも経験した。
大旦那さまの主治医であるK先生は大変頼りにしている。
とても丁寧に診てくださり、くどいほど説明もしてくださる。
スタッフの方もみんな気さくで話しやすい。
自宅が病院と一緒のため、夜間でも嫌な顔一つせず診てくださる。
予約制ではないため夕方あたりはかなり混みあうが、待合で他の人たちとお話しするのも楽しい。
K先生に出会う前のS先生も素晴らしい獣医師だった。
S先生ご自身も鳥が好きで、まだ獣医師になる前自分の飼っていた鳥が病気になった時、鳥を診れる獣医師が少ない事に驚き、それなら自分が鳥を診れる獣医になろうと思ったそうだ。
S先生やK先生に出会うまで、ひどい獣医に巡り合ってしまった事もある。
重い内容なので追記にしておきます。
8年前、うちにオカメインコが来てくれました。
とても元気で可愛く人懐こい子だったのに、ある朝起きてみるとぐったりと動かなくなっていたのです。
当時鳥を診てくれる病院は少なく、数少ない「犬・猫・小鳥」と看板を掲げていた病院に連れて行きました。事前に電話で検査設備が整っているかを確認していたので、その時は何の疑問も持っていませんでした。
すがる思いで連れて行ったのにその獣医師は検査や触診すらすることなく、「風邪です」とだけ言って薬を渡してきました。
私は憤慨し、帰ったら別の病院に連れて行かなければと急いで運転していたのだが、帰りの車中で息を引き取りました。
私は泣きながらその動物病院に電話し、ここまで状態が悪いのに入院もさせず帰らせた事、何の検査もしなかった事、本当に風邪だと胸を張って言えるのかなどを詰問しました。するとその獣医師は、「うちには鳥の入院設備は無い」、「検査の必要は無いと思った」、「もしかしたら風邪じゃないかもしれない。でもそれは解剖すれば分かるので遺体を連れて来い」と言った。
ふざけるな。こんなやつに獣医師の看板を掲げる資格はない。
私は死んでしまった子に、あんな病院に連れて行ってしまった事を詫びました。
今だに悔やんでも悔やみきれません。
その1年後、縁あってメスのセキセイインコがうちにいらしてくれたのだが、この子はとてもカラダが弱かった。
その時にはS先生を存じ上げていたので、体調を崩すたびS先生のお世話になっていました。
そうしていると土曜日の夜、突然体調を崩してしまいました。
S先生に電話をすると奥様が出られ、先生は学会で東京に行っていて明日帰るとの事。
奥様は、「明日まで待ってもらうにも、お話を聞く限りでは良くない状態ですね。もう一人この近くで鳥を診れるお医者さんを知ってますし、電話されてみてはいかがですか?」と親切に言ってくださり、電話番号を教えてくれました。
私は急いで電話をして今の状態を話したましたが、「鳥でしょ?そんなのたいした事ないですよ。月曜に連れて来てください。」と、めんどくさそうにその獣医は言って一方的に電話を切ってしまった。
こいつにも獣医師の資格は無いと思う。
その時K先生のところに電話をしたら初めてにも関わらず、「外は寒いから暖かくしてすぐに連れて来てあげてください」とおっしゃってくださり、涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。
世の中にはたくさんの素晴らしい獣医さんがいると思う。少なくとも私は素晴らしい獣医師を二人知っています。
でも獣医師の中には動物の命を軽く見ていたり、金儲けに走ってしまっている者もいます。
私がブログを始めようと思ったきっかけの一つに、あるサイトとの出会いがありました。
微力ながら自分も力になりたいと思いましたので、ご存知のかたも多いと思うけどリンクを張っておきました。
私は命の重さを知らない獣医師は許せません。
今回文章ばかりの暗い内容で申し訳ありませんでした。